2022年4月~6月中古スマホ取引数ランキング
PR TIMES / 2022年8月2日 21時15分
Apple製品値上げによる中古市場への影響は? 主要4市場より抽出された中古スマホ相場データより分析
株式会社マーケットエンタープライズ(東京都中央区、代表取締役社長:小林 泰士、東証プライム・証券コード3135)は、当社が運営するウェブメディア「iPhone 格安SIM 通信」(https://www.kashi-mo.com/media/)にて提供している、フリマアプリやインターネットオークション等主要4市場を総括した中古スマートフォン相場比較サービスより抽出した中古スマホ取引データの分析を行いましたので発表します。
調査の詳細はこちら:https://www.kashi-mo.com/media/147799/
分析結果概要
1. トップ3をiPhone 8が独占 発売から4年経過も高まる需要
2. iPad(第5世代)が1位へ iPad mini 4の取引増加はどこまで続くか?
3. Pixel 6 取引数460倍で圏外から5位へ
【総評】値上げとサポート終了によるApple製品への影響は?
1.トップ3をiPhone 8が独占 発売から4年経過も高まる需要
[画像1: https://prtimes.jp/i/15239/125/resize/d15239-125-fdb6a18661d14a4a7035-0.png ]
前回同様、iPhone 8が上位3位を独占。続く4位5位は、iPhone 12という結果となりました。発売から4年以上が経過したiPhone 8は中古品の平均価格が値下がり傾向にあり、取引数は前回調査と比較してもほぼ横ばいで、取引数は依然好調です。この背景には、3月の新型iPhone SE (第3世代)発売が影響していると考えられます。スペック向上の為にiPhone 8と同サイズで軽量化されたiPhone SE (第3世代)に機種変更し、iPhone 8を手放した人がいると見て良いでしょう。また、6月に開催されたAppleの開発者会議「WWDC 2022」でiPhone 7のサポート終了が発表されたため、安価で手に入るiPhone 8の中古品の需要が高まったと考えられます。一方のiPhone 12は、大手通信3キャリアの新古品の平均価格が上昇し、取引数が増加しています。発売から1年弱しか経っていない比較的新しい機種で、5G対応ということもあり、一定層からの支持があるようです。
2.iPad(第5世代)が1位へ iPad mini 4の取引増加はどこまで続くか?
[画像2: https://prtimes.jp/i/15239/125/resize/d15239-125-61f245d07ca43efbdf35-1.png ]
前回の調査(2022年1月~3月)では取引数が減少となったiPadでしたが、今回の調査では前回より9.2%増加となりました。1位は、順位を塗り替えランクインしたiPad(第5世代)。平均価格が16,000円前後と手頃で中古市場での取引が好調です。iPad mini 4も取引は活発ですが、6月の開発者会議「WWDC 2022」でサポート対象外になるという発表があったため、今後は取引数に大きく影響が出てくると見ています。
3. Pixel 6 取引数460倍で圏外から5位へ
Androidに関する詳しい解説は、こちらをご覧ください。
:https://www.kashi-mo.com/media/147799/
分析:中古モバイル市場アナリスト 菅野 辰則
2022年7月1日、AppleがiPhoneの価格改定を発表し、値上げが行われました。中古市場でも同様に取引価格が上昇していくと予想されますが、今回の調査では特に大きな動きは見られませんでした。中古端末は、新品と比較するとかなり格安で販売されているため、ますます中古iPhone需要が高まっていくでしょう。なかでもiPhone 12は、5G対応機種であることやスペックの高さが決め手となり、取引数の好調が続くと考えられます。特に今回の値上げの対象から外れたiPhone X以前の機種やiPhone SE(第2世代)などの発売から2~3年が経過した機種の中古品は、価格重視のスマホユーザーからの需要が高く、今後の取引数が増加していくと推測されます。iPadの取引数は、iPad(第5世代)が最も多く、中古商品の人気が継続している状況です。また、6月の「WWDC 2022」でサポート終了が発表されたiPhone 7や、iPad mini 4は現在好調に取引されているものの、今後は取引数の減少が予想されます。次回の調査では、様々な要因からApple製品の取引数に大きな変動が見られるかも知れません。引き続き、中古スマホ市場の動きから目が離せません。
調査の詳細はこちら:https://www.kashi-mo.com/media/147799/
[画像3: https://prtimes.jp/i/15239/125/resize/d15239-125-087161f889c52cb43b61-2.png ]
株式会社マーケットエンタープライズ
マーケティングディビジョン
執行役員 菅野 辰則
ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時のWebマーケティング全般の業務を担った後、2010年にマーケットエンタープライズに入社。当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、デジタルマーケティング事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析する中古モバイル市場アナリストも兼任する。
■調査概要
調査方法:株式会社マーケットエンタープライズが運営するウェブメディア「iPhone格安SIM通信」で提供している中古スマートフォン相場比較サービスを通じて集積されたデータベースより抽出した中古スマートフォンの取引数・価格を集計
調査対象期間:2022年4月1日から2022年6月30日
調査対象市場:ヤフオク!、ムスビー、メルカリ、ラクマ
■運営メディア
iPhone・Wi-Fi・WiMAXの情報をわかりやすく解説
・iPhone 格安SIM通信: https://www.kashi-mo.com/media/
ガジェット・通信ニュース情報をわかりやすく解説
・iPhone 格安SIM通信YouTubeチャンネル
: https://www.youtube.com/channel/UCakZHegYrdh-Y3EasvGf7bw
格安SIM・スマホの通信速度や選び方を解説
・SIMチェンジ: https://simchange.jp/
■株式会社マーケットエンタープライズ
マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開しています。「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場。2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、日本最大級のリユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ550万人を達成しました。
ウェブサイト:https://www.marketenterprise.co.jp/
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