山岡鉄秀氏「重光葵は草葉の陰からどんな思いで今の日本を見つめているだろうか?」『新字体・現代仮名遣い版 巣鴨日記』発売から2カ月で3刷
PR TIMES / 2023年9月5日 12時40分
今こそ重光の精神を復活させることが日本民族の存続に不可欠。重光を再評価するために、一人でも多くの日本人に巣鴨日記を読んで欲しい。
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巣鴨日記は、東京裁判の復讐劇としての実態、検事、裁判長、弁護人らの言動、A級戦犯として捕らえられた人々の横顔、重光の思想などが詳細に記された貴重な資料である。
東京裁判中、英国大使館が重光は戦犯ではないと主張したことを聞いた重光は、自分の外交が日本人よりも外国人に寧ろより多く理解されていることは大きな慰安であり、誇りであると巣鴨日記の中で述べている。海外でより高く評価され、尊敬されたという点で、安倍晋三と重なる。
重光の努力も虚しく、日本は真の独立を果たせないまま二十一世紀に突入し、宗主国の米国が急速に衰えているにも拘らず、未だに吉田ドクトリンにしがみ付いたまま存亡の危機に直面している。草葉の陰から重光はどんな思いで今の日本を見つめているだろうか? 否、今の日本にこそ、重光のような人材が死活的に必要なのだ。そして、今度こそ国民が覚醒することが絶対に必要だ。日本人は重光葵を再評価し、吉田から重光への転換を図らねばならない。
重光を再評価するために、一人でも多くの日本人に巣鴨日記を読んで欲しい。東京裁判が膨大な時間を費やして個別事実の検証を行うふりをしながら、いかに一方的な復讐劇であったか。囚人たちがいかに過酷で屈辱的な環境下に置かれたか。その中にあってなお、くじけることなく、媚びることなく、日本の将来を案じ続け、敵国である欧米からも尊敬と信頼を集め、真摯に弁護された重光の生き様を見れば、その偉大さが理解できるだろう。そして、今こそ重光の精神を復活させることが日本民族の存続に不可欠であることを確信するだろう。
※山岡鉄秀氏の解説より抜粋
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【著者】重光 葵 しげみつ・まもる
1887年大分県生まれ。子供の頃朝の沐浴と教育勅語の朗読を日課とする。東京帝大法科大学独法科卒業。外務省に入り、上海総領事、駐華特命全権公使等を歴任、上海事変停戦協定を成功させた直後、上海天長節爆弾事件で右足を失う。その後、外務次官、駐ソ、駐英、駐華の各大使、さらに東条内閣、小磯内閣、東久邇宮内閣で外相を務める。日本政府全権として戦艦ミズーリ艦上で降伏文書調印。昭和天皇の信頼厚く、調印前天皇から激励を受ける。張鼓峰事件の解決、ビルマ援蒋ルートの一時的閉鎖、戦後の占領軍による軍政阻止などは、重光の卓越した交渉能力を示す例である。大東亜共同宣言も終戦の御聖断も重光の提言によって実現。日華和平を目指し、三国同盟や日米開戦には反対の立場だったが、極東国際軍事裁判ではソ連の横やりでA級戦犯の被告人となり、禁固7年の判決。政界復帰後、改進党総裁、日本民主党、自由民主党副総裁、そして鳩山内閣の外相として日本の国際連合加盟に尽力。1957年没、享年69歳。
【解説】山岡 鉄秀 やまおか・てつひで
1965年、東京都生まれ。中央大学卒業後、シドニー大学大学院、ニューサウスウェールズ大学大学院修士課程修了。公益財団法人モラロジー道徳教育財団研究員、令和専攻塾塾頭。 著書に『vs.中国(バーサス・チャイナ)─第三次世界大戦は、すでに始まっている!』(ハート出版)、『新・失敗の本質』『日本よ、情報戦はこう戦え!』(育鵬社)、『日本よ、もう謝るな!』監訳に『目に見えぬ侵略─中国のオーストラリア支配計画』(共に飛鳥新社)などがある。
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【書籍情報】
書名:[新字体・現代仮名遣い版]巣鴨日記
著者:重光葵
仕様:A5判並製・384ページ
ISBN:978-4802401579
発売:2023.06.01
本体:2500円(税別)
発行:ハート出版
書籍URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4802401574/
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