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株式会社aceRNA Technologiesへの出資を決定

PR TIMES / 2024年5月8日 12時40分



東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長:植田浩輔、以下「東大IPC」)が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(以下「AOI1号ファンド」)は、次世代mRNA医薬の開発を目指す株式会社aceRNA Technologies(本社:京都市左京区、代表取締役:須川史啓、以下「aceRNA Technologies」)に対して、2.5億円出資を行うことを決定しました。

今回のaceRNA Technologiesへの出資は、DCIパートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:成田 宏紀)、三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小島 拓朗)、京都キャピタルパートナーズ株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役:竹中 伸一)との共同出資になります。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25017/133/25017-133-b64f5f0620c9b520329d2a74bc6c4464-552x552.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

独自基盤技術「RNAスイッチ(TM)︎」などを活用し、細胞標的mRNA医薬品の実現を目指す
aceRNA Technologiesは、京都大学および東京大学の齊藤博英教授による合成生命システム研究で生まれたRNAデザイン技術を基に、2018年4月に設立されたバイオベンチャーです。独自技術であるRNAスイッチなどを活用し、細胞種や細胞状態に応じた制御ができる細胞標的mRNA医薬品の実現に取り組んでいます。

コロナワクチン開発の成功により、医薬品モダリティーとして地位を確立したメッセンジャーRNA(mRNA)技術ですが、より幅広い疾患への適用を目指すための副作用の回避や、現実的な投与量を達成するための「肝臓回避」「標的臓器における発現誘導」等を可能にする必要があり、その技術開発が求められています。

同社が開発した「RNAスイッチ(TM)︎」は、mRNA配列に組み込まれ、細胞内のマイクロRNA(miRNA)の活性状況に応じてmRNAの働きを制御します。また、ヒトで約2,600種類あるmiRNAの中から、対象とする細胞や状態に特徴的なmiRNAを獲得するスクリーニング技術を独自開発しています。これらの技術を組み合わせることにより、これまで以上に精緻な作用制御を可能とするmRNA遺伝子治療の実現を目指しています。

東大IPCは、更なる革新技術が待望され、今後の医療を支える先端モダリティーの課題を解決する同社の技術を高く評価し、この度の出資を決定いたしました。生体内でより安定的かつ精緻な作用制御を可能とする”細胞標的mRNA医薬品“の開発とともに、安全性へのリスクにつながる非標的細胞への影響の低減の実現や、in vivo cell reprogrammingといった新しい治療アプローチの実現を目指し、支援して参ります。


株式会社aceRNA Technologies 代表取締役 須川史啓 コメント
今回、投資家の皆様に力強い後押しをいただけることに心より感謝しております。弊社ではコロナワクチン実用化の以前から「RNAスイッチ(TM)︎」(mRNA)の研究開発を進めておりました。その成果、そして、さらなる可能性が評価につながったと考えております。
現在、世界での活発な研究開発を通じて、新たな治療モダリティが開発され、また新たな治療標的や作用機序も見つかっています。しかし、どんなに有効性の高い治療法だとしても、安全性の懸念などのリスクが受容できる範囲でなければ、患者にとって意味のある治療法にはなりません。弊社は mRNA医薬の制御を通じて、本課題の解決を目指すとともに、それによる新しい治療アプローチの実現を目指していきます。


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC) 最高投資責任者/パートナー 大堀誠 コメント
aceRNA Technologies社がその独自基盤技術「RNAスイッチ(TM)︎」を活用して取り組む遺伝子治療薬並びに細胞医薬分野は、今後の医療を支える先端モダリティーであると同時に、更なる革新技術が待望されている領域でもあります。多様な疾患の治療に向けて最先端のプラットフォームと治療薬パイプラインを開発するaceRNA Technologies社を支えていくことを誇りに思います。



日本のオープンイノベーション活動の発展寄与を目指すAOI1号ファンド
AOI1号ファンドは、東京大学周辺でのオープンイノベーション活動の推進を目的とし、「企業とアカデミアとの連携によるベンチャーの育成・投資」というコンセプトで2020年に組成されました。本ファンドでは、各業界のリーディングカンパニーと連携した新会社設立やカーブアウトベンチャー、および事業会社と連携したプレシード育成投資を通じ、新たな分野におけるオープンイノベーションの成功事例創出を目指します。


東大IPCは、今後も東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展およびそれを通じた世界のイノベーションを加速するため、ベンチャーキャピタルやオープンイノベーションを推進する企業との様々な連携を通じ、アカデミアの生み出す学術・研究成果を活用するベンチャーの創出、育成および投資を進めていきます。


株式会社aceRNA Technologiesについて

概 要   独自基盤技術「RNAスイッチ(TM)︎」を活用した次世代mRNA医薬の開発
設 立  2018年4月
所在地  京都府京都市左京区吉田下阿達町46-29 イノベーションハブ京都
代表者 代表取締役 須川史啓
URL https://acernatec.com/ja/


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)について

概 要 アカデミア関連スタートアップ・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設 立 2016年1月
株 主 国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
代表者 代表取締役社長 植田浩輔
URL https://www.utokyo-ipc.co.jp/

【お問い合わせ】
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
TEL: 03-3830-0200 / FAX: 03-3830-0183
Email: info2@utokyo-ipc.co.jp
担当パートナー: 大堀誠

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