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【プレスリリース】南スーダン 戦闘激化 避難民8万1,000人 大半が女性と子ども

PR TIMES / 2013年12月25日 16時0分



※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文は、http://www.unicef.org/media/media_71645.html でご覧いただけます

【2013年12月24日 南スーダン・ジュバ】
戦闘が激化する南スーダン共和国。何万人もの人々が安全を求めて国連基地内へ避難するなか、
ユニセフは子どもたちが深刻な危機にさらされていると指摘しています。

ユニセフ・南スーダン事務所のイヨルムン・ウハア代表は「避難しているおよそ8万1,000人の市民
は、その大半が女性と子どもです。状況は刻々と変わっており、実際の避難民の数はより多くなる
ことが予想されます」と述べています。

「ユニセフが最も憂慮しているのは、情勢が最も厳しいジョングレイ州ボル(Bor)です。食糧と
清潔な水が絶望的に不足しており、トイレも足りず、感染症に感染するリスクが高まっています。
強烈な暑さと日差しを遮るものがないまま、子どもたちは毎日を過ごし、夜は寒さの中、屋外で
寝ています」(ウハア代表)

戦闘により、ボルの国連宿舎への人道支援が困難となっていますが、2万人が避難しているジュバ
の2か所の国連宿舎には支援が届きました。

ユニセフはパートナーとの協力の下、数日以内に、ジュバにある2つの国連基地の敷地内に400基
あまりの簡易トイレの設置を完了する予定です。また、これまでの数日間、避難民の人々は
屋外排泄を余儀なくされてきたため、不衛生な環境が問題となっていましたが、現在は清掃
ボランティアチームが編成され、清掃活動が広範囲で行われています。

敷地内での水の供給は増加しています。ユニセフはほかの国連機関やパートナー団体とともに、
シェルターのテントを準備しており、物資を配給、避難してきた人たちの登録を開始。この登録は、
家族とはぐれてしまった子どもたちを家族のもとへかえすために極めて重要となっています。

国連宿舎では、緊急の保健ケアが拡大されています。ユニセフは、生後6か月から5歳までの
子どもたちへ、必要とされる栄養素を提供するため、高カロリービスケットを配布しています。

「ユニセフと国連は、民族の違いを問わず、南スーダンの人々を守るために全力を尽くします。
しかし、この国の市民、特に子どもたちを守る、本当の責任をもっているのは、この世界で最も
若い国家のリーダーたちなのです。私たちはこの国のリーダー全員に、これ以上激化する戦闘を
止め、平和的解決を追求するように求めます」(ウハア代表)


                    ***


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または

Doune Porter ユニセフ・南スーダン事務所Chief of Strategic Communications
Mobile: + 211 (0)954 819 308 Email: dporter@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会
のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ
活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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