JEPLAN、花王と協働し化粧品ボトルの実証実験において水平リサイクルを実現
PR TIMES / 2024年5月29日 16時15分
―当社独自技術でリサイクルした再生素材を化粧品ボトルの一部に使用した商品の限定販売開始―
株式会社JEPLAN(代表取締役 執行役員社長:高尾 正樹、以下「JEPLAN」)は、花王株式会社(代表取締役 社長執行役員:長谷部 佳宏、以下「花王」)が推進する化粧品ボトルの水平リサイクルの実証実験において、リサイクルパートナーとして協働しています。この度、花王が回収した使用済み化粧品プラスチックボトルを当社独自技術によりリサイクルし、その再生素材が容器の一部に使用された商品(「トワニー ローションIIt (レフィル)」)が5月30日から数量限定で販売開始されることをお知らせします。
■本件に関しての花王株式会社のプレスリリース:
https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2024/20240528-001/
[画像1: https://prtimes.jp/i/31188/129/resize/d31188-129-ca24790eeacea469a6c4-0.jpg ]
花王がめざす化粧品プラスチックボトルの水平リサイクルは、回収した使用済み化粧品プラスチックボトルを、再生素材にリサイクルをして、再び化粧品ボトルなどの容器に利用することです。一般的に着色や加飾が施された化粧品ボトルや容器は、リサイクルすることが難しいとされています。JEPLANは、使用済ペットボトルやポリエステル繊維などのPET(ポリエチレンテレフタレート)を対象に、化学的に分解し不純物を取り除くことで、石油由来の原料と同等品質の原料に再生することが可能な独自技術を有しています。この独自技術を用いて、リサイクルパートナーとして花王が推進する化粧品ボトルの水平リサイクルの実現に向けて実証実験に取り組んでまいりました。
取り組みの第1弾として、2021年6月からJEPLANのグループ会社であるペットリファインテクノロジー株式会社(社長・伊賀大悟)が製造する使用済ペットボトルを原料にリサイクルをした再生PET樹脂を化粧品ブランド「TWANY(トワニー)」のボトル容器に採用いただき、バージンPET素材と同等品質の美しい容器が製造できることが確認されました。同素材は、その他の化粧品ブランドにも広がり「KANEBO(カネボウ)」「LISSAGE(リサージ)」「SOFINA iP(ソフィーナiP)」にも採用されるなど、順次拡大されています。
第2弾では、2022年2月から7月の期間、「TWANY」を取り扱う関東エリアの一部の店舗において、お客さまが使用された化粧品プラスチックボトルを回収し、回収した使用済み化粧品プラスチックボトルを用いて、水平リサイクルの実証実験を進めてきました。
そして今回、2022年に回収した使用済み化粧品プラスチックボトルを用いた化粧品ボトル容器のリサイクルに取り組み、商品化が実現しました。「トワニー ローションIIt (レフィル)」のボトルの素材の一部に再生素材が使用されています。本商品は、5月30日から数量限定で販売されます。これら一連の実証実験に、JEPLANは独自技術を用いてリサイクルパートナーとして化粧品ボトルの水平リサイクルが実現するよう協働してまいりました。
今後もJEPLANグループでは「あらゆるものを循環させる」というミッションの実現に向けて、引き続き国内外のパートナーとの連携を進め、グループ一丸となりサーキュラーエコノミーを牽引していくことに努めてまいります。
■使用済み化粧品プラスチックボトルが、回収後に再資源化され、再びプレスチックボトルになる過程
[画像2: https://prtimes.jp/i/31188/129/resize/d31188-129-d46f2c5388b83358f4be-1.jpg ]
【参考プレスリリース】
2022年1月27日:花王が進める化粧品プラスチックボトルの再生化にむけた実証実験のリサイクルパートナーとして参画いたします
https://www.jeplan.co.jp/2022/01/27/10205/
■花王株式会社(https://www.kao.com/jp/)
代表取締役 社長執行役員: 長谷部 佳宏
設立: 1940年5月
事業内容: 生活者に向けた「ハイジーン&リビングケア」「ヘルス&ビューティケア」「ライフケア」「化粧品」の4つのコンシューマープロダクツ事業と、産業界に向けた「ケミカル」 事業を展開
■株式会社JEPLAN(https://www.jeplan.co.jp)
代表取締役 執行役員社長:高尾 正樹
設立:2007年1月
主な事業内容:PETケミカルリサイクル技術関連事業(対象:PETボトル・ポリエステル)など
「あらゆるものを循環させる」をミッションに掲げ、広くサプライチェーンに携わりながら、独自のPETケミカルリサイクル技術を用いたものづくり、事業開発や技術ライセンスの展開を推進することで、限りある資源の循環を実現し、CO2の排出量削減に寄与しています。
独自のケミカルリサイクル技術と資源循環の仕組みづくりにより、不要な衣類を回収し「服から服をつくる」サーキュラーエコノミーを社会に実装するブランド「BRING(TM)」の運営や、自治体や企業との連携によりペットボトルを何度でも繰り返しリサイクルを実現する資源循環の事業に取り組んでいます。資源循環を社会に実装するため、PETケミカルリサイクルのプラントを北九州響灘と川崎(グループ会社:ペットリファインテクノロジー株式会社)の2拠点で運営しています。
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