第202回 景気動向調査 定例調査(10~12月期)
PR TIMES / 2025年1月29日 16時15分
- 年末回復も見えない突破口:売上DI前回比+8.6ポイント 先行き△9.4ポイント
総合では、売上DIが2.5(前回比+8.6ポイント)、収益DIが-8.3(前回比+3.5ポイント)となり、それぞれ前回比で上昇しました。売上DIは、製造業が-7.6(前回比+2.9ポイント)、卸売業が1.4(前回比+7.9ポイント)、小売業が7.6(前回比+7.6ポイント)、飲食業が31.1(前回比+58.4ポイント)となるなど、全業種で前回調査から上昇しました。上昇した背景には、年末商戦による好影響があると思われます。
2025年1-3月期は、売上DIが9.4ポイント、収益DIが6.4ポイント、販売価格DIが1.7ポイント、販売数量DIが5.1ポイントそれぞれ下落すると予測しています。
年末商戦からの反動や、未だ続く物価高・円安による影響に加え、消費者の強まる節約志向を背景に先行き不透明感が色濃く表れています。建築業では追い込みの万博関連受注が続いています。不動産業では、物件価格の高止まりから高額商品物件の購入は難しく物件在庫が少なくなっています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60384/133/60384-133-f595a99f1cec2fcef639c4cf3e965035-1286x464.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- 陰り見える設備投資意欲:「予定あり」10.6%(前回比△1.3ポイント)
設備投資は、総合では「実施中」が13.4%(前回比△1.6ポイント)、「予定あり」が10.6%(前回比△1.3ポイント)で合計24.0%となりました。「予定あり」は、2024年9月期から2期連続の下落となっています。
特に、「予定あり」は、前回比、製造業は△1.0ポイント、卸売業は△2.3ポイント、小売業は△2.8pt、建設業は△4.5ポイントと下落しており、設備投資の先行きに陰りが見られます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60384/133/60384-133-b1644adb8aa5469644fdede1419464ff-631x460.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- 止まらない仕入単価上昇:「仕入単価上昇」73.2%
経営上の問題点は、総合では「仕入単価上昇」が73.2%(前回比+2.4ポイント)、「売上停滞減少」が51.2%(前回比+3.2ポイント)、「一般経費増大」が47.4%(前回比+0.4ポイント)となり、さらに大きな問題点として浮上しています。特に「仕入単価上昇」は、飲食業が86.7%、製造業が82.2%、卸売業が79.7%、小売業が62.7%、建設業で73.9%、不動産業で70.0%となっています。販売価格への転嫁に悩む企業も多く、仕入単価だけでなく人件費の上昇により、今後の収益環境の悪化が懸念されます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60384/133/60384-133-22e60a855d85508326ac94eb986cbe79-638x461.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- 冬季賞与支給企業減少:「支給する」71.4%(前年比△1.1ポイント)
冬季賞与の支給状況について、全体では「支給する」は71.4%と前年比1.1ポイント下落しました。人手不足を背景に上昇を続けていた冬季賞与ですが、2024年の賃上げ後も止まらない仕入価格の上昇を背景に、一時金支給にブレーキがかかりました。しかし、製造業や建設業、卸売業では従業員の流出防止と人手不足感を背景に、懸命に支給する姿が見られます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60384/133/60384-133-0286245ce8f782e987355677c5231900-744x391.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
詳細はこちらからご覧ください。
https://www.osaka-shinkin.co.jp/pdf/report/202412_teirei.pdf
調査時点:2024年11月下旬~12月上旬
対象期間:2024年10~11月期(実績)・12月(予想値) 2025年1~3月期(見通し)
対象企業:当金庫お取引先1,629社(大阪府内、尼崎市)
回答企業数:584社(回答率35.8%)(調査票郵送・Webで回答)
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
2025年1月の国内景気は3カ月ぶりに悪化 国内景気は3カ月ぶりに悪化
PR TIMES / 2025年2月5日 13時30分
-
第202回景気動向調査 特別調査「2025年の業況予測」と「直面する経営課題」について
PR TIMES / 2025年1月22日 15時15分
-
北関東の家電量販店店員「大幅に前年実績を上回っている」…家電量販店の景況感、厳冬で大幅回復【解説:エコノミスト宅森昭吉氏】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月16日 20時30分
-
街角景気12月は0.5ポイント上昇、旅行関連や季節商品が押し上げ
ロイター / 2025年1月14日 15時7分
-
米国の景気が良過ぎて株価急落の理由とは?今週も米物価指標やトランプ関税発言が相場を揺るがす!?
トウシル / 2025年1月14日 13時15分
ランキング
-
1フジ親会社が決算発表 最終利益は7割以上減少か フジテレビ単体で赤字見込み
日テレNEWS NNN / 2025年2月5日 17時45分
-
2【速報】ホンダとの経営統合が破談 日産が協議“打ち切り”方針を固める ホンダからの「子会社化」提案に反発 幹部「到底受け入れられない」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月5日 15時38分
-
3「一緒にやっていくのは難しい」ホンダと日産の経営統合“破談”が現実味 ホンダは日産の「子会社化」を打診も日産幹部「受け入れられない」と反発
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月5日 11時51分
-
4「きのこの山」「たけのこの里」に異変 「チョコ」がいつの間にか「準チョコ」に...明治が明かしたその経緯
J-CASTニュース / 2025年2月5日 10時51分
-
5スズキ「ジムニーノマド」受注一時停止になるほど大人気 ファミリー層が飛びついた大きな理由
J-CASTニュース / 2025年2月5日 20時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください