ASEANの観光遺産管理者が世界遺産バガンで持続可能な観光地管理を学ぶ ~インタープリテーション研修の実施~
PR TIMES / 2020年2月26日 12時55分
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国際機関日本アセアンセンター(東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル1階 事務総長:藤田正孝)は、2020年2月9日~12日にかけて、ASEAN[1]加盟国のうち8カ国から遺産地区の管理者と政府機関関係者をミャンマーのバガンに招聘し、インタープリテーションに関する研修を実施しました。
インタープリテーションとは、対象地域の観光遺産の価値を正しく伝えることで、来訪者に観光資源への認識を高めてもらうためのコミュニケーション手法です。
研修では、日本から派遣されたインタープリテーションの専門家による講義、2019年にUNESCO世界遺産に登録されたバガン地域の視察、そしてワークショップが実施されました。開催地であるミャンマーの地元観光関係者を含む8か国から17名が参加をしました。
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講義では、テーマを明確にした観光地の案内、メッセージを効果的に伝えるために地域住民が担う役割、またよく構成されたガイディングが来訪者の満足度向上に繋がることなどが強調されました。インタープリテーションを用いたガイディングは事実情報だけでなく無形価値を伝えることで、対象地への関心や共感を高め、観光資源の保全につながることが期待されます。
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最終日には、各参加者が自国の担当地区に適応したプログラムやインタープリテーション手法を活用する研修などのアクションプランを考案し発表しました。
研修終了後、アンケートで本研修で有益だったことを聞いたところ、「インタープリテーションの活用が持続可能な観光にもたらす利益」や、「メッセージを基盤としたプログラム設計」を学んだことという意見が寄せられました。また今後の取り組みについて聞いたところ、多くの参加者は「所属組織での知識共有をする」、そして「担当地域でのガイドや地域住民を対象にトレーニングを実施する」という意向を示しました。
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[1] ASEAN(東南アジア諸国連合)とは、1967年に結成された地域協力機構。加盟10カ国(ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の総人口は6億5千万人を超える。
■国際機関日本アセアンセンター■
正式名称:東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター
ASEAN10カ国政府と日本政府により1981年に設立。
貿易・投資・観光・人物交流の4分野を中心に、ASEAN商品の輸出促進、日系企業の進出支援、人材育成、日ASEAN間の観光促進等を通して、日本とASEAN諸国との関係促進に貢献する国際機関です。
URL:https://www.asean.or.jp/ja/
■本リリースについてのお問合せ■
国際機関日本アセアンセンター
観光交流クラスター
東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル1F
電話:03-5402-8008
Fax:03-5402-8009
E-mail: info_to@asean.or.jp
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