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炭素測定オンラインプラットフォーム「SUSTAINABLE ENGINE CARBON SIMULATOR」提供開始

PR TIMES / 2024年6月24日 16時45分

~イベント領域のCO2排出量を精緻に可視化~



総合制作事業会社の株式会社博報堂プロダクツ(本社:東京都江東区、代表取締役社長 岸直彦)のプロジェクトチーム「SUSTAINABLE ENGINE」(※1)は、イベント領域におけるCO2の排出量を精緻に測定・可視化できるオンラインプラットフォーム「SUSTAINABLE ENGINE CARBON SIMULATOR(サステナブルエンジン カーボンシミュレーター)」の提供を開始いたしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/66685/128/66685-128-662ac102531cc06f7515b9f6d69905a8-764x514.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


脱炭素社会の実現に向けて、企業活動における温室効果ガス排出量の計測や削減効果の可視化は重要視されています。一方で、企業のマーケティング活動におけるイベント領域おいては、金額ベースの算定方法が主流のため環境配慮素材を導入しにくい課題がありました。さらに、造作物、展示品、機材、配布物などの多くの物品が使用され、また、レンタル、リユース、販売品など利用方法も複雑で調達先が多岐に渡るためCO2排出量の可視化が困難とされてきました。

「SUSTAINABLE ENGINE CARBON SIMULATOR」は、様々な素材や仕様に応じたCO2排出原単位を、イベント制作工程から廃棄まで7分類(施工/美術、機材、運営、会場、移動、宿泊、搬出/廃棄/リサイクル)で整備することで、CO2排出量だけではなく、リサイクル率としてどのくらいゴミをださないイベントであったのかを数値化することが可能となります。また、これらの排出原単位は、環境省が策定した「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.3)」や各公的機関のデータベース、及び文献調査(※2)に基づいて細かく整備しているため、一貫性・信頼性を担保したものとなっております。さらに、この排出原単位自体も継続的に数値の見直しをしていく事で、社会情勢や市場ニーズに合った数値を提供することができます。

■「SUSTAINABLE ENGINE CARBON SIMULATOR」の特徴と主な機能
「SUSTAINABLE ENGINE CARBON SIMULATOR」は、シンプルなUIで整理された5つのステップごとにWebブラウザ上で情報を入力することによって「CO2排出量」と「リサイクル率」を算出し、どこに改善点があるかなどを確認することが可能です。また「ビフォーアフター比較機能」を活用することで、イベント活動における企業努力や環境への貢献度を可視化することもできます。(1)つくる・つかう・すてる、全工程における「CO2排出量の算出機能」
「施工・美術」「機材」「運営」「会場」「移動」「宿泊」「搬出、廃棄、リサイクル」の7分類で制作工程から廃棄までの全工程を詳細に算出することで、従来の金額ベースの算出方法に比べ、CO2排出量の算出誤差を最小化することができます。
(2)素材や資材などのマテリアル選定による「リサイクル率の算出機能」
CO2排出量の算出に加え、ゴミを出さないゼロウェイストを目指すイベントにおいては「リサイクル率」を算出することができます。リサイクル素材の活用が、CO2排出量削減にも反映されます。
(3)計画プロセスの改善効果を可視化する「ビフォーアフター比較機能」
計画プロセスにおいて一度行った計画を保存して、追加や変更を加えた結果と数値比較することが可能です。環境配慮型イベント計画を行うためのマテリアル選定や、制作物の見直しなどにもご活用いただけます。

博報堂プロダクツ「SUSTAINABLE ENGINE」は、「SUSTAINABLE ENGINE CARBON SIMULATOR」をもとに、2023年10月に立ち上げた「サステナブルイベント協議会」(※3)及び業界各社と共に、イベント業界の脱炭素化を目指してまいります。今後もサステナビリティ課題解決に取り組む企業を支援し、社会的インパクトを創出することで共に持続可能な社会実現に貢献してまいります。

※1 博報堂プロダクツ「SUSTAINABLE ENGINE」
総合制作事業会社としての強みを活かし、広告・プロモーション領域の専門性と実施力に加え、サステナブル領域の知識と実績を兼ね備えたエキスパートからなる専門プロジェクトチームです。
企業課題に合わせて、パーパス構築、コミュニケーション設計・発信、具体化アクションの3つのプロセスごとに最適なソリューションを提供。サステナビリティアクションの実装化サイクルを通じて、企業のサステナビリティ目標達成を支援します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/66685/128/66685-128-0c7a50f27733a11935847ab1f12cdc33-1550x629.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]





https://www.h-products.co.jp/sustainability/engine/

※2 引用元一覧
・環境省/サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.3)
・伊坪徳宏ら(2012)大規模展示会を対象としたライフサイクルCO2評価,日本LCA学会誌,8巻,p200-212
・国土交通省/運輸部門における二酸化炭素排出量(2021年度)
・日本ビルエネルギー総合管理技術協会/建築物エネルギー消費量調査44報
・国立研究開発法人国立環境研究所/産業連関表によるグローバルサプライチェーンを考慮した環境負荷原単位(2005年値)における『宿泊業』に関する排出係数
・東日本旅客鉄道株式会社/新幹線の区間別CO 排出量(2022年度)
・東京交通新聞社/タクシー・ハイヤー年間(2020年度)
・全国自動車交通労働組合総連合会/タクシー輸送実績(2020年度)
・Journal of Life Cycle Assessment, Japan, Vol.11 No.2, p104-113
・Bureau of International Recycling aisbl, Brussels/Report on the Environmental Benefits of Recycling(2008)

※3 サステナブルイベント協議会
イベント・スペースを事業領域とする丹青社、電通ライブ、乃村工藝社、ムラヤマ、博報堂プロダクツの5社で発足した協議会。各社連携を強化することで、イベント業界全体におけるサステナビリティ促進・リテラシー向上を目指し、具体的なアクションに落とし込むべく活動をしています。

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