日本アルテラ、産業用イーサネット向け新ソリューションを拡充
PR TIMES / 2014年11月13日 14時17分
・JSLテクノロジー社との業務提携により、デザイン・サービス拡充。業界で初めて、産業用 EtherCAT向けに、設計から実装までの包括的ソリューションを提供
プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO 兼会長:ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区、代表取締役社長:ハンス・チュアン、NASDAQ:ALTR 以下、アルテラ)の日本法人、日本アルテラ株式会社 (東京都新宿区 代表取締役社長:ハンス・チュアン 以下、アルテラ)本日、産業用EtherCAT(イーサキャット)向けソリューションの拡充を発表いたします。従来、EtherCATはIPコア群「Access IP」としてサポートしてまいりましたが、このほど新たに設計開発パートナーにJSLテクノロジー社を迎えたことにより、「Access IP」でのIPコアの提供だけでなく、FPGAベースのEtherCATの設計から実装までを包括的にサポートするソリューションを、業界で初めて、ワンストップで提供できるようになりました。
産業機器向けEtherCATの採用は、影響力ある大手企業によるEtherCATの全面採用が相次いでいることを背景に、急速に拡大しています。アルテラとJSLテクノロジー社が提供するソリューションを利用することで、FPGAの柔軟性と長期供給という利点を、大きな負荷なく活用できるようになり、お客様自身の設計に集中できるようになります。当ソリューションのデモは、「ET2014/組込み総合技術展」(パシフィコ横浜、会期:11月19日~21日)のアルテラ・ブース(ブース番号:A-28)にてご覧いただけます。
JSLテクノロジー株式会社は、産業用EtherCAT向けソリューションの開発、設計サポートにおいて、優れた実績を有しています。同社が提供するデザイン・サービス、Cyclone(R) V SoC向けEtherCATスレーブ用のSDK、Cyclone V SoC向けドライバ・パッケージを含む各種ソリューションを活用することで、信頼性かつ正確性の高い動作実装を確実に導入できるようになります。同社のEtherCATスレーブ用のSDKは、OS非依存(Non-OSにも対応)を特徴とし、容易に且つ簡単に実装できるといった利点をユーザーに提供するものです。このSDKでは、ブートローダーやFPGAに実装されるESC-IPとのインターフェース、すぐに使用できる各種ペリフェラル・ドライバ、スレーブスタックが簡単に実装できる環境などが提供されています。このようにARM側のソフトウェア開発に必要なソフトウェアや環境、日本語マニュアルも準備されているため、非常に簡単にEtherCATスレーブ製品の開発が可能となります。
JSLテクノロジー株式会社 代表取締役社長の後藤勝紀氏は、「日本のPLD市場におけるトップ・プレイヤーであるアルテラ社との協業により、実績のある既存ユーザー回路を踏襲しつつEtherCATを搭載したいと考えるお客様、あるいはFPGAの特徴を活かしつつ1chip構成でEtherCATの実装をお考えのお客様に、これまで以上に最適なソリューションを提供できるようになりました」と述べています。
EtherCAT Technology Group 日本オフィス 事務局長の小幡正規氏は、「FPGAを活用した斬新なEtherCATプラットフォームが新たに追加されることに大きな期待を寄せています。アルテラとJSLテクノロジーが提供するEtherCATソリューションによって、日本企業が強みを持つ産業機器分野において、さらなる競争力を発揮してゆくことを期待しております」と述べています。
日本アルテラ株式会社 カスタマー・マーケティング・マネージャの吉田賢二は、「JSLテクノロジー社の定評ある技術およびCycloneV SoC向けEtherCATスレーブ用IPによって、日本のお客様に向けて、よりきめ細やかなEtherCATソリューションを提供できるようになりました。当ソリューションを活用いただくことで、お客様は強みを発揮すべき設計に専念できるようになります」と述べています。
アルテラのFPGA向け産業用イーサネット・ソリューションは、アルテラのウェブサイトでご覧いただけます。
アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。FPGA、SoC、CPLD、ASIC など、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。
アルテラの FPGA/CPLD、ASIC に関する詳細情報は、同社ウェブ・サイト(www.altera.co.jp)をご覧ください。Facebook、Twitter、LinkedIn、Google+、RSS でも情報提供を行っています。
ALTERA, ARRIA, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE、NIOS, QUARTUS, STRATIX の製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、http://www.altera.com/legal に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。
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