旭化成の水現像フレキソ樹脂版「AWP(TM)」が、伊藤園「健康ミネラルむぎ茶(ティーバッグ)」のパッケージの製版に採用
PR TIMES / 2024年7月17日 14時45分
~ 従来の印刷方式と比較して約14%のCO2排出量削減に貢献 ~
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水現像フレキソ樹脂版「AWP」
旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:工藤 幸四郎、以下「当社」)は、2024年6月、株式会社伊藤園(本社:東京都渋谷区、社長:本庄 大介、以下「伊藤園」)の「健康ミネラルむぎ茶(ティーバッグ)」の包装印刷において水性フレキソ印刷※1に使用する樹脂版に当社水現像フレキソ印刷樹脂版「AWP(TM)」※2(以下「AWP」)が導入されたことをお知らせします。
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「AWP」が採用された「健康ミネラルむぎ茶(ティーバッグ)」
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「AWP」が採用された「健康ミネラルむぎ茶(ティーバッグ)」
当社は、佐川印刷株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役会長:木下 宗昭、以下「佐川印刷」)、株式会社シズトク(本社:静岡県藤枝市、社長:尾入 壽彦)と協業して、下記の点から従来の油性グラビア印刷、ドライラミネート方式※3と比較して約14%のCO2排出量削減※4に貢献します。
■水性フレキソ印刷と水現像版「AWP」の組み合わせによる印刷技術の確立
⇒水性フレキソ印刷は、溶剤インクを多く使用するグラビア印刷に比べVOC排出が低いこと、また水性インクは低温での乾燥ができ、乾燥工程で消費されるエネルギーが少なくなることなどからCO2排出量が削減できます。さらに印刷樹脂版においても水現像版は、水をベースにした現像液を使用するためVOCを含む有機溶剤の使用を避けることができ、これに伴うCO2排出を削減できます。
■フィルムラミネーションにおいて無溶剤型接着剤を使用
⇒無溶剤型接着剤を使用するラミネートを採用。また、常温での硬化が可能で乾燥工程も不要なことからCO2並びにVOC排出を削減します。
現在、国内のパッケージ印刷においてはほとんどが油性グラビア印刷となっていますが、近年、環境への意識の高まりからフレキソ印刷が注目をされており、特に印刷プロセスで溶剤を使用しない水性フレキソ印刷への関心が高まっています。
このたび、従来は油性グラビア印刷を使用していた「健康ミネラルむぎ茶(ティーバッグ)」のパッケージにおいて、水性フレキソ印刷と水現像版「AWP」(図1)を組み合わせ、印刷プロセスにおいて溶剤を使用しない水性フレキソ印刷が採用となりました。
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図1:製版工程イメージ
当社は、“世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します”をグループミッションに掲げており、今後も水性フレキソ印刷及び水現像版「AWP」の普及に努め、パッケージ印刷の現場から溶剤を無くすことで印刷現場の環境負荷を低減し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
※1 フレキソ印刷:弾性のある合成樹脂やゴム製の印刷版を使う凸版印刷の一種。最大の特徴として、溶剤インキを使うグラビア印刷と比べ、パッケージの素材を問わず、水性インキを使用することができるため、昨今、環境に配慮した印刷方式として注目をされています。
水性フレキソ促進協議会HPはこちら
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/79452/135/79452-135-dbdeab93432c704b5b46edffe23cb787-600x400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「水性フレキソ促進協議会」オリジナルの「Flexo(水性フレキソ)マーク」
※2 「AWP」(Asahi Water washable Plate):印刷版の製作工程において、従来の有機溶剤系洗浄液から水系洗浄液に変更することで、有機溶剤の使用をなくした旭化成独自の製品。
製品HPはこちら
※3 ドライラミネート方式:接着剤を基材に塗布・乾燥させた後、他の材料と圧着して接着する技術。高い接着強度と透明な仕上がりが特徴で、異なる材料を効率的に複合化できます。
※4 佐川印刷株式会社調べ。
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