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気温20度以上、湿度60%以上でダニは大量繁殖する!?梅雨時期のダニ対策は「湿度を55%以下にコントロール」する事が重要!

PR TIMES / 2024年5月31日 11時45分

今さら聞けないダニの健康被害!健康被害を起こすのは生きたダニよりもフンや死骸が原因!?日本のダニアレルゲンはアメリカの約10倍!? 親がダニアレルギーだと子供もなりやすい!?



じめじめと不快な気候「梅雨」の時期がまた今年もやってまいりました。日本気象協会は、2024年5月16日に2024梅雨入り予想を発表しました。九州や四国は5月下旬、中国地方から関東、東北にかけて6月中旬に入ってから梅雨入りが予想されており、中国地方や近畿、東海、関東甲信は、平年より遅く6月中旬に梅雨入りと予想されています。(参考:日本気象協会)
ダニは、気温20度以上、湿度60%以上で活動が活発になるため、気温が上がって、湿度の高い梅雨時期はダニにとっては好条件です。家族にやさしいダニ対策ブランド「さよならダニー」の製造メーカー、株式会社イースマイルは、子育てや家事育児を頑張っている方に向け、少しでも生活に役立つ情報として梅雨前に知っておきた「梅雨時期の正しいダニ対策」についてご紹介します。
▶︎ダニ対策ポイント1.:家の中に潜む9割がチリダニ!チリダニを増やさないことが対策の第一歩!
ダニが活動的になる気温20度以上、湿度60%以上のまさに梅雨時期に増やさない対策が必要であるとダニ類の分類学や生態学を専門とし、法政大学国際文化学部教授である島野 智之(しまの さとし)先生が教えてくれました。「この時期は各部屋に湿度計をおいて、室内湿度を確認する生活を習慣づけるとよいでしょう。今はスマホと連動できる温度湿度計があるので、それぞれの部屋の湿度を24時間管理するとダニ対策として効果的です。また、雨の日室内に衣類を干すと湿度が約10%も上昇するというデータがありますので、部屋干しする際は乾燥機も併用し湿度を下げるようにすると良いでしょう」と教えてくれました。
また、マダニ報道の影響でダニに刺されることを気にしている方が多くいると思いますが、マダニは動物や人の血を吸い、時に伝染症を媒介する恐ろしいダニではあるものの、主に注意するのはアウトドアで居住空間では全く心配することはないとのことです。家の中に潜む9割はチリダニで人のフケやアカを餌としますが人を刺すことはなく、人を刺し、強いかゆみを起こすのはツメダニという種類で、ツメダニはチリダニを餌とし繁殖していくため、まずはチリダニを増やさない環境が大事だと教えてくれました。さらにチリダニは非常に繁殖力が高く、一生のうちに卵を100個産み、すると1ヶ月半で30匹が2万匹にまで増加することもあるそうです。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/37812/126/37812-126-1d3307b39fe6176de6d2c30844eb01ca-1610x598.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
出典:朝倉書店 「ダニはなし―人間との関わり―」島野智之・高久 元(編)

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/37812/126/37812-126-337178a456e9d22e1cbc203a48dcece1-1800x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

島野 智之(しまの さとし)プロフィール
法政大学国際文化学部/自然科学センター教授。横浜国立大学大学院工学研究科修了。博士(学術)。専門はダニ学・動物分類学。夢は昆虫学者だったが、ダニ学者の恩師と出会いダニの道へ。2017年日本土壌動物学会賞受賞、2018年日本原生生物学会賞受賞、2022年日本動物分類学会賞受賞。



▶︎ダニ対策ポイント2.:湿度をコントロールすることが最も重要!
ダニが好まない家、つまり「湿度が60%以下、できれば55%以下にコントロールされ掃除が行き届いた家」を保つことが重要になってくるとのことで、今やるべき梅雨時期ならではこその正しいダニ対策について島野先生が教えてくれました。
【島野先生に聞く!梅雨時期の正しいダニ対策について】
●初期段階でチリダニ類を撃退する!
チリダニの餌はヒトのはがれた皮膚・ふけなどヒトの身体から落下するものである為、頻繁に掃除機をかけて生活空間を清潔に保つことが重要であり、さらに布団や枕は餌が豊富にあるためより注意が必要です。チリダニ類は人を刺しませんが、その生息密度を下げることは、ダニアレルギーや喘息を抑えるだけではなく、チリダニ類を食べ人を刺すこともあるツメダニ類の発生を抑えることにつながります。

