モンゴル国ウランバートル市で輸血センターと病院間のドローンによる緊急対応の輸血用血液輸送で2名の命が救命
PR TIMES / 2024年10月8日 17時45分
~本年8月より市内3つの病院への血液のドローン配送の実運用ですでに50フライト実施~
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株式会社エアロネクスト(東京都渋谷区、代表取締役CEO:田路圭輔、以下エアロネクスト)とモンゴル展開パートナーであるNewcom Group(モンゴル国ウランバートル市、CEO:B.Baatarmunkh)は、Newcom GroupのMSDD(Mongolia Smart Drone Delivery) 運航チームにより、2024年9月16日に実施された国立輸血センターとモンゴル国立医科大学付属モンゴル日本病院(以下 モンゴル日本病院)間のドローンによる緊急対応の血液輸送により、2名の命が救命されたことを発表いたします。
今回の血液輸送は、当日、日本モンゴル病院から手術用の血液が足りないとの緊急連絡を受け、物流専用ドローンAirTruck*1により、片道4.75kmの距離を約13分で輸血用血液を配送したものです。
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輸血用血液を緊急配送するため離陸の準備をするMSDDスタッフ(国立輸血センター)
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輸血用血液を載せ離陸した物流専用ドローンAirTruck(国立輸血センター)
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輸血用血液を載せ病院屋上に着陸した物流専用ドローンAirTruck(モンゴル国立医科大学付属モンゴル日本病院)
モンゴルでは慢性的な渋滞や脆弱な道路インフラが重大な社会問題となっており、医療分野の物資輸送の面でも重大な課題です。その課題解決のため、昨年11月にはエアロネクストとNewcom Groupは、今回緊急輸送が行われた国立輸血センター、モンゴル国立医科大学付属モンゴル日本病院間で自動航行による飛行を実施し、成功させました。モンゴル国民間航空庁から正式な許可承認を得た輸配送用途の飛行としては、モンゴル国で初の飛行であり、日本でいうところの「レベル4(有人地帯における補助者なし目視外飛行)」に該当する第三者上空における自動航行による飛行でした。
さらに2社は、同日にモンゴルにおける ドローン物流サービスの事業化に向けた連携について基本合意したことを発表し、その後ドローンによる医療定期配送網構築に向けて活動してきました。エアロネクストの戦略子会社である株式会社NEXT DELIVERYの経験豊富な運航チームがMSDDの運航スタッフを日本で数か月に渡り実地トレーニングを行い遠隔パイロットとして育成し、また、NEXT DELIVERYの運航スタッフが複数回に渡り現地においてのトレーニングとスキルチェックを重ね、MSDD単独での運航体制の構築を共に進めてまいりました。MSDDは本年6月にモンゴル国民間航空庁(通称MCAA)からモンゴル国内で初となるドローンの商用飛行ライセンスを取得し、8月から、国立輸血センターから市内の3つの病院(日本モンゴル病院、アムガラン病院、第一母子センター)への血液のドローン配送の実運用がスタートしています。今回のような緊急対応だけでなく、今まで救急車両などを利用して行われていた輸血用の血液の配送の一部をドローンで配送する定期的な運用を実施しており、すでに8月から9月末までで50フライトを実施しています。
2社は、今後もモンゴルの社会課題やニーズに沿った新スマート物流*3SkyHubTM*4の構築による社会インフラの整備を推進し、モンゴルの社会課題解決に貢献してまいります。
以上
資料
*1 物流専用ドローン AirTruck
エアロネクストがACSLと共同開発した日本発の量産型物流専用ドローン。エアロネクスト独自の機体構造設計技術4D GRAVITYTM*2により安定飛行を実現。荷物を機体の理想重心付近に最適配置し、荷物水平と上入れ下置きの機構で、物流に最適なユーザビリティ、一方向前進特化・長距離飛行に必要な空力特性を備えた物流用途に特化し開発した「より速く より遠く より安定した」物流専用機。日本各地の実装地域や実証実験で飛行し日本でトップクラスの飛行実績をもつ。
*2 機体構造設計技術4D GRAVITYTM
飛行中の姿勢、状態、動作によらないモーターの回転数の均一化や機体の形状・構造に基づく揚力・抗力・機体重心のコントロールなどにより空力特性を最適化することで、安定性・効率性・機動性といった産業用ドローンの基本性能や物流専用ドローンの運搬性能を向上させるエアロネクストが開発した機体構造設計技術。エアロネクストは、この技術を特許化し4D GRAVITYTM特許ポートフォリオとして管理している。4D GRAVITYTMによる基本性能の向上により産業用ドローンの新たな市場、用途での利活用の可能性も広がる。
*3 新スマート物流
物流業界が共通に抱える人手不足、環境・エネルギー問題、DX化対応、等の課題を、デジタルやテクノロジーを活用しながら解を探究し、人々の生活に欠かせない生活基盤である物流を将来にわたって持続可能にするための官民での取り組み。ラストワンマイルの共同配送、陸送・空送のベストミックス、貨客混載、自動化技術、等々、業界内外の壁を越えたオープンパブリックプラットフォーム( O.P.P.)による共創で実現を目指す。
*4 新スマート物流SkyHubTM
エアロネクストとセイノーHDが共同で開発し展開する、既存の陸上輸送とドローン物流を繋ぎこみ、地上と空のインフラが接続されることで、いつでもどこでもモノが届く新スマート物流のしくみ。ドローン配送が組み込まれた、オープンかつ標準化したプラットフォームで、ドローンデポTMを拠点に、車とドローンを配送手段として、SkyHubTMTMSをベースに、SkyHubTMDelivery(買物代行)、SkyHubTMEats(フードデリバリー)、SkyHubTMMedical(医薬品配送)、異なる物流会社の荷物を一括して配送する共同配送など、地域の課題やニーズに合わせたサービスを展開、提供する。日本では10の自治体で社会実装を開始している(2024年9月末現在)
【株式会社エアロネクストとは】
IP経営を実践する次世代ドローンの研究開発型テクノロジースタートアップ、エアロネクストは、空が社会インフラとなり、経済化されて、ドローンで社会課題を解決する世界を生み出すために、テクノロジーで空を設計する会社です。コアテクノロジーは、重力、空力特性を最適化することで、安定性・効率性・機動性といった産業用ドローンの基本性能や物流専用ドローンの運搬性能を向上させる、独自の構造設計技術4D GRAVITYTM。この4D GRAVITY(R)︎を産業用ドローンに標準搭載するため強固な特許ポートフォリオを構成し、4D GRAVITYTMライセンスに基づくパートナーシップ型のプラットフォームビジネスをグローバルに推進しています。また、ドローンを活用した新スマート物流SkyHubTMの実現のために戦略子会社を設立し、ドローン配送サービスの社会実装にも主体的に取り組んでいます。
*会社概要は https://aeronext.co.jp/company/ をご覧下さい。
【Newcom Groupとは】
Newcom Groupは、モンゴルを代表する投資会社であり、30年以上にわたって複数の業界で先駆的な変革を行ってきた実績を持ち、電気通信、航空、再生可能エネルギー、不動産、鉱業サービス部門など、多様な投資ポートフォリオを有している。
*会社概要は https://www.newcom.mn/をご覧下さい。
エアロネクストおよびエアロネクストのロゴおよび、「4D GRAVITY(TM)」「SkyHub(TM)」「ドローンデポ(TM)」「ドローンスタンド(TM)」は、株式会社エアロネクストの商標です。
その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
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