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障害児の新たな門出 この春フローレンスの障害児保育園・障害児訪問保育の卒園児 10名に

PR TIMES / 2020年3月24日 15時35分

これまで障害児保育園ヘレンでお預かりした医療的ケア児を始めとする障害児は、のべ89名。障害児訪問保育アニーでは66名。

保育園や幼稚園の卒園シーズンとなりました。
医療的ケア児に保育と療育を提供する、フローレンス運営の「障害児保育園ヘレン」および「障害児訪問保育アニー」でも、卒園する子どもたちがいます。
2020年3月に卒園する園児は、ヘレンは8名、アニーは2名です。



[画像1: https://prtimes.jp/i/28029/121/resize/d28029-121-109308-0.jpg ]

【日本初、1園目の「障害児保育園ヘレン」利用第一号の園児 新しい門出をお祝い】

障害児保育園ヘレンは、2014年、胃ろうやたんの吸引といった医療的ケアを必要とする子どもたちを専門で長時間お預かりする日本初の施設として、東京都杉並区に開園しました。現在はサービスインから6年が経ち、都内で6園を運営しています。
2019年度までにお預かりしたお子さんは、のべ89名になりました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/28029/121/resize/d28029-121-658991-2.jpg ]

今年の卒園児の一人、なつめさん。日本初の障害児保育園「障害児保育園ヘレン荻窪」の一期生です。荻窪の開園から6年目の現在は、全国的に医療的ケア児を受け入れる認可保育園が少しずつ増え始めたり、医療的ケア児向けの預かり施設もできてきましたが、なつめさんが生まれた頃は医療的ケア児に保育を提供する施設はどこにもありませんでした。障害児の母親に働くという選択肢がなく、医療的ケア児が保育を受けることがあたりまえでなかった頃から、障害児保育という新しい道を親子で切り拓いてくださいました。

【エリア拡大中!障害児を自宅でお預かりする障害児訪問保育アニー】

2015年にサービスインした障害児を自宅でお預かりする障害児訪問保育アニー。施設型集団保育のヘレンに対し、マンツーマンに適したお子さんやヘレンではカバーしきれないエリアの障害児家庭に障害児保育を提供するためにスタートしました。
2019年度までにお預かりしたお子さんは、のべ66名になりました。

現在、東京都23区のうち16区で展開していますが、2020年4月に新たな地域への拡大を予定しています。今後も、障害児のご家庭のニーズに応えられるよう尽力いたします。

[画像3: https://prtimes.jp/i/28029/121/resize/d28029-121-246211-3.jpg ]

〈アニーの卒園児の一人、あらたくんのお母様からのメッセージ〉

入園前は、地域での子どもの受入れ先がなく、1日中母子で過ごす毎日でした。入園後は、息子も担任の先生に毎日色々話しかけてもらってきたおかげで、今では声をよく出しよく笑い、表情がとても良くなったと感じます。また、親も子どもと離れる時間ができて、気持ちの余裕が生まれ、一緒にいるときはじっくり向き合う事ができるようになりました。子どものことをスタッフの方々に相談できて、精神的な支えになってくださったことを感謝します。

【入園後、医療的ケアを克服し地域の保育園に転園する子どもも】

ヘレンやアニーで生活を送る中で、医療的なケアの必要がなくなり、地域の保育園に入れることになり転園していく子ども達が毎年います。
この春転園した園児は、ヘレンは3名、アニーは6名です。

成長とともに慢性疾患が治ったり、保護者の熱心な働きかけ、地域の認可保育所との交流保育で受け入れへの理解が進むなど、様々な要因があります。また、「子どもは子どもの中で育つ」と言われるように、子ども同士の交流の中で生まれる刺激によって心身の発達が促されたことも要因の一つと考えられています。
これまでに今春の9名を含めて29名が地域の保育園などに転園しています。 こうした変化に、私たちフローレンスだけでなく、ご家族や主治医も驚いています。

【これまでに障害児保育を届けた子どもたち、155名】

ヘレンやアニーでは、認可保育園には入園できないことが多い障害児をお預かりしています。
日本に約2万人いると言われている「胃ろう」や「たんの吸引」など、日中医療的なケアを必要とする医療的ケア児や重症心身障害児は、長時間預かる保育園や幼稚園はまだまだ少なく、親が24時間介護するしか選択肢がないという現状があります。よって、障害児を介護する家庭では、特に母親の多くが仕事を続けられず母子の孤立、経済的不安定のリスクを抱える事例があります。
障害の有無に関わらず、すべての子どもが保育を受けられるモデルをつくり、保護者が子育てと仕事を両立できる社会を実現するため、フローレンスではヘレンとアニーを運営しています。

ヘレンではこれまでにのべ89名、アニーではのべ66名の子どもたちに保育を届けてきました。そして、ヘレンとアニーを利用するほとんどの保護者が就労することができています。

フローレンスは、今後も「障害児保育問題」に取り組み、子ども達の成長を支えるとともに、保護者の就労の安定につながるよう活動して参ります。

フローレンスの障害児保育について
https://specialneeds.florence.or.jp/

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