２０２２年台湾機械設備製造業の景気予測＜ワイズ機械業界ジャーナル2022年1月第1週号発行＞

～台湾機械業界の最新動向と分析～

ワイズコンサルティング グループ（本社：中華民国台北市、代表取締役：吉本康志）は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2022年1月第1週号を発行しました。今週号では、機械設備業界、ファスナー業界、金型部品製造メーカーの和勤精機（ＣＦＴＣ）、工作機械業界について紹介します。



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＜211223号の記事タイトル＞


２０２２年台湾機械設備製造業の景気予測
台湾ファスナー産業の振り返りと今後の展望ー２０２１年第３四半期
金型部品製造メーカー、和勤精機（ＣＦＴＣ）
2021年１～９月台湾工作機械輸出入速報


＜２０２２年台湾機械設備製造業の景気予測＞
一、産業動向
2021年に入って世界経済が回復し始め、製造業メーカーの投資意欲が高まったことから、台湾機械設備製造業の輸出受注は大幅増加した。
また、多くの産業の生産指数が上昇したことに加えて、台商（海外で事業展開する台湾系企業）のＵターン投資増加と規模拡大を受けて、台湾当産業の台湾市場における販売額は成長した。
一方で、続く台湾元高によって、台湾当産業メーカーは輸出競争力が低下しただけでなく、為替差損も増加した。また、21年下半期から新型コロナウイルス感染症の変異株の流行が拡大し、各国経済への影響が懸念される状況となったため、機械設備製造業の世界的な調達需要の成長率は緩やかになった。

総合すると、22年も世界経済が成長を維持する中、製造業の投資継続によって機械設備の調達需要が拡大し、台湾当産業の海外受注は増加すると予測される。
また、中小企業と従来型産業メーカーを中心とする台商のＵターン投資によって必要となる機械設備は、台湾当産業が提供できる製品であるため、22年の台湾当産業の販売額は成長を続ける見通しだ。
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二、2022年の景気展望
＜プラス要素＞
１．22年も世界経済が成長を維持、機械設備需要はさらに拡大
新型コロナウイルスの変異株出現によって、世界各地の感染状況は再び悪化した。しかし、各国で都市封鎖が解除されたため、世界経済への影響は20年より軽微と予測される。
なお、ＩＨＳマークイットをはじめとする複数の研究機構が公開した資料によると、22年の世界経済成長率は４％以上となる見込みだ。
さらにサプライチェーンのブロック化を受けて、東南アジアなど新南向政策の対象国と新興市場の機械設備調達規模が成長し、台湾当産業の輸出に追い風となるとみられる。

２．第三弾の台商Ｕターン投資と台湾メーカーの投資拡大によって、台湾市場の需要が増加
第三弾のＵターン投資を行う台商は、中小企業と従来型産業メーカーが中心であり、これらのメーカーが必要とする設備は台湾当産業が提供できる製品だ。また、22年は台湾メーカーの設備投資規模も拡大するとみられ、台湾当産業の内需市場における販売額成長につながる見通しだ。

３．製造業の自動化とインダストリー4.0需要、機械設備の交換・更新を促進
新型コロナウイルスの変異株流行が懸念される中、台湾製造業は労働力不足に直面している。このため、メーカーは生産ラインの稼働率を確保するため、自動化とインダストリー4.0の推進を加速する方針で、これにより機械設備の交換・更新需要が増加すると予測される。

＜マイナス要素＞
１．主要国家が国債発行規模を縮小、製造業の投資意欲に影響（後略）
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ワイズ機械業界ジャーナル

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所在地：中華民国台北市襄陽路9號8F
代表者：吉本康志
設立：1996年11月
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