優秀なエンジニア採用の見極めポイントとは?出前館のIT本部長 兼 VPoE登壇。採用現場から紐解く「優秀」の定義と選考プロセスの全体像を解説人事HR・エンジニア向けイベントレポートを公開。
PR TIMES / 2024年11月16日 21時40分
「日本をもう一度、モノづくりで一番へ。」を掲げ、企業のエンジニア強化プラットフォームを提供する株式会社ハイヤールー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:葛岡宏祐)は、株式会社出前館 執行役員 米山輝一氏を招き「優秀なエンジニア採用を実現する採用手段とは」をテーマにしたオンライントークイベントを2024年10月24日(木)に開催しました。採用担当者やエンジニアリングマネージャー、CTO等の役割を担う方など約50名が参加し、優秀なエンジニア採用に向けたプロセスや具体的な見極め方法など、出前館の実例を通じて紹介しました。
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■開催テーマ「優秀なエンジニア採用を実現するための手段とは」
加速するDXや生成AIなどの技術革新に伴いあらゆる業界がIT人材の確保を強化し、エンジニアに求められる専門知識・スキルも高度化する中、多くの企業がスキルマッチの見極めに苦戦するなど採用の難易度が近年増しています。
本イベントは、株式会社出前館 執行役員 IT本部長 兼 VPoE 米山輝一氏をゲストに実施。エンドユーザーが利用する「コンシューマ」、配達員が利用する「デリバリー」、加盟店が利用する「マーチャント」の3つの領域がそれぞれが連携する大規模なシステムを開発を行う同社と、ハイヤールー 代表取締役 葛岡 宏祐が、優秀なエンジニアの定義とその見極めポイント、選考プロセスの具体例などをお話ししました。
【登壇者】
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株式会社出前館 執行役員 米山輝一氏
楽器メーカー、メガベンチャーにてエンタメサービスのテックリードを担当後、ライブ配信アプリやタクシー配車サービスのPdMを経て2021年5月に株式会社出前館にジョイン。2023年5月より執行役員 IT本部本部長 兼 VPoEをつとめる。
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株式会社ハイヤールー 代表取締役 葛岡 宏祐
1996年生まれ、京都府出身。バックパッカーとして世界一周を経験後、独学でiOSの旅行アプリ『AminGo』をリリース。2018年にAIエンジニアとして株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)に入社し、数々のイベントに登壇。2020年2月、画像検索プロジェクトのテックリードとして株式会社メルカリに入社し、在籍中の2020年12月に株式会社ハイヤールーを創業。
■「優秀なエンジニアの定義」と、見極め方のポイント
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出前館が求めるエンジニア像として、「技術への関心の高さ」「技術の原理原則を理解していること」「詳細までこだわり、サービス価値最大化に寄与できること」「思考の独立性」の4つが挙げられています。
この定義は、米山氏が出前館に入社した2021年頃、当時の採用活動が難航していたことを受けて、どのような人材を採用したいのか改めて整理した結果、策定されました。
4つのうち米山氏が最も重視するのは「技術への関心の高さ」。生成AIが目覚ましい発展を遂げる中、エンジニアに求められる技術の進化も激しくなっており、エンジニアリングの目的が「お金を稼ぐこと」だけになってしまうと成長に限界が来てしまうことに。米山氏はこの関心の高さを見極めるために、例えば採用候補者の職種がプロダクトマネージャーであれば「最近見つけた面白いサービスは何か」といった質問を投げかけているといいます。特になしといった回答ではなく、有名なサービスでも「最近アップデートされた部分が優れている」といった意見を交わせる候補者は「技術への関心の高さ」が伺えます。
「技術の原理原則を理解しているか」については、コーディング力や設計力に関わっています。例えば、「なぜこのコードの書き方にしたのか?」「なぜこの設計にしたのか?」といった質問から、その根拠となる考え方まで説明できるかが重要です。
近年はハウツー動画で表面的な知識やコーディングは誰もが取り入れられる時代になっているからこそ、技術面の根幹の知識や深い理解があるか、好きでやっているかなどを見極めているというコメントには、ハイヤールーの葛岡も「コンピュータサイエンスへの理解がないと、最新技術にキャッチアップできない。」と同意。 特に、人事やエンジニア未経験者にも説明できるかどうかは重要な点。例えば新卒採用の場合は「中学生に説明するつもりで今やっている研究について教えてください」といった質問をすることもあるといいます。