●エアコンの除湿器を有効活用
常に部屋の中の湿度が60%以下、できれば55%以下になるように、エアコンの除湿器を有効活用しましょう。

●掃除は朝早くか、夜遅く帰ったときに!
チリダニ類は明るい日中、光や振動を避けて、絨毯や畳の奥に潜んでいますが、暗くなって2時間ほど経つと表面にも出てきます。日中は外出して、暗くなって帰宅した場合には(数時間部屋の中が静粛の状態が続き、かつ暗くなった状態で)電気をつけず暗いまますぐに掃除をすると良いでしょう。

●小麦粉やお好み焼き粉の管理には注意
開封後の粉物は、湿度が高いところに常温で保管しておくとコナダニがいる場合が多いです。特に梅雨はダニが好む温度・湿度となるので注意が必要です。重篤な場合、ダニによるアナフィラキシーショック症状を起こす可能性がありとても危険ですので、密封して冷蔵庫へしまい賞味期限内に消費しましょう。

●減らしたダニを増やさないことが重要!掃除機がけは少なくとも1週間に1回以上
ダニは50℃の熱で20~30分、60℃の熱でほぼ一瞬で死滅します。加熱は3カ月に1度で結構ですが、掃除機がけは少なくとも1週間に1度は行い、減らしたダニを再び増やさないことが大切です。毎日1回、1平方メートルあたり20秒くらいで3週間掃除を続けると半分から4割ダニを減らすことができたというデータがありますので時間に余裕のある方にはお勧めです。(1畳は1.8平方メートルなので40秒くらい)

●市販のダニ捕りシートの活用
毎日の家事に加えダニ対策を行うのは大変だと思います。市販のダニ捕りシートを気になる場所に設置するのも有効です。

▶︎ダニ対策ポイント3.:ダニは、「クローゼット」「ぬいぐるみ」にも潜んでいる!
ご家庭でダニ対策を行っているかを調査したところ、半数以上の方が「できていない」と回答。また、何かしらのダニ対策をしている方に対策場所を聞いたところ、「ベッド(寝具)」に続き、「カーペット」、「衣類」を意識して対策しているという結果となりました。島野先生に家庭内にダニが多く潜む場所を聞いたところ、家にもよるので一概には言えませんが一般的にという前提で、一番は「布団や枕(寝具)」で、敷布団の表面1平方メートル あたりには平均1,000匹、枕はたった1gのホコリあたり1,500匹いるとのことです。次いで「床面」、「クローゼット」、「衣類や衣類の収納容器」、「ぬいぐるみ」の順に多く潜んでおり、調査結果と比べると、「衣類」は対策をしているものの、「クローゼット」まで行き届いていなかったり、お子様を持つご家庭に多いと思われる「ぬいぐるみ」に関しても少し意識が低いということが分かりました。また、カーテンの裾にもダニはいますし、ソファーの間、衣類をしまうタンスや布団をしまう押入れなど意外なところにもダニが潜んでいて、浴室とトイレ以外は基本的にはダニが潜んでいると教えてくださいました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/37812/126/37812-126-7e395b6cf51f0daa68337cc8f798229e-1996x616.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■調 査 名 :枕のダニ対策に関する調査
■調査方法 :インターネット調査
■調査地域 :全国
■調査対象 :普段枕を使用する 1,000 名 (20 代~60 代の男女均等割り付け)
■調査期間 :2024 年 3月8日(金)
■調査主体 :株式会社イースマイル
※「ご家庭でダニ対策をしている場所を教えてください。(いくつでも)」は、「ご家庭でダニ対策を行なっていますか?」に対し、「できていない」と回答した方以外を対象 (n=499)
正しく知りたい!ダニが引き起こす健康被害について、呼吸器内科 横山先生に聞きました!
呼吸器内科、アレルギー科を専門とする葛西よこやま内科・呼吸器内科クリニック院長 横山 裕(よこやま ゆたか)先生に、ダニが引き起こす健康被害との関係について伺いました。ダニに刺されたことによる皮膚の症状は目に見えるため意識がいきやすいですが、実は「通年性アレルギー性鼻炎」や「気管支喘息」、「小児喘息」の患者の半分以上でダニが原因ということがわかっているそうです。そこで、どのような症状があるのか、また、対策方法など先生に伺いしました。
【横山先生に聞く!ダニとアレルギー疾患の関係性について】
●「アレルギー性鼻炎」や「気管支炎ぜんそく」「小児喘息」などアレルギー関連の患者が多くなる季節は?
鼻炎患者の多くは2月~4月、気管支炎喘息の患者は9月~10月に多く見られます。季節によって変動があるのは、
2月~4月はスギ花粉、9月~10月はダニのアレルゲンを吸い込むことが原因と考えられます。「アレルゲン(抗原)」とはアレルギーの原因となる物質で、私たちの身のまわりには、食物、花粉、ダニなど多くのアレルゲンが存在し、ダニそのものだけではなく、ダニのフンやバラバラになった破片を含みます。

