音声感情解析AIによる3Dキャラクター表情自動生成サービス「DeepEmo」のUnity版デモエディタの提供を開始
PR TIMES / 2024年12月10日 11時15分
~ 台詞音声からキャラクターの表情をAIで自動生成 ~
社会や産業のデジタルイノベーションに取り組む株式会社シーエーシー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:西森良太、以下CAC)は、音声から3Dキャラクターの表情アニメーションを自動生成する「DeepEmo」のデモエディタの提供を2024年12月10日(火)より開始いたします。
本デモエディタは、ゲームエンジンであるUnityのプロジェクトとして提供するもので、AIが台詞音声を解析して感情データを出力し、その感情データをもとに、3Dキャラクターの表情アニメーションを自動生成します。このデモエディタにより、感情解析から表情生成までの一連の工程を体験でき、ゲーム開発現場での音声感情解析AIの実践的な活用をイメージいただけると考えています。
■表情アニメーション制作の課題
ゲーム開発をはじめとした3Dキャラクターの表情アニメーションは、アニメーターが1つのキャラクターごとに手作業で表情を作成する必要があり、多大な工数が発生しています。特にゲーム内に登場するキャラクターや台詞が多くなるほど、制作コストが増大する傾向にあります。
■DeepEmoのデモエディタ開発の背景
DeepEmoは感情表出音声をもとにディープラーニングを用いて、平常、怒り、恐怖、嫌悪、喜び、悲嘆、信頼、興味、驚きの9つの感情を推定するアルゴリズムです。収録した台詞音声を解析し、0.32秒ごとに変化する感情値を生成します。
これまでDeepEmoは、音声データから解析した感情値をCSVファイルとしてお客様に提供してきました。しかし、この方式ではお客様側で感情解析データを解釈し、また、それをもとに表情を生成するシステムの構築を個社ごとに行うため、実際の開発現場への導入にはハードルが高いというご指摘をいただいていました。
このような課題を解決し、より効率的な開発環境を実現するため、本デモエディタの開発に至りました。
■デモエディタの概要
今回CACが開発したデモエディタでは、音声データと感情解析したCSVをインポートするだけで、簡単にセリフと感情に合わせた3Dキャラクターの表情アニメーションをUnity上で自動生成することができます。
表情生成の基本となる9種類の感情(平常、怒り、恐怖、嫌悪、喜び、悲嘆、信頼、興味、驚き)に対応するブレンドシェイプをプリセットとして登録することで、台詞の感情に合わせたリップシンク付きの自然な表情アニメーションを生成します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/24483/109/24483-109-b9e6f48c53ae7b7992a20f4501b1d0f6-1647x815.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
画像:DeepEmoデモエディタでのブレンドシェイプ設定のイメージ
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/24483/109/24483-109-1a7e3d4f117c12e4364140b7020868f0-1918x1003.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
画像:DeepEmoデモエディタの設定項目のイメージ
Unityのエディタ上では、感情の強度パラメーターの微調整や、アニメーション変化の開始タイミング調整など、より細やかな表現の制御が可能です。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/24483/109/24483-109-0b62920db1d404fee1a9f09fc2744f33-1920x719.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
画像:DeepEmoデモエディタによる表情強度の変化イメージ
■効果
DeepEmoは、ある大手ゲーム開発企業様での導入事例では、従来アニメーター1人日あたり2分程度の作業量だった表情アニメーション制作において、約95%の工数削減を実現しました。具体的には、1,000分の台詞に対する表情付けの工数が、従来の500人日から25人日程度まで大幅に削減され「表情制作の効率化に大きく貢献し、制作時間を大幅に削減できた」といった評価をいただいています。今回提供開始するデモエディタでは、この効果をより手軽に体感いただけると考えています。
■今後の展開
CACでは、今回のデモエディタを実際のゲーム開発現場で活用いただく中で、様々な開発者の皆様からフィードバックをいただき、現場のニーズに即した機能強化を進めてまいります。将来的には、複数の3D制作プラットフォームへの対応や、既存パイプラインとの連携、一括表情適用機能の実装、VRM形式への対応など、開発現場の多様なニーズに応えていく予定です。
また、ゲーム制作に限らず、メタバースやVtuber等、3Dキャラクターを活用したデジタルコンテンツ制作全般へのサービス展開も視野に入れています。DeepEmoが提供する感情解析・表現技術を通じて、人とデジタルキャラクターとのより豊かなコミュニケーション体験の実現を目指してまいります。
本デモエディタの利用についての、ゲーム開発、アニメーション制作、デジタルコンテンツ制作などに携わる企業様からのお問い合わせは、下記連絡先で受け付けております。
<株式会社シーエーシー(CAC)概要>
所在地:東京都中央区日本橋箱崎町24番1号
代表者:代表取締役社長 西森良太
資本金:4億円(東証プライム上場 株式会社CAC Holdingsの100%子会社)
事業内容:システム構築サービス、システム運用管理サービス、業務受託サービス
コーポレートサイト:https://www.cac.co.jp/
[商標等について]
・本資料に記載されている社名、製品名等は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
株式会社シーエーシー
新規事業開発本部 DeepEmo担当
E-mail:deepemo_info@cac.co.jp
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