カーボンニュートラルの実現に向け期待される未利用熱の有効利用!研究開発が進められる相変化材料・潜熱蓄熱材の最新動向を纏めた「熱制御に向けた相変化材料PCMの開発と応用」が4月26日に発刊!
PR TIMES / 2024年4月23日 15時15分
新材料・新素材、化学や環境・エネルギー分野などの技術・市場動向レポート発行を行う、株式会社シーエムシー出版(本社:東京都千代田区、代表:辻賢司)は、書籍『熱制御に向けた相変化材料PCMの開発と応用』(監修:堀部明彦/岡山大学)を2024年4月26日に発刊いたします。
定価は税込64,900円(本体価格59,000円+税)で、当社ECサイトおよび全国の書店でご注文を受け付けております。
目次などの詳細については以下の当社サイトをご覧ください。
https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9419
[画像: https://prtimes.jp/i/