●ダニとアレルギー疾患の関係は?日本は世界に比べるとダニは多いのか?
ダニは日本の室内環境で最も重要なアレルゲンです。寝具から回収されるアレルゲンが2㎍/dust(※1㎍=100万分の1グラム)以上含まれるとダニアレルゲン感作(かんさ)やアレルギー性鼻炎の発症のリスク高まり、10㎍/dust以上で喘息を発症するリスクが高まるといわれています。日本の家庭の多くではこれらの数値を超えるアレルゲン量があり、寝具中のダニアレルゲンを測定した結果、日本のアレルゲン(抗原)量は14.9㎍/dust、米国1.40㎍/dust、欧米0.58㎍/dustであり、日本はかなり多い事がわかります。理由としては気密性の優れた日本の家屋では1年を通してダニが好む環境で繁殖しやすいことが原因です。さらにはアレルギー体質、例えばアレルギー素因というものがあるとダニ感作やぜんそくが高確率で生じやすい傾向です。アレルギー素因とは、アレルギーになりやすい体質のことで、アレルギー反応の原因となる「IgE抗体」を作りやすいのが特徴です。アレルゲンが体の中に入ると異物とみなして排除しようとする過剰な防衛反応がはたらき「IgE抗体」という物質が作られ、この状態を「アレルギー感作」といいます。

●親がダニアレルギーだと子供もダニアレルギーになりやすいのか?
アレルギーを発症しやすい体質のことをアトピー素因といますが、両親のどちらかあるいは両方がアトピー素因をもっていれば子に遺伝する可能性があり、親がダニアレルギーだと子供もダニアレルギーになりやすいといえます。

●気管支喘息の世代による患者数の違いは?
小児喘息は乳幼児期に発症し、学童期に自然寛解(かんかい)する方、成人に移行する方、成人で再発する方がいます。ダニアレルゲンに感作されている小児喘息では成人に移行する方や成人で再発をする方の割合が高いといわれています。小児喘息は2~3歳までに60~70%が、6歳までに80%以上が発症するといわれており、その後、思春期になると症状が軽快しつつ約30%が成人喘息に移行します。一方、症状が寛解した50~70%の小児喘息患者の内、30%弱が成人になって再発するといわれています。喘息患者の性別は、小児では男児が1.5倍多く、成人では、男女ほぼ同数か女性がやや多くなり、病型は小児喘息の大半(70~90%)はダニを原因アレルゲンとするアトピー型です。(参考:厚生労働省 成人喘息の疫学、診断、治療と保健指導、患者教育)

●ダニアレルゲンを回避するにはどのようにしたらよいか
日本の生活環境下においてダニアレルゲンを完全に回避することは難しく、少しでもアレルゲンを減らすために掃除をすることが大事です。布団毛布の丸洗いや、ダニの通過できない気密性の高い高密度繊維のカバーやシーツを使用することや、特に寝具においては市販のダニ捕りシートなどを使うことも有効です。また、生活していくうえで繰り返しアレルゲンに暴露されることで、アトピー体質を持つ方にアレルギーが発症するといわれているのでアレルギー発症前でも対策を行うことは将来のアレルギー発症の予防につながります。

