秋田県小安地域における地熱発電に向けた噴気試験実施について
PR TIMES / 2018年10月5日 23時40分
出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木藤 俊一)、国際石油開発帝石株式会社(本社:東京都港区、社長:上田 隆之)、三井石油開発株式会社(本社:東京都港区、社長:剱 弘幸)は2011年より秋田県小安地域にて地熱開発の共同調査を行っております。このたび、掘削した井戸の能力を把握するために9月28日~10月18日(予定)にかけて噴気試験を実施しておりますのでお知らせ致します。
[画像: https://prtimes.jp/i/23740/123/resize/d23740-123-921318-1.jpg ]
1.地熱開発を取り巻く環境
日本には豊富な地熱資源が存在しており、アメリカ、インドネシアに次ぐ世界第3位のポテンシャルを有しております。地熱発電は天候に左右されずに安定的な電力供給が可能な再生可能エネルギーとして注目されており、東日本大震災以降、国立・国定公園内の地熱開発にかかる規制緩和や再生可能エネルギー固定価格買取制度施行に伴い、現在、国内各地で調査・開発が進められております。小安地域においては地下資源の探査・井戸の掘削・蒸気の供給など地熱開発のノウハウを有する3社が共同で2011年より開発に取り組んでおります。
出光興産はエネルギー事業における環境負荷低減へ向けて、地熱などの再生可能エネルギーを今後も推進してまいります。
2.噴気試験の実施目的及び内容
本年度5~9月に掘削した試験生産井A-1及びA-2号井にて噴気試験を実施します。この試験は実際の生産井と同規模の井戸で1~2週間の連続噴気により生産能力を評価するものです。この試験を通じて井戸の噴気能力(蒸気量)、地下温度、地熱流体の化学成分、井戸周辺の透水性などについて検証作業を行います。
3.これまでの調査概要
(1)第1段階 2011年度完了
地表調査(地表地質調査、重力探査、電磁探査など)
(2)第2段階 2017年度完了
1.掘削調査、搬入路整備など
構造試錐井掘削を行い、地質構造、地下温度、透水性などの調査
※構造試錐井:調査初期段階に地下構造や地熱の貯留状態を調査するために掘削する井戸
2.温泉モニタリング調査
近隣の温泉井や自噴泉において、温泉水の温度、湧出量、化学成分をモニタリング
4.今後のスケジュール
2018年度~2021年度にかけて第3段階の調査(1.生産・還元試験、2.貯留層能力評価、3.環境影響評価など)を実施していきます。
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