大塚製薬、大鵬薬品 医療用医薬品包装に使用されるPTP包装廃材のマテリアルリサイクルを開始
PR TIMES / 2024年5月30日 15時0分
大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:井上 眞、以下「大塚製薬」)および大鵬薬品工業株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 小林 将之、以下「大鵬薬品」)は、医療用医薬品製造の包装工程で発生するPTP包装廃材のマテリアルリサイクルの取り組みを2024年5月より開始しました。
本取り組みは、錠剤やカプセル剤の包装に使用されるPTPシートをプラスチックとアルミ箔に分離する技術を活用するとともに、CO2排出の少ない鉄道輸送を利用するモーダルシフトを取り入れることで、大塚製薬および大鵬薬品におけるPTP包装廃材をリサイクルし、環境負荷低減を目指すものです。
【本マテリアルリサイクルの流れ】
[画像: https://prtimes.jp/i/48278/111/resize/d48278-111-c3d516a1eea65bd6b2c5-0.png ]
大塚グループでは、事業活動におけるすべての環境負荷をゼロにするという2050年環境ビジョン「ネットゼロ」のもと、マテリアリティを「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「ウォーターニュートラル」と特定し、目標達成に向け取り組みを推進しています。
これまで輸送におけるCO2排出量を鑑み両社各工場*3で発生したPTP包装廃材は、委託先の廃棄物処理業者にて焼却し、焼却時の熱エネルギーを回収するサーマルリカバリーとともに、焼却灰をコンクリート原料の一部に再利用する再資源化を行ってきました。
このたび大塚グループで錠剤やカプセル剤を製造する大塚製薬および大鵬薬品が連携することで、効率的なモーダルシフトが実現し、両社の工場で発生するすべてのPTP用ポリプロピレンシートの包装廃材がリサイクル可能となりました。この結果、焼却処理と比較し約94%のCO2排出量の削減とともに、年間約55トンの廃材が再利用されます。
「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」に寄与する活動の一環となる本取り組みをはじめ、大塚製薬と大鵬薬品は、再生可能エネルギーの積極的な導入や、エネルギー利用効率の最大化、並びに資源の有効活用などの取り組みを通じて、今後も脱炭素社会およびサステナブルな社会の実現を目指して取り組んでいきます。
*1 写真素材:株式会社カナエ提供
*2 写真素材:オリックス環境株式会社提供 https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/221109_ORIXG.html
*3 大塚製薬 徳島第二工場、大塚製薬 徳島板野工場、大鵬薬品 徳島工場、大鵬薬品 北島工場
■大塚グループの環境への取り組み
大塚グループでは、トータルヘルスケア企業として健やかな未来を見据え、事業活動におけるすべての環境負荷をゼロにするという2050年環境ビジョン「ネットゼロ」を掲げています。本ビジョンのもと、環境への取り組みにおけるマテリアリティを「カーボンニュートラル」「サーキュラ―エコノミー」「ウォーターニュートラル」と特定。「カーボンニュートラル」においては、「2028年にCO2排出量を2017年比50%削減」を、「サーキュラーエコノミー」においては「2028年に単純焼却・埋立を2019年比50%削減」をグローバルの中期目標としています。今後も、グループ会社間の協働による相乗効果を発揮し、グループ一体となってサステナビリティ活動に取り組んでいきます。
<大塚ホールディングス株式会社 サステナビリティ 環境>
https://www.otsuka.com/jp/csr/environment/
■大塚製薬および大鵬薬品の環境への取り組み
「カーボンニュートラル」の目標達成を目指して、CO2フリー電力導入やグリーン電力証明書の活用、太陽光発電設備設置等による再生可能エネルギーの導入に加え、エネルギー利用効率の最大化に向けた取り組みを進めています。また「サーキュラ―エコノミー」においては、廃棄物の発生抑制と資源の循環利用の徹底を推進し、バリューチェーン全体を通じた資源の利用効率の向上に取り組むことで、限りある資源との共生とともに循環型社会の実現を目指します。
大塚製薬 環境への取り組み
https://www.otsuka.co.jp/sustainability/environmental-vision/
大鵬薬品 環境への取り組み
https://www.taiho.co.jp/csr/environment/
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