京都府立堂本印象美術館 企画展「没後40年 堂本印象名品展」開催 <2014年12月10日(水)~2015年4月12日(日)>
PR TIMES / 2014年12月23日 11時31分
-日本神話の女神を描いた<木華開耶媛>ほか約40点を展示-
京都府立堂本印象美術館では、数ある館蔵品を中心に、日本神話の女神を描いた<木華開耶媛>など、堂本印象の名品を一堂に紹介する企画展「没後40年 堂本印象名品展」を開催します。
幅広い展開を遂げた堂本印象の多彩な作品を御覧ください。
堂本印象は、1891年(明治24)年に京都に生まれ、1918(大正7)年に京都市立絵画専門学校に入学、翌年の第一回帝展で初入選し画壇に登場しました。卒業後も京都画壇の重鎮西山翠嶂に師事し、次々と話題作を発表して画壇に確固たる地位を築きました。また、画塾東丘社を主宰、母校の京都市立絵画専門学校で教鞭を執るなど後進の指導にも力を尽くし、1961(昭和36)年には文化勲章を受章。1975(昭和50)年に亡くなるまで近代日本画壇を代表する一人として活躍しました。
2015(平成27)年は、堂本印象の没後40年にあたります。当館では、数ある館蔵品を中心に、日本神話の女神を描いた<木華開耶媛>、パリの地下鉄に取材した<メトロ>、日本画材で大胆な抽象を表した<交響>など、堂本印象の名品を一堂に展観します。幅広い画風による印象ワールドを、ぜひこの機会にお楽しみください。
『木華開耶媛』 1929年 170.0×238.0
木華開耶媛とは、「古事記」「日本書紀」に登場する、木の華のように麗しい女神のこと。山を司る大山祇神の娘で、天照大神の孫である邇邇芸命の妻となる。
数々の印象作品の中でも特に有名で人気の高い作品。桜満開を示す桜の木の下で野に座る美しい女神の姿という、日本人の心の琴線に触れる要素を完備している。
当作品は、先月16日まで奈良県立美術館の特別展「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展」において展示され、天皇、皇后両陛下に鑑賞いただいた作品であり、堂本印象美術館においても3年ぶりの公開となる。
1 会期 2014年12月10日(水)から2015年4月12日(日)まで
〔時 間〕・・・午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
〔休館日〕・・・月曜日、平成26年12月28日(日)~平成27年1月5日(月)
※ただし、1月12日(月・祝)開館、1月13日(火)休館
2 展示作品 約40点
3 会場 京都府立堂本印象美術館
(京都市北区平野上柳町26-3 TEL:075-463-0007)
4 入館料 一般:500円(400円)、高大生:400円(320円)、小中生:200円(160円)
※( )内は20名以上の団体料金
5 主催 京都府、公益財団法人京都文化財団
6 助成 一般財団法人 地域創造(京都・近現代の日本画展シリーズ)
7 関連
(1)講演会「日本画家・堂本印象の魅力」(山田由希代:主任学芸員)(1月25日)
(2)講演会「吉田校舎物語-美術工芸学校と絵画専門学校」(松尾芳樹氏:京都市立芸術大学芸術資料館学芸員)(2月14日)
(3)ロビーコンサート(1月18日)「DIRGAHUYU~迎春~新年を祝うジャワガムランの響き」
(4)ミュージアムコンサート(3月21日)「高田泰治-J.S.バッハの世界~若きチェンバロの巨匠、バッハの「心」を描く~」
(5)キッズワークショップ「ミニ美術館を作ろう!」(2月8日)
8 同時開催 企画展「京都市立銅駝美術工芸高等学校ゆかりの作家たち-京都日本画の源」
京都府立堂本印象美術館
http://insho-domoto.com/
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