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インバウンド購買意欲指数(2024年第2四半期)の結果について

PR TIMES / 2024年8月9日 14時10分

~花見シーズンなどにより訪日需要が高まり、購買意欲はやや上昇~



三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:池田 雅一)と株式会社インジェスター(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:呉 希昌)は、全国の小売店を訪れる訪日外国人観光客の購買意欲について測定する指数「インバウンド購買意欲指数」の2024年第2四半期の結果を、下記のとおりまとめました。
今回は測定を開始した2019年第4四半期以降の指数の推移をレビューし、訪日外国人観光客の購買意欲の変化に影響を与えたトピックついて、時系列で整理しました。
◆ 2024年第2四半期の動向について
・現状水準DIは、前四半期差で+5ポイントの73とやや上昇した。
・現状判断DIは、前四半期差で+5ポイントの71とやや上昇した。
・先行き判断DIは、前四半期差で+1ポイントの72と横ばいであった。

◆ インバウンド購買意欲指数について
- 訪日外国人観光客によって生じる購買の動向を的確かつ迅速に把握し、関係分野における経営判断、景気判断等の参考資料とすることを目的として開発された指数です。
- 調査は毎月2回、月中と月末時点としており、アンケート回収期間はその後の1週間としています。
- 株式会社インジェスターが全国の小売店に派遣している販売員を調査対象とし、各店舗で取り扱われている全ての商品を調査対象品目としています。訪日外国人観光客による購買意欲の動向を敏感に察知できるよう、店頭で訪日外国人の接客を担当する者を調査客体としています。
- 主な調査事項は下記の3項目です。
- 訪日外国人観光客による購買意欲の水準に対する現状判断(水準)
- 前月と比較した訪日外国人観光客による購買意欲の方向性に対する現状判断(方向性)とその理由
- 訪日外国人観光客による購買意欲の先行きに対する先行き判断(方向性)とその理由
- 調査客体から収集した判断内容を下表のとおり点数化し、その平均値を最低0点から最大100点となる指数(Diffusion Index、DI)として示しています。そのため、この指数では50より大きいほど「購買意欲が強い」、小さいほど「購買意欲が弱い」と判断されていることになります。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20489/107/20489-107-a78cbbc505a489f524649cd0a3d559c3-1507x232.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


○インバウンド購買意欲指数値
<四半期系列>[※1]
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20489/107/20489-107-8afaba477929fe1303773c1c8af63d41-1327x250.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[※1] 四半期系列は、月次系列(四捨五入前)の単純平均を、四捨五入して整数値にしたもの。

<月次系列> [※2]
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20489/107/20489-107-50fabacee346cdb06e18f69cfd1ed16f-1327x615.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[※2] 月次系列は、原系列の単純平均を、四捨五入して整数値にしたもの。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20489/107/20489-107-761871f114d30b45f35a43495fe15072-1055x691.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



◆ これまでの指数の推移について

・WHOによるパンデミック宣言により指数は急降下
2019年12月以降は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、指数は3系列とも落ち込みました。2020年3月には現状水準DIが15、先行き判断DIが24と、それぞれ調査開始以降最低値となり、2020年4月には現状水準DIが最低値(13)を更新しました。
・東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開幕に向け指数は一時的に回復
入国制限や制限解除により指数は上下を繰り返し、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開幕した2021年7月には、指数は3系列とも50以上となりました。
・オミクロン株の感染拡大により指数は数か月にわたり落ち込むが、段階的な受け入れ再開により回復基調
2021年末のオミクロン株の感染拡大時は、再び水際対策が強化され、指数は数か月にわたって落ち込みましたが、2022年以降は段階的な外国人観光客受け入れ再開により、指数は上昇基調で推移し、2023年4月の水際対策終了時においては、3系列とも調査開始以降最高値となりました。
・先行き判断DIは期待感から現状判断DIを上回って推移
2020年2月以降は、ほぼ全ての時点で先行き判断DIが現状判断DIを上回っています。長引くコロナ禍で、購買意欲が「今より悪くなることはないだろう」という意識が働き、その期待感が数値に表れていたとみられます。
・ALPS処理水の海洋放出開始後、購買意欲は一時低下、今後の動向に注目
外国人観光客受け入れ再開、指標は高水準で推移していましたが、ALPS処理水の海洋放出開始後に指標は一時低下するなど、引き続き変動要因があり、今後の動向を注視する必要があります。

インバウンド購買意欲指数の推移
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20489/107/20489-107-a400aa3e59ff2d3e24dd2cf5609f2dde-3900x2548.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



各指数の原系列、四半期系列と月次系列の四捨五入前の値、各系列の地域別(関東、関西)、使用言語(英語、中国語)別、商品区分[※3] 別の値や、それぞれの方向性判断における回答者のコメントについては、個別に販売予定としておりますので、文末のお問い合わせ先までご連絡ください。

[※3] 商品区分は10区分+その他である。区分の詳細はお問い合わせください。

◆ 各組織の概要
■ 株式会社インジェスター
株式会社インジェスターは、世界、特にアジア地域でのビジネスシーンにおける「言葉」の壁を取り払い、情報を「正確に、早く、確実に」伝えることによって、 お客様のビジネスの成功を強力にサポートしています。近年では、成田空港、羽田空港、関西空港など主要国際空港で訪日外国人向けのセールスプロモーションや各種リサーチを運営。そして、官公庁・地方自治体向けに、外国人向けコールセンター、通訳者派遣、外国語研修や資料翻訳など、クライアントニーズに合わせた幅広いサービスを展開しています。
(Webサイト)https://www.injestar.co.jp/

■ 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のシンクタンク・コンサルティングファームです。東京・名古屋・大阪を拠点に、国や地方自治体の政策に関する調査研究・提言、民間企業向け各種コンサルティング、経営情報サービスの提供、企業人材の育成支援、マクロ経済に関する調査研究・提言など、幅広い事業を展開しています。
(Webサイト) https://www.murc.jp/

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