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UVインキの脱墨技術を化粧品クリアパッケージへ拡大、プラスチックのマテリアルリサイクル率向上に貢献

PR TIMES / 2024年6月4日 12時15分

~2030年までに市場からの回収を含めた全量リサイクル化を目指す~

artienceグループの東洋インキ株式会社(代表取締役社長 安田 秀樹、東京都中央区、以下「東洋インキ」)はジェイフィルム株式会社(代表取締役社長 高岡 祐介、東京都千代田区、以下「ジェイフィルム」)と協業で、化粧品等に使用されている包装用クリアパッケージの脱墨に取り組むことを決定いたしました。
東洋インキが開発したUVインキとコーティング剤による脱墨技術と包装用クリアシート生産大手のジェイフィルムの知見を活用し、現在は量産化に向けた実証実験を進めています。まずは2026年までに印刷工場や成型加工工場内で発生する端材のリサイクルシステムを事業化、さらに2030年までに市場からの回収を含めた全量をリサイクル可能とするシステムを確立することを目指してまいります。




[画像: https://prtimes.jp/i/68461/132/resize/d68461-132-5b3d944d8a0ef012bf81-0.png ]

プラスチックに施された印刷は、品名および成分や注意事項などの表示のほか、意匠性を高めるなど重要な役割を担いますが、化粧品クリアパッケージの多くに使用されている硬質プラスチックはUVインキの塗膜が固いため特に脱墨が困難であり、リサイクル促進を阻害する要因の一つとなっています。印刷工場や成型加工工場内で発生する端材は、年間数千トンと言われる包装用クリアパッケージで使用されるプラスチックの3割近くにのぼりますが、その多くはインキが付着しているため、原料であるクリアシートへの水平リサイクル率は1割に満たないのが現状です。
東洋インキが開発したUVインキ用脱墨コーティング剤を用いることで、硬質プラスチックに印刷されたUVインキを脱墨し、透明に近いプラスチックに再生することが可能になります。これにより、リサイクル後のプラスチックが、クリアシートへの水平リサイクルを含めたより幅広い用途に再利用されることが期待されます。

東洋インキは、印刷インキのリーディングカンパニーとして、印刷インキを基材から脱離する技術を開発することで、これまでも複層フィルム包装のリサイクル化など、プラスチックの資源循環推進に取り組んでまいりました。使用済みプラスチックの再資源化を推進し、循環型社会の実現に貢献してまいります。

・ジェイフィルム株式会社について
ジェイフィルム株式会社は、「プラスチックフィルムを通じて社会に貢献する」ことをモットーに、ポリエチレンフィルムおよびラミネート製品を中心とした包装資材の製造・販売を通じて、環境問題をはじめとする社会課題の解決に取り組んでいる企業です。ジェイフィルム株式会社に関する詳細は、下記ウェブサイトをご覧ください。
https://www.jfilm.co.jp/

・関連リリース
プラスチックに印刷されたUVインキを脱墨する技術を確立 25年に自動販売機の商品見本シートのリサイクルを事業化
https://www.artiencegroup.com/ja/news/2023/23092601.html


東洋インキ株式会社とは
東洋インキ株式会社は、1896年に創業したartience株式会社(設立時名称:東洋インキ製造株式会社)を持株会社とし、artienceグループのパッケージ、印刷・情報関連事業の中核を担う会社です。水性・無溶剤・バイオマス・リサイクル促進などさまざまな角度から環境調和型製品を提供するとともに、長年培ってきた技術を応用してエレクトロニクス用の機能性インキを開発するなど、印刷インキのリーディングカンパニーとして新たな印刷の可能性に挑み続けます。
artienceグループは、世界の人々に先端の技術で先駆の価値を届ける会社として、感性に響く価値を創りだし、心豊かな未来の実現に取り組んでいます。artienceグループの詳細についてはウェブサイト(https://www.artiencegroup.com)をご覧ください。

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