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九州大学病院、「ユビー生成AI」のDPC業務支援機能の検証を開始

PR TIMES / 2025年1月28日 13時15分

~生成AI活用による働き方改革と、病院経営支援を一層推進~



 Ubie株式会社(本社:東京都中央区、共同代表取締役:阿部吉倫・久保恒太、以下「Ubie」)は、国立大学法人九州大学 九州大学病院(所在地:福岡県東区、病院長:中村雅史、以下「九州大学病院」)が、「ユビー生成AI」のDPC業務支援機能の検証を新たに開始したことをお知らせいたします。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48083/124/48083-124-09d79d962918562e73ebe0f4f974d13b-2500x1308.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


九州大学病院は、最先端医療の実施と安全性の強化に重点を置き「臨床研究中核病院」や「がんゲノム医療中核拠点病院」にも認定される、西日本における高度医療の中核拠点です。臨床データの収集と分析を進めることで、新しい医療技術の開発とその実用化に取り組み、最新情報技術を活用した国際的な医療連携の推進、新規感染症や自然災害時の対応、急性期疾患をはじめ、様々な疾患を抱える患者への高度医療提供といった役割を担っています。また、全人的医療を実践する医療人の養成、国際教育の推進、多様な働き方導入による職員のワーク・ライフ・バランス向上などにも注力しています。

西日本における高度医療の中核拠点としての役割と、職員のワーク・ライフ・バランスを両立させるべく、「ロボット手術」や「放射線AI診断」などのDXの導入にもいち早く取り組んでおり、2024年10月には効率化によるさらなる働き方改革の実現と、各自の専門的な業務への一層の専念の両立をめざすべく、医療機関の業務最適化に特化した生成AIサービス「ユビー生成AI」を、国内の大学病院として初めて試験導入しました。

試験導入による複数の診療科・部署での一定の業務効率化・生産性向上の成果が見られたことから、この度、さらなる業務効率化とデータ活用推進を目指し、「ユビー生成AI」のDPC業務支援機能の検証を開始しました。九州大学病院では、特に以下の点での効果検証を行います。
DPCコーディング業務の効率化・精度向上
- AIによるDPCコーディング支援による、コーディング業務の負担軽減
- 副傷病名や処置等の抜け漏れのサジェスチョンにより適切な診療報酬請求の実現

「ユビー生成AI」のDPC業務支援機能を活用することで、医療事務職員の業務効率化を推進し、病院全体の生産性向上を目指します。将来的には「ユビー生成AI」データを連携・活用することで、リアルタイムな経営状況の把握や、データに基づいた意思決定を支援し、病院経営の最適化に貢献することが期待されます。

※DPC (Diagnosis Procedure Combination) とは
「DPC」とは、主に急性期入院医療を対象とした、診療行為の組み合わせに基づく包括支払い制度です。従来の診療行為ごとに計算する「出来高払い」方式とは異なり、病名や診療内容に応じて定められた1日当たりの定額の点数からなる包括評価部分(入院基本料、検査、投薬、注射、画像診断等)と、出来高評価部分(手術、麻酔、リハビリ等)を組み合わせて医療費を計算します。DPC制度は、医療の標準化と効率化、質の向上を目的として導入されました。

九州大学病院 病院長特任補佐 西山 謙 様 コメント
DPCコーディングの決定業務は病院経営に大きな影響を与えている事項の一つである。また、現状では確認に各自の経験やスキル等に存するところが大きく、人員の育成が重要である。医事データからDPCコーディングのサポートを行うツールは一般的であるが、今回の機能は、診療録のドキュメント(記録)から、DPCコーディングを行うという視点がこれまでとは異なる点である。品質改善、業務効率等をアップさせる可能性を感じさせ、選択肢の一つとして期待したい。
Ubie株式会社 生成AIプロダクトマネージャー 兼 医師 原瀬 翔平 コメント
医療事務の皆様は日々患者様に関わる膨大な情報を電子カルテから収集しDPCコーディング業務を行っております。深い医療ドメイン知識が求められるだけでなく、膨大な認知負荷により適切に情報を集めたり、抜け漏れ防止に多くの時間をかけています。本プロダクトは生成AIの得意領域と信頼性の高いアルゴリズムを組み合わせて、情報の整理、統合、サジェスチョン機能を実装しています。実証実験を通して、精度検証だけでなく、エンドユーザー様の声を反映した最適なプロダクト開発を目指していきます。


【医療機関向け「ユビーメディカルナビ」について】
「ユビーメディカルナビ」は診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージです。問診業務効率化を図る「ユビーAI問診」や、認知向上をサポートする「ユビーリンク」などを提供しています。「ユビーAI問診」は紙の問診票のかわりにスマートフォンやタブレットを活用した、医療機関の業務効率化を支える問診サービスです。医師は文章に翻訳された問診内容と病名辞書の結果を活用することで、電子カルテ記載に伴う事務作業が大幅に削減されます。結果として、より患者さんに向き合う時間が増え、診察等の医師にしかできない業務により集中していただけるようになります。2024年10月時点で、病院・クリニック合わせて全国47都道府県・1,800以上の医療機関で導入されています。第三回日本サービス大賞で「厚生労働大臣賞」と「審査員特別賞」を受賞しました。2024年5月からは、複数の生成AIを活用し、病院内のさまざまな業務効率化を支援する「ユビー生成AI」を開始しています。2024年12月に「生成AI大賞2024」にて特別賞と優秀賞を受賞しました。
ユビーメディカルナビ:https://intro.dr-ubie.com/
ユビー生成AI:https://intro.dr-ubie.com/hospitals/generativeai_lp

【Ubie株式会社が提供するサービス一覧】
▽生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」
日本版:https://ubie.app/
US版:https://ubiehealth.com
▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ」
https://intro.dr-ubie.com/
▽医療機関向け「ユビー生成AI」
https://intro.dr-ubie.com/hospitals/generativeai_lp
▽生活者とクリニックをつなぐ「ユビーリンク」
https://intro.dr-ubie.com/ubielink

【Ubie株式会社について】
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、症状から適切な医療へと案内する「ユビー」と、診療の質向上を支援する医療機関向けサービスパッケージ「ユビ―メディカルナビ」等を開発・提供。誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進めています。

所在地  :〒103-0023 東京都中央区日本橋本町三丁目8番4号 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5F
設立   :2017年5月
代表者  :共同代表取締役 医師 阿部 吉倫・共同代表取締役 久保 恒太
URL   :https://ubie.life

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