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【報道参考資料】中央アフリカ共和国 殺害、暴力の恐怖におびえる子どもたち

PR TIMES / 2014年1月21日 16時33分

ユニセフ アンソニー・レーク事務局長バンギ訪問 国際社会への支援を強く訴える



※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_71788.html でご覧いただけます


【2014年1月20日 バンギ /ダカール/ジュネーブ/ ブリュッセル】

暫定大統領の選出に先立ち、緊張が高まっていた中央アフリカ共和国で、武力衝突により
多数が殺害。治安の悪化はとどまることなく、残虐化する暴力は子どもたちを恐怖に陥れ
ています。

中央アフリカ西部に位置する都市ブワル(Bouar)近郊では、北部に避難していた市民の護衛隊
が攻撃を受け、子ども3人おとな19人が殺されました。Boyali、ボアリ(Boali)、ボセンベレ
(Bossembele)付近でコミュニティー間の武力衝突が発生し、殺害された50人あまりの遺体は
赤十字の職員の協力により埋葬されました。また、19日の朝には首都バンギで男性2人が
群衆に襲われ死亡。2人の遺体はその後大通りに置かれ、子どもを含む通行人の目の前で
焼かれました。

首都バンギを訪問しているユニセフのアンソニー・レーク事務局長は、「ここ数カ月間、
残忍な暴力が横行しており、中央アフリカ共和国の子どもたちが恐怖に怯えています。
子どもたちは、殺されたり傷つけられることへの恐怖を抱き、子どもが見るべきではない、
耐え難いほどの恐ろしい場面を目撃しています。あまりに多くの子どもたちが、避難を
余儀なくされ、家族と離ればなれになり、勧誘されて武装グループへ加わっています」
と訴えます。

中央アフリカ共和国で武力衝突に巻き込まれている子どもたちは230万人。昨年は約50万人の
子どもたちが、暴力から逃れるために避難を余儀なくされました。その多くは森の中に身を
隠しているため、基礎的なサービスや支援を受けられない生活を送っています。国中の学校は
閉まり、診療所は略奪の被害を受け、水道設備は破壊されました。3月から始まる雨季は、
今すでに危険な状況にある数十万人の国内避難民の人道状況を、さらに悪化させるとみられて
います。


本日20日、EUと国連はハイレベル会合をベルギーのブリュッセルで開催し、中央アフリカ
への人道支援、及び、必要とされる資金について協議しています。そしてジュネーブで
開かれている国連人権理事会では、中央アフリカに関する特別セッションが催されています。
ユニセフは、この人道支援の中心が子どもたちに向けられること、そして、保健や教育、
子どもを保護し育むコミュニティの再建など、未来へつながる投資に支援の焦点があてられる
ことを求めています。取り組みは今この時に始めなければなりません。

「中央アフリカ共和国は今、分岐点に立っています。我々が今行動する、あるいは今行動し
損なうことが、未来に影響を及ぼします。国際社会が中央アフリカで起きていることに直ちに
関心を寄せ、中央アフリカの子どもたちが子どもらしく過ごせる時間を取り戻すべく、
財政的な支援と政治的意思を集めなければなりません。そうすれば、子どもたちの人生を
変えることができ、そしてこの国の未来をも変えることができるのです。」(レーク事務局長)


【参考情報】
・ユニセフは、1968年から中央アフリカで支援活動を開始。首都バンギとボサンゴア、
カガ・バンドロに事務所を設置。ECHO(欧州委員会人道援助局)とACF(Action Against Hunger)
とともに、即応メカニズム(Rapid Response Mechanism)を主導し、事実上、人道支援が
届いていない地域へ緊急支援物資を届けています。
・ユニセフ・中央アフリカ事務所の職員数は100人以上、現在約50人が緊急支援活動に従事
しています。
・ユニセフは同国において、ワクチンと栄養不良の治療食、清潔な水の大部分を供給しています。
また、水と衛生、栄養、教育の各分野で中心的役割を果たし、子どもの保護の分野も支援して
います。


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または

Linda Tom ユニセフ・中央アフリカ共和国
Tel: + 236 70550210; ltom@unicef.org
Kent Page ユニセフ・ニューヨーク本部(現在、中央アフリカ共和国入り)
Tel: + 1 212-326-7605; Mobile: + 1 917 302-1735; kpage@unicef.org
Laurent Duvillier ユニセフ・中央アフリカ共和国
Tel: +221 338 69 76 42; Mobile: +221 77 740 35 77; lduvillier@unicef.org
Marie-France Bourgeois ユニセフ・ブリュッセル mfbourgeois@unicef.org
Marixie Mercado ユニセフ・ジュネーブ Tel: 4179 756 7703; mercado@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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