DJI ZENMUSE X7がApple ProRes RAWに対応
PR TIMES / 2018年4月6日 11時1分
ワークフローと画像品質が新しいファームウェアでさらに向上
民生用ドローンと空撮テクノロジーで世界をリードするDJIは、空撮用Super 35mmデジタルシネマカメラ「ZENMUSE X7」が最新のファームウェア更新により、Apple ProRes RAWに対応することを発表しました。これにより、Zenmuse X7のワークフローと映像品質がより強化され、さらに優れた性能を発揮します。Zenmuse X7のパワーと効率性が高まることで、プロの映像制作者向けに設計された世界初のSuper 35mmデジタルシネマカメラとしての役割を強化します。ファームウェア更新には以下が含まれます。
Apple ProRes RAWコーデックに対応:Inspire 2のRAWアクティべーションパッケージを持つユーザーは、更新料は発生しません。ProRes RAWは、ProResの卓越した性能に加えて、RAWファイルの高品質性とよりスムーズなワークフローを実現します。
14-Bitでの撮影:新たに搭載した14-bitでのRAW撮影モードにより、Zenmuse X7は、より少ないノイズでよりクリアにシーンを撮影できます。また、映像のシャドウとハイライトのディテールを鮮明に保持し、トーンと色のグラデーションも滑らかです。
より速く、より軽快なワークフロー:データ処理性能が強化され、 Zenmuse X7を使ったワークフローはより軽快になりました。ファイルシステムも改良され、幅広いOSに対応しています。
「DJIのZenmuse X7は、Apple ProRes RAWに対応する史上初の空撮カメラになりました。私たちは、この発表をできることを大変嬉しく思っています。本日発表のファームウェア更新によって、Zenmuse X7カメラとInspire 2はこれからも最も要求の厳しい空撮映像制作現場に対応する唯一無二のプラットフォームであり続けます。」とDJIのシニアプロダクトマネージャーのPaul Panは述べています。
[画像: https://prtimes.jp/i/15765/106/resize/d15765-106-344571-0.jpg ]
Apple ProRes RAWをサポート
Apple ProRes RAWは、ProResの卓越した性能に加えて、RAWファイルの高品質性とよりスムーズなワークフローを実現します。映像制作者は、カメラセンサーからのRAWデータを直接インポート、編集、グレーディングできるため、映像のシャドウとハイライトの調整に最大限の柔軟性を保ちながら、編集のスピードを落とす事はありません。RAWアクティベーションパッケージにより、ProRes RAWファイルは、Inspire 2/Zenmuse X7にネイティブで収録され、ポストプロダクションでは、Final Cut Pro Xにファイルを直接インポートできます。また、Pro Res RAWは、ファイルサイズを小さいままイメージクオリティを保てるので、映像制作者は安心して映像をアーカイブできます。
14-bitでの撮影
新しいファームウェアで、映像制作者は映像のシャドウとハイライトのディテールを鮮明に保持しながら、より少ないノイズ、より滑らかな色とトーンのグラデーションで、14-bitのCinemaDNGを6K 23.976 fpsで撮影することができます。ピクセル毎のビット深度が増大し、画質を全体的に向上したため、映像制作者はZenmuse X7を撮影現場で頼りになるカメラとして、たとえ照明環境が悪い場合でも高品質な映像を撮影することができます。
より早く軽快なワークフロー
軽快に動作するデータ処理システムにより、Zenmuse X7を撮影現場における価値あるツールとして簡単に実装できます。一般的に生成したファイルサイズは録画解像度と録画時間に比例します。これらの情報をより効率的に管理し処理するため、Zenmuse X7データシステムには、exFATファイルシステムを採用しました。この新しく追加したフォーマットにより、最大32GBの大容量録画を1つのファイルに保存することが可能になり、後処理の段階でより小さいファイルをマージする必要性が排除され、ワークフローが合理化されます。exFATフォーマットはデータ管理を向上させるだけでなく、mac OSとWindows OS間に幅広い互換性を提供します。
提供開始時期
一回目のファームウェア更新は、14-bitのCinemaDNG撮影に対応し、4月下旬に提供開始予定です。二回目のファームウェア更新は、Apple ProRes RAWとexFATファイルシステムに対応し、5月下旬に提供開始予定です。
どちらのファームウェアの更新も、DJI Assistant 2またはDJI GO 4モバイルアプリから無料でダウロードできますが、14-bit CinemaDNGとProRes RAWに関しては、CinemaDNG ライセンスをお持ちの方が対象となります。新しいファームウェアについての詳細な情報は、www.DJI.com/inspire-2/info#downloadsでご確認ください。
DJIについて
民生用ドローンと空撮技術で世界をリードするDJIは、リモート操縦できるマルチコプターの実現に情熱を注ぐスタッフにより創業、運営される、飛行制御技術と手ぶれ補正のエキスパートです。DJIは、プロ、アマチュアユーザーのために、革新的なドローンとカメラ技術を開発、製造しています。DJIは、世界中のクリエイターやイノベーターにとって、空撮技術とツールがより身近で使いやすく、安全になるよう取り組んでいます。現在、北米、ヨーロッパ、アジアに拠点を構え、世界100ヵ国を超えるユーザーが、映画制作、建設業界、災害対策や人命救助、農業、管理保全など多くの産業分野においてDJIの製品を愛用しています。
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