また「思考の独立性」についても「周囲の意見に流されることなく、自分の頭で考え、判断する力」として、特に前例のないことを生み出していく事業会社においては重要なポイントだと米山氏は強調しました。
■面接時の深堀ポイント
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優秀なエンジニアの定義に続いて、出前館の面接における深堀ポイントについて解説がありました。
●スキルテスト
出前館では、ほとんどの職種でコーディング試験サービス『HireRoo(ハイヤールー)』を活用したスキルテストを実施しています。米山氏は、スキルテスト無しの採用は「試食しないで高級食材を買うようなもの」と例え、候補者のスキルレベルを事前に把握することの重要性を説いています。コードを書かないマネージャー職でも「システム設計」「フレームワーク対応」といったスキルテストを実施することを重視しており、これらに国内のコーディング試験サービスの中で唯一対応したハイヤールーを活用しているといいます。
●面接
面接は複数名体制で行い、複数の視点で候補者を見ることで、属人化を防ぐ他、サービス運用における突発的な業務対応経験や運用に対する意識を確認します。 これは、受託会社と事業会社では仕事のスタイルが大きく異なり、製品リリースから運用まで対応する事業会社における働き方や、エンドユーザーに向かって何が必要かを自発的に考えて動ける人かどうかを判断するためといいます。
イベントでは、参加者から米山氏へ下記のように多数の質問がありました。
- 優秀なエンジニアの定義を決める際に入れる意思決定はどのようにしたのか
「誰か1人の強い意志を反映し意思決定がされたというわけではない。採用に関わる社員が当たり前として見ている既存の基準を言語化した。」
- アトラクトをするうえで大事にしていることは何か
「会社のいい側面だけでなく、課題を伝えるようにしている。本当に困ってることを伝えた上でお願いしたい役割を事前に伝えることが、入社後のミスマッチ退職を防ぐポイント」
- エンジニア採用のいい媒体は
絶対的に良い悪いというのはなく、会社の規模等によって相性が変わる。大切なのは色々試すこと。かつて自然流入がゼロの頃もあったが、エンジニアブログの発信やイベント登壇での発信を草の根的に積み上げていくことで自然流入も増えてきた。
- 業務委託の候補者の場合の基準も同じか
業務委託と正社員だと基準は全く異なる。アウトプットをどんどん進めて欲しいのが業務委託である一方、正社員の場合はアウトプットよりはマネジメントを重視することもあるため。
■出前館が描く未来のエンジニア組織
デリバリーサービスのリーディングカンパニーとして、今後も新しいサービスを展開していく予定の出前館。これから想像し得ない未来を一緒に作っていくフェーズに突入していくなかで、多様なエンジニアが自身のスキルを伸ばしながらも楽しく開発することができ、さらにそれが事業貢献に繋がるという組織が理想と語ります。そのためにも、「出前館のエンジニアはこういう人でなければならない」といった固定観念はなく、多様な人材が活躍できる組織を目指すとのことです。
■ハイヤールーについて
Japan as No.1, again.
日本をもう一度、「モノづくり」で一番へ。
モノづくり大国として世界からも高い評価を受けていた日本。しかし、インターネット時代に入りモノづくりの中心がITとなった現在、その勢いは衰え世界に遅れをとっています。
ハイヤールーは、日本の企業の技術・エンジニアリング力の底上げを目指し、現代のモノづくりを担うソフトウェア開発者の採用・評価・育成までワンストップで行うエンジニア組織向けプラットフォームを提供しています。
モノづくりの根幹を担うエンジニアが、本来の力を発揮し新しいプロダクト開発や新たな道にチャレンジできる未来を創る。
そして、かつて世界をリードしたこの国をもう一度、モノづくりの力で一番へ。
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▫️HireRoo について
ビッグテック水準の採用プロセスを実現できる「HireRoo(ハイヤールー)」を提供。HireRooは、構造化面接を通じてエンジニア採用におけるミスマッチを最小限に抑え、候補者が持つ本来の力を最大限に引き出します。
ライブコーディングや行動面接を組み合わせ、採用後のパフォーマンスと高い相関で、最適な選考を可能にします。
受賞歴
・「HONGO AI 2023」最優秀賞
・「ICCサミット FUKUOKA 2023|SaaS RISING STAR CATAPULT」優勝
・「ASPICクラウドアワード2023」
・「第8回 HRテクノロジー大賞」
【会社概要】
会社名:株式会社ハイヤールー
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
代表者:代表取締役 葛岡 宏祐
設立:2020年12月10日
事業内容:インターネットサービスの企画・開発
運営URL:https://hireroo.io
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