1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

【岐阜県高山市】岐阜県高山市の旅館が国の登録有形文化財(建造物)に登録

PR TIMES / 2024年7月30日 18時15分

窓の格子や土蔵の扉が高く評価

岐阜県高山市にある寿美吉旅館は、伝統的な町家の型式を踏襲しながら近代における展開を示す主屋と、質屋の特徴を示す土蔵などが路地に面して並ぶ特色ある路地景観が高く評価され、国の登録有形文化財に登録される見込みとなりました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/124925/125/resize/d124925-125-5784cda7a93438462806-0.png ]

文化庁の文化審議会が令和6年7月19日(水)に開かれ、岐阜県高山市本町にある寿美吉(すみよし)旅館の主屋、厨房棟、土蔵の3件が、新たに国の登録有形文化財に登録される見込みとなりました。
高山市内の国登録有形文化財は、令和3年度に桜町の旧須田歯科医院が登録されて以来でこれで22件、岐阜県内にある国の登録有形文化財の建造物は285件となります。
100年以上前に建てられた当時の面影を残す寿美吉旅館は、高山市街地の宮川西岸に位置する2階建ての旅館で、昭和25年(1950年)に旅館として創業以来、3代70年以上にわたり営業を続けています。昔ながらのアットホームな雰囲気が人気のほか、宮川沿いに位置していることから川のせせらぎや季節ごとの景色を楽しむことができ、川の対岸で開かれる宮川朝市や古い町並などの観光名所にも近いことから、国内外を問わず観光客から高く評価されています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/124925/125/resize/d124925-125-17706508f026546d3f2b-1.png ]

主屋1階正面の出格子は、上部を長方形、下部を正方形に組む高山で特徴的な縦格子を用い、この通りの歴史的な景観を伝え、玄関上部吹抜の整然とした梁組に見応えがあるとして評価されました。
厨房棟は、主屋の北側に接して建つ旧味噌蔵で、屋根は切妻造鉄板葺の置屋根形式。1階は厨房、2階は納戸として使用され、主屋とともに通りの景観に寄与しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/124925/125/resize/d124925-125-3551cdc4d4075bb45527-2.png ]

土蔵は、主屋の南側に接して建つ旧質蔵で厳重なつくりの2階建土蔵。主屋室内に向けて付けられた両開きの掛子塗扉は黒漆喰で装飾され、高い左官技術がうかがえます。
市文化財課の牛丸岳彦課長は、「この登録をきっかけに、改めて建物の良さや面する通りが持つ雰囲気を多くの人に知ってもらいたい。高山市にはその他にも登録有形文化財や指定文化財などの良い建物が多くあるので、ぜひ合わせて見ていただきたい。」と話しました。
【本件に関するお問い合わせ】
高山市役所文化財課
住所:〒506-8555 岐阜県高山市花岡町2丁目18番地
電話:0577-35-3156
FAX:0577-35-3172
メールアドレス:bunkazai@city.takayama.lg.jp

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください