アイシンとヤマト運輸、業界の枠を超えたラウンド輸送により、物流問題の解決に貢献
PR TIMES / 2025年1月7日 14時15分
株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市 社長:吉田 守孝)は、「物流の2024年問題」への取り組みの一環として、生産した製品を工場から名古屋港へ輸送したあとの復路便でヤマト運輸株式会社(本社:東京中央区 社長:長尾裕 以下「ヤマト運輸」)の荷物を輸送するラウンド輸送※を2025年1月7日から開始しました。
物流を取り巻く環境は、電子商取引の拡大などにより荷物量が増加する一方、トラックドライバーの不足や、働き方改革関連法の施行による労働時間の制約などの問題を抱えています。ヤマト運輸は総合物流ターミナルから各営業所へ荷物を輸送する大型トラックの安定的な確保が課題となっていました。 一方で当社は、生産したオートマチックトランスミッションなどの製品を輸出するために、大型トラックで港湾エリアへ輸送していますが、復路便の多くが空荷となっている実態がありました。
そこで、2024年9月より、愛知県東部に位置する当社田原工場から名古屋港へアイシンの製品を輸送した後、復路便を活用してヤマト運輸の総合物流ターミナルで宅急便の荷物を積み込み、愛知県東部のヤマト運輸営業所へ輸送するラウンド輸送実証を行いました。
この実証は、当社工場と名古屋港を結ぶ定期輸送ルート上にヤマト運輸の総合物流ターミナルが位置し、当社工場とヤマト運輸の営業所が隣接していることに着目したものです。
実証の結果、効率的な輸送が可能であることが確認できたため、2025年1月より、当社岡崎工場の定期便も加えた本格運用を開始します。
今後はラウンド輸送の対象地域拡大や、生活用品等の軽量荷物と当社製品を混載した共同輸送などの検討を進めていき、物流問題の解決に貢献していきます。
※輸送先に荷物をおろしたトラックが、空荷の状態で出発地に戻るのではなく、別の荷物を積み込んで出発地に戻る輸送形態。これによりトラックの積載率を高め、トラックドライバーの負担軽減やCO2削減、物流コストの低減を実現します。
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