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アジアを代表する国際美術展「第15回光州ビエンナーレ」に日本パビリオンとして福岡のアーティストが初参加

PR TIMES / 2024年6月27日 13時15分

福岡市が推進するアートを通じたまちづくり「Fukuoka Art Next」事業。韓国光州市で開催される「第15回光州ビエンナーレ」に日本パビリオンとして初参加。7月20日にシンポジウムも開催!



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 福岡市が推進するアートを通じたまちづくり「Fukuoka Art Next事業」の一環として、2024年9月7日(土)から12月1日(日)韓国光州市で開催される「第15回光州ビエンナーレ」に日本パビリオンとして参加します。

 福岡市は、2022年に「Fukuoka Art Next(FaN)」プロジェクトを始動し、アーティストの交流と成長の支援、Fukuoka Art Awardの創設、民間と連携してのアートフェアや街中での作品展示の開催など「アートとともに成長する都市」を目指し、さまざまなプログラムを展開しています。

 今回、日本パビリオンでは、光州市内の2会場を舞台に、批評家で文化研究者の山本浩貴のキュレーションによる展覧会を開催します。コンセプトに「私たちには(まだ)記憶すべきことがある」を掲げ、光州の地に歴史的に埋め込まれた無数の声と沈黙に耳を傾けながら、現在進行形で生起しているグローバルな事象に接続する回路を開くことも目指し、福岡市を拠点に、国内外で活躍している現代アーティスト、内海昭子および山内光枝が本展のために新作を発表します。
 
 また、光州ビエンナーレ開催に先駆け、7月20日(土)にアーティストカフェ福岡を会場にシンポジウムを開催します。ニコラ・ブリオー氏ならびに光州ビエンナーレ財団のチェ・ドゥスゥ氏はオンライン参加にて、山本浩貴氏と内海昭子氏および山内光枝氏は会場から参加し、光州ビエンナーレに向けてそれぞれの立場からお話します。

 福岡市ではこれを一つの契機とし、アートを通じた世界との交流をより積極的に推進していきます。

 光州ビエンナーレとは
 2年に1度、韓国・光州で開催されるアジア地域を代表する現代アートの国際美術展「光州ビエンナーレ」。今年、30周年を迎えた第15回光州ビエンナーレは30ヵ国から73組のアーティストが参加し、「パンソリ- 21世紀のサウンドスケープ(Pansori a soundscape of the 21st century)」をテーマに過去最大規模で開催されます。アーティスティック・ディレクターを務めるのは、「関係性の美学」で知られるキュレーターで美術批評家のニコラ・ブリオー。
 「パンソリ」とは、17世紀に韓国南西部でシャーマンの儀式に合わせて生まれた伝統的な口踊芸能のことで、パン(空間や場)・ソリ(音や歌)と、韓国語では文字通り「公共の場からの音」のことを指し、言い換えれば「庶民の声」を意味しており、市内のさまざまな場所をビエンナーレの会場としてその精神の再構成が図られます。

 パビリオン
 本ビエンナーレは、2018年から国際美術展と並行してパビリオンが立ち上がっており、年々規模が拡大しています。第14回では9カ国が参加、30周年を迎える第15回では過去最大規模となる、20カ国以上のパビリオンの設置が予定されています。日本パビリオンの設置は今回が初となり、福岡アジア美術館(1999年)開館以来、アジアを中心に交流を行ってきた歴史を持つ福岡が記念すべき初回の日本パビリオンとして参加することとなりました。


 【光州ビエンナーレ日本パビリオン開催概要】
日時:令和6年9月7日(土)~ 12月1日(日)
会場:韓国・光州市内の2会場
Webサイト:https://fukuoka-art-next.jp/gwangju2024/
【関連イベント:シンポジウム】
日時:令和6年7月20日(土)14:00~16:15
会場:Artist Cafe Fukuoka コミュニティスペース/オンライン配信有
定員:Artist Cafe Fukuoka コミュニティスペース 40名先着順 
料金:無料(要申込)
内容:
・第15回光州ビエンナーレに関する基調講演
 登壇者:第15回光州ビエンナーレ
 アーティスティック・ディレクター 二コラ・ブリオー  (オンライン参加)※英→日通訳有
・第15回光州ビエンナーレにおけるパビリオン事業の紹介
 登壇者:光州ビエンナーレ財団 展示責任者 チェ・ドゥス(オンライン参加)※英→日通訳有
・日本パビリオンについてキュレーター、アーティストから
 テーマ及び作品コンセプト等を紹介
 登壇者:キュレーター 山本 浩貴、アーティスト 内海 昭子、山内 光枝
申込方法:下記リンクからお申込みください
https://forms.gle/rdfN7WsFtMYeDu7fA


