台湾ゴム・プラスチック加工機械設備製造業の振り返りと2022年の展望<ワイズ機械業界ジャーナル2022年1月第3週号発行>
PR TIMES / 2022年1月20日 13時15分
~台湾機械業界の最新動向と分析~
ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2022年1月第3週号を発行しました。今週号では、機械設備業界、動力手工具業界、自動車部品メーカー、エネルギー業界について紹介します。
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<220120号の記事タイトル>
台湾ゴム・プラスチック加工機械設備製造業の振り返りと2022年の展望
台湾動力手工具製造業の振り返りと2022年の展望
自動車部品メーカー、建準電機工業(SUNON)
台湾におけるエネルギー貯蔵需要の増加に伴う関連投資の拡大
<台湾ゴム・プラスチック加工機械設備製造業の振り返りと2022年の展望>
一、産業概況
ゴム・プラスチック加工機械設備は▽建築材料、▽包装、▽農業、▽乗り物製造、▽石油化学、▽機械、▽電器・電子情報、▽軽工業などの分野で広く応用されている。2021年に入って世界経済が強い勢いで回復したため、製造業の設備投資意欲が大きく高まった。とくに巣ごもり経済の恩恵で3C(コンピューター、通信、家電)製品の販売が好調だったことから、メーカーの設備需要が増加した。
このほか、21年に入って車載用半導体の供給不足が続いていることから、自動車産業の販売額が世界的に減少した一方、多数の国でガソリン車の販売禁止やカーボンニュートラルの目標が決定されたため、電気自動車(EV)の販売台数が成長を続けている。
各自動車メーカーがEVの航続距離を向上させるために車体の軽量化を進めており、部品メーカーが金属部品の代わりにプラスチック部品を使用することが多くなったことから、ゴム・プラスチック加工機械設備の需要は拡大した。加えて、比較水準の昨年数値が低いことから、21年1~9月の台湾当産業の販売額は前年同期比13.04%増の177億9,400万台湾元で、景気は成長に転じた。
21年第4四半期も車載用半導体の供給不足が続いて自動車産業に打撃を与えているが、自動車市場は好況が続いており、自動車メーカーは車体軽量化のために射出成形機の調達規模を拡大した。
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また、東南アジア諸国連合(ASEAN)における新型コロナウイルス感染症の流行拡大が落ち着きつつあることから、東南アジア市場のプラスチック製造業の設備投資意欲が高まった。このため、21年第4四半期の販売額は大幅成長が続く見通しだ。なお、原材料価格の高騰を受けて、メーカーが製品価格を引き上げるとみられるため、21年第4四半期も好景気を維持できると予測される。
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二、2022年の展望
複数の研究機構の公開資料によると、22年の世界経済成長率は21年を下回るものの、4%以上を維持する見通しだ。このうち、中国の経済成長は緩やかになるが5.8%の高水準となると予測される。(後略)
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