UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の公式支援窓口がシリア緊急事態への支援を呼びかけ―避難を強いられる家族に支援を
PR TIMES / 2024年12月13日 12時15分
UNHCRはパートナー団体と協力しながら現地で保護・救援活動を実施
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会(東京都港区)は、UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)の日本における公式支援窓口として、11月27日より発生している「シリア緊急事態」への支援の呼びかけを開始しています。命を守る救援活動のため、日本社会からの一層の支援が急務です。
■国連UNHCR協会 「シリア緊急支援」ウェブサイト
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/8107/135/8107-135-b9460944dddb7f261f3c8706cdedee55-1280x600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2024年12月3日アレッポ郊外から避難してきた人々
募金の方法・支援の使途など詳細はこちらから
https://www.japanforunhcr.org/appeal/syriacrisis
2011年3月にシリア危機が始まってから13年。情勢は極めて不安定で、未だに世界最大の人道危機となっています。1000万人以上がシリア国内外で避難生活を強いられ、約1670万人が人道支援を必要とし、人口の約90%が長引く紛争のために貧困状態に陥っています。2024年11月27日以降、シリア北西部等で開始された攻勢は、アレッポ、ハマ、ホムス等へ急速に拡大し、最終的には首都ダマスカスに到達、アサド政権の崩壊につながりました。そして約100万人もの人々がシリア国内で避難を強いられており、その多くは女性と子どもであることが国連機関によって発表されました。
シリアが平和に向かい、そしてシリアの人々が故郷に戻り始める、その顕著な兆しがありますが、今も情勢は非常に不安定です。今回の攻勢で多くの民間人が犠牲となっているのみならず、インフラへの被害は広範囲に及んでいます。帰還の動きも急激に大きくなっている一方、国連機関の発表によると5人に1人以上が少なくとも2度目の避難を余儀なくされています。加えて、複数の大病院は収容人数が限界に近づいていると発表され、学校は閉鎖されたままとなっています。住民は食料、生活必需品、燃料の不足に直面しており、人々が必要とするサービスの多くが停止されています。
フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官、シリアについての声明
「UNHCRは、シリアの人々が世界のどこにいても支援する準備が整っています。この瞬間が、シリアの人々にとって希望、復興、そして平和と安定への転換点となるよう、すべての関係者に今すぐの行動を呼び掛けます。」
全文はこちら:https://www.unhcr.org/jp/62021-pr-241210.html
■シリア緊急事態:UNHCR の活動
UNHCRは、シリア国内、周辺国においてパートナー団体と協力しながら、テント、毛布、食料、医療などの緊急援助を継続しているほか、女性と子どもに対する保護サービスや保健衛生施設の改善も継続しています。
UNHCRのコミュニティセンターは、これまでに114センター中59センターが再開しており、収容規模を拡大しています。医療や心理社会的支援を含む緊急案件に対する遠隔支援を優先しつつ、シリア北西部と北東部でも緊急支援を行っています。さらにイドリブとアレッポ北部で6,200世帯に防寒支援のための現金の給付を実施しており、1,500の救援物資一式をイドリブに輸送しています。(12月10日現在)
UNHCRはシリア危機当初より、周辺国のシリア難民および受け入れコミュニティ、シリアの国内避難民や帰還民、そして2023年2月のトルコ・シリア大地震の被災者等へのシェルター支援や救援物資の配布、法的支援といった援助を継続しています。隣国レバノンからの難民も急増するなか、UNHCRの役割はかつてなく重要なものになっています。現地が厳しい冬を迎える今、生命をつなぐ防寒支援のための資金が大幅に不足している状況です。
どうぞ、過酷な寒さの中で避難生活を強いられる人々の苦しみを少しでも軽減するため、UNHCRの救援活動にご協力ください。
■皆様のご寄付でできること
10,000円:シリアで避難生活を送る人々のための就寝用マット 約22枚分
24,000円:シリアの人々が避難中でも温かい食事を摂れる調理器具セット 約10家族分
54,000円:レバノンで避難するシリア難民のための1か月分の現金給付支援 約9人分
※1ドル=149円換算
■国連UNHCR協会「シリア緊急事態」窓口について
皆様のご支援により、この度のシリア、周辺国で避難を強いられている人々の生命を保護し、安全を守る援助活動が可能となります。日本の皆様からのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
国連UNHCR協会 「シリア緊急事態」支援ウェブサイト
https://www.japanforunhcr.org/appeal/syriacrisis
※皆様のご支援は、この度のシリア、周辺国での援助活動をはじめとしたUNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。
※国連UNHCR協会へのご寄付は、寄付金控除(税制上の優遇措置)の対象になります
■UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)とは
国連の難民支援機関であるUNHCRは、難民、国内避難民、無国籍者などを国際的に保護・支援するため、多様なパートナーと連携し、世界約 136 カ国で活動しています。1954 年、1981 年にノーベル平和賞を受賞。本部はスイス・ジュネーブ。https://www.unhcr.org/jp/
■特定非営利活動法人 国連UNHCR協会とは
国連UNHCR協会は、日本におけるUNHCRの公式支援窓口として2000年に設立されました。UNHCR駐日事務所と連携しながら、UNHCRの活動を支えるための広報・募金活動を行っています。皆さまからのご寄付に対して、寄付金控除(税制上の優遇措置)の領収証を発行することができる認定NPO法人です。https://www.japanforunhcr.org/
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