●横山先生のダニ対策を教えてください
息子がダニアレルギーをもっていますので、寝室では寝具の手入れや湿度管理、リビングはカーペットやじゅうたんを置かずにフローリングにしています。また、ぬいぐるみなどの布製の物はなるべく置かないようにしています。

●アレルギー性鼻炎とは
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出典:葛西よこやま内科・呼吸器内科クリニックHP

私たちの体にはウイルスや細菌に対し外敵をやっつけようとする「免疫」というしくみが備わっています。この免疫が過剰に働いてしまい、本来体には悪さをしないはずのダニや花粉などの原因物質(アレルゲン)に対して体が攻撃してしまう結果、種々の症状が起こるのが「アレルギー」です。「アレルギー性鼻炎」はアレルギーが原因で起こる鼻炎で、「鼻汁」「鼻づまり」「くしゃみ」を3大症状とする病気で、近年増加傾向にあり、国民の約40%がかかっているとも言われ、まさに現代の国民病となっています。増加している背景としては生活環境の変化や食生活の変化、ストレスなどの可能性が指摘されており、昔は木造住宅で風通しが良かったのに比べ、現在は気密性が向上した反面湿度が高くなる傾向にあります。また、食生活に関しては食品添加物の摂取も原因とされております。アレルギー性鼻炎のアレルゲンとして多いのが「花粉」「ダニ」であり、花粉は季節性に飛散しているので「季節性アレルギー性鼻炎」、ダニは1年中存在しているので「通年性アレルギー性鼻炎」といいます。

●気管支喘息とは
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/37812/126/37812-126-64cd714e70d795b2f38c9a92e79a3aa7-742x402.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
出典:葛西よこやま内科・呼吸器内科クリニックHP

気管支喘息は呼吸の通り道である気道(気管、気管支)にアレルギーによる炎症が起こり、気道が過敏になることで、「かぜ」「季節の変わり目」「寒暖差」などの刺激に対し、気管支がせまくなり咳や痰が出て、気道が狭くなることを繰り返す病気です。
時間の経過とともに改善と悪化を繰り返すことが特徴で、症状がある時もあればない時もあります。夜間から早朝にかけて悪化することが多く、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)、呼吸困難、咳・痰、喉や胸がつまったような症状が起こり、多くは風邪や天候の悪化、季節の変わり目などをきっかけに症状が悪化します。喘息の原因は気道に起こるアレルギーにあり、例えば「ほこり」「ダニ」「花粉」「ペットの毛」などの吸入抗原に対するアレルギーが代表的です。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/37812/126/37812-126-a4a288ca82c69e9baf883c01954e38c1-3900x2595.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

横山 裕(よこやま ゆたか)プロフィール
東京医科大学医学部卒業。公立陶生病院(愛知県瀬戸内)で研修。東京ベイ浦安・市川医療センターで呼吸器内科の専門的医療に携わる。2019年5月に『葛西よこやま内科・呼吸器内科クリニック』を開院



さよならダニー/さよならダニーDXとは
家族にやさしい、殺虫成分不使用のダニ対策ブランド。メイン商品の「さよならダニー3Dダニ捕りシート」は、「置いて集めて捨てるだけ」でお家のダニ対策ができるダニ捕りシートです。コンパクトサイズのシートを置くだけで、お家のダニを効率的に捕獲し、ダニの繁殖を抑制。ダニの発生が予想される、枕、ソファ、カーペット等のダニ対策を、簡単に確実にして頂けます(※1)。手軽さと実感力で多くのお客様に支持され、「さよならダニーは」5年連続ダニ用殺虫剤部門売上NO.1(※2)を獲得。ブランドが誕生した2018年からのダニ商材市場の拡大を牽引し続けています。さらに、「さよならダニー」をご愛用頂いている1万人以上のお客様の声をもとに商品開発を重ね、シリーズ史上最高、1枚当たり57万匹(※3)のダニが捕獲できる「さよならダニーDX」を、2024年2月より販売開始しております。
※1 チリ性ダニ用。イエダニ、マダニ等通常屋外に生息するダニは対象としておりません
※2 2019年2月~2023年8月販売実績
※3シート1枚の捕獲能力
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/37812/126/37812-126-0c9aa84a1a1d78811d4d783b8d796c12-821x1195.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/37812/126/37812-126-dec047ea775638643f6b5c54019bae22-394x600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



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