現役高校生の約8割が「保育士の業務負担を認識」高校生が考える保育士不足解決のアイデアとは
PR TIMES / 2018年3月23日 11時1分
高校生の保育業界の課題に関する意識調査を実施
「明日の保育をもっと楽しく!」保育の役立つ情報サイト【ほいくらいふ】(https://hoiku-me.com)を展開する株式会社ウェルクス(本社:東京都台東区上野)は、都内の高校生を対象に、「保育業界の課題に関するアンケート調査」(https://hoiku-me.com/other/nurture-news/46513/)を実施しました。
待機児童問題・保育士不足の背景には、保育士の労働状況や処遇問題などの理由が挙げられます。
この保育士不足の問題に対し、社会の未来を担う学生が保育の現状をどれだけ認識しているか、また高校生ができることのアイデアについて調査しています。
調査概要(一部)
今回ご協力いただいたのは、都内に在籍する284名の高校生1・2年生です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13773/133/resize/d13773-133-606074-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/13773/133/resize/d13773-133-867675-1.jpg ]
今も待機児童が増えている状況で、子どもたちを預かる保育士の不足も問題となっています。そこで高校生に「待機児童」についての認知度を伺いました。結果としては、95%ほど聞いたことがあり知っている回答でした。最も多かった回答は「少しは知っている」54.7%、次いで多かったのが「聞いたことはあるがあまり知らない」が27.2%という結果になりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/13773/133/resize/d13773-133-213562-2.jpg ]
次に、保育士不足について「全国で必要な保育士が6.9万人不足していることを知っていますか?」と伺いました。全体の90.6%の学生が保育士不足を知っていました。
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保育士の業務負担について、「保育士の半数が毎日残業していることを知っていますか?」という質問では全体の76.2%の学生が認知していました。
保育業界の課題解決のためのアイデア
高校生は保育士の業務負担を解決するために「子どもと遊ぶ」「遠足・運動会などの行事の手伝い」がどちらも5割以上にのぼり、専門的な知識がなくても協力可能だということがうかがえました。
保育士を増やすためのアイデア
【保育士の待遇について(一部抜粋)】
・企業や自治体、国は保育士の賃金について見直すべきだと思う。保育士に求めたいのは、僕はまず数より質だ。充分な賃金で優秀な保育士を育てたり雇うべきだと思う。
・保育士になった人への手厚いサポートやサービスを政府が行う。
・今以上に保育士の必要性を上げることによって、利用者の制限が強くなり保育園がある意味で手の出しにくいものとなり、本当に通わせたい人たちがお金を出す、必然と保育士の賃金が増えて、保育士になることの利益が上がり保育士になる人も増えていく
【ボランティアの活用(一部抜粋)】
・地域の学生のボランティアを募集する。
・自治体の高齢者にボランティアとか老人会の活動とかでやる。
・近隣の人たちに行事などの手伝いをしてもらう
・高校や中学のイベントとして、保育士体験などをし、保育士になりたいという人を増やす
【学生の活用(一部抜粋)】
・学校教育の中に保育実習を設けて、小さい子供たちと触れ合う楽しさを多くの学生に知ってもらう。
・中学校や高校に協力してもらって授業の一環として保育体験をいれ、手伝いをして保育士について興味をもたせる。
・私の地元では、中学二年生から三年生が小学校や保育園に実習にいくというのがあるので、それをもっと他のところで活用すべきだと思う
・学校の教育で組み込んで保育士の面白さをわかってもらう
【保育士の仕事をアピールする(一部抜粋)】
・どうしてもきついイメージや給料が安いイメージがあるのでそういうイメージを変えて将来やりたいと積極的に思える環境づくり
・保育士の仕事のいいイメージをネットや広告などに載せて、多くの人が見れる環境を作る。また、公演会などを開いて、保育士について、偽りなく伝え、大変な仕事でもあるが実は素晴らしい仕事であることをうまく伝えるといいと思う
・大変だ・辛いなどのマイナスイメージを払拭するために、保育士とは何かというのを一般の人に再認識をしてもらえるような機会を設ける
【その他】
・アプリの連絡帳をもっと使って、書類仕事を減らす
・事務の人と子供を見る人とで仕事を分けたらいいと思う
・保育士になるのは楽器が演奏できないといけない、水泳ができないといけないなど、変わった条件があり、保育士になるのを諦める人は多いので、そういった条件が減れば保育士もある程度増えるんじゃないか
・保育士を増やそうとするのではなく、保育園をより大規模にして、地域の高齢者などが関われるような保育園にすれば良いと思います
・従来の施設の形がなくなるのは必然ではないだろうか。従来の施設について考えてみると場所は住宅街、保護者は大抵が専業主婦、ベビーブーム以来固く定着してしまったこの形は高齢化社会かつ男女共同参画社会のいま、もう変わるべきではないかと思う
今回の結果により、高校生にも保育業界の課題しっかりと認識されているということがわかりました。保育士不足解決のためには、仕事量に見合った待遇や環境にすること、またすでに学校でも実施しているところもあるボランティアの活用など、高校生ができることもあると思います。高校生が協力したいというアクションを見逃さないような環境の整備も必要になってくるのではないでしょうか。
ほいくらいふでは引き続き、保育士業界の課題に取り組んでいきます。
【アンケート実施概要】
・実施期間:2018年2月22日~3月4日
・回答者数:289人
・対象:都内の私立高校に通う高校1・2年生
【株式会社ウェルクスについて】
株式会社ウェルクス(https://welks.co.jp/、本社:東京都台東区、代表取締役:三谷 卓也)は、人材不足が問題といわれている保育士や介護職の人材紹介業を中心に事業展開しています。近年では認知症に関するメディア事業のほか、放課後等デイサービスの運営を展開しており、福祉領域の課題解決を行っています。
【ほいくらいふとは】
ほいくらいふ(https://hoiku-me.com)とは、保育士と幼稚園教諭、また保育士・幼稚園教諭の資格取得を目指す方に対する総合情報サービスです。主に製作や壁面紹介などの記事投稿、日々の業務をより良くするための遊び・歌やピアノ・絵本の紹介記事、また保育に関するニュース記事など、「明日の保育が楽しくなる」ことをテーマに情報を発信しています。
【本リリースに関するお問い合せ】
本リリースに関するお問い合わせや取材をご希望の方は下記までご連絡ください。
本リリースで紹介しきれなかった自由回答形式の全データもご用意しております。
株式会社ウェルクス ほいくらいふ担当
担当:石田
TEL:03-6284-2945 FAX:03-6284-2957
MAIL:hiroyuki-ishida@welks.co.jp
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