【登壇者プロフィール】
第15回光州ビエンナーレ アーティスティック・ディレクター
Nicolas Bourriaud/ニコラ・ブリオー
 ニコラ・ブリオー氏は、人間関係とコミュニケーションに基づいた芸術の実践を一貫して探求しており、著書として「関係性の美学」(1998年)、「ポストプロダクション」(2002年)、「ラディカント - グローバリゼーションの美学に向けて」(2009年)、および「Inclusions: Aesthetics of the Capitalocene(包摂:資本新世における美学)」(2020年)などが挙げられる。「関係性の美学」は、関係、媒介、参加、相互作用の概念を扱っており、現代美術における重要な概念の一つとしてしばしば引用されている。パリのパレ・ド・トーキョー創設に関わり、1999年から2006年まで共同ディレクターを務めた。その後、テート・ブリテン(ロンドン)のグルベンキアン現代美術キュレーターに就任(2007-2010年)し、「テート・トリエンナーレ2009」をキュレーション。また「台北ビエンナーレ2014」、「イスタンブール・ビエンナーレ2019」など大規模な展覧会も指揮してきた。2022年には、彼が同年初めに設立した国際的なキュレーター協同組合「Radicants」の一員として、ヴェネツィアのボラーニ宮殿で「PLANET B. Climate Change and the New Sublime(惑星B, 気候変動と新しい崇高)」をキュレーションしている。



[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48792/128/48792-128-e76e1607da4bc43a6e14f68ace62ad4c-614x614.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


光州ビエンナーレ財団 展示責任者
Dusu Choi/チェ・ドゥス
チェ・ドゥス氏は、韓国・光州ビエンナーレ財団の展示部門における責任者として、9つの国別パビリオンが参加した「第14回光州ビエンナーレ2023 天下に水より柔弱なるは莫し」と、31のパビリオンが参加する「第15回光州ビエンナーレ2024 パンソリ - 21世紀のサウンドスケープ」を担当。また、2024年「ヴェネツィア・ビエンナーレ」の関連プログラムとして「庭 - where we become us」、2022年には光州ビエンナーレ5.18民主化運動特別展として「To where the flowers are blooming(花が咲いている方に)」(スパッツィオ・ベルレンディス、ヴェネツィア)をキュレーション。ドゥス氏は、アーティスト主導のアートフェア「Union Art Fair」およびソウルのアーティスト・ラン・スペース「Space XX」の創設者兼ディレクターであり、アジアの若手アーティストの同行に強い関心を寄せている。



[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48792/128/48792-128-79a3c30566cc7861e32bad896de1d668-1316x1317.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


第15回光州ビエンナーレ 日本パビリオンキュレーター
山本 浩貴 (やまもと ひろき)
批評家、文化研究者、実践女子大学准教授。1986年千葉県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、ロンドン芸術大学にて修士号・博士号取得。韓国・光州のアジアカルチャーセンター研究員、香港理工大学ポストドクトラルフェロー、東京芸術大学大学院助教、金沢美術工芸大学講師などを経て現職。著作に『現代美術史』(2019)、『ポスト人新世の芸術』(2022)など。



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第15回光州ビエンナーレ日本パビリオン出展アーティスト
内海 昭子(うつみ あきこ)
1979 年兵庫県生まれ、現在福岡市を拠点に活動。「時間の連続性を表出する風景の再構築」をテーマに、インスターレションや、映像、写真などを用いた多様な表現を行なっている。2003年武蔵野美術大学映像学科卒業、2011年東京藝術大学美術研究科修士課程修了、2015年同博士後期課程修了。これまでKünstlerhaus Bethanien (ベルリン), A4 Art Museum (成都), SeMA Nanji Residency (ソウル), Kuandu Museum of Art (台北), 越後妻有アートトリエンナーレ(新潟)などで展示を行なっている。


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第15回光州ビエンナーレ日本パビリオン出展アーティスト
山内 光枝 (やまうち てるえ)
1982年福岡県生まれ。映像、写真、ドローイング、インスタレーションによる作品を手掛ける。2006年ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ(イギリス)BAファインアートを卒業。2013年には済州ハンスプル海女学校(済州島・韓国)を卒業後、2015年に文化庁新進芸術家海外研究員として、2016年に国際交流基金のアジアセンター・フェローとしてフィリピンに滞在。初の長編映像作品が東京ドキュメンタリー映画祭2019で奨励賞を受賞。最近作「信号波」(2023)は日本統治下の釜山に暮らした自身の家族史に向き合うセルフドキュメンタリー。


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詳細については、下記よりご覧ください。
Web URL https://fukuoka-art-next.jp/gwangju2024/



【問い合せ先】
光州ビエンナーレ日本パビリオン 事務局
(福岡市経済観光文化局アートのまちづくり推進担当/Fukuoka Art Next(FaN))
メールアドレス:f.art.next.g@gmail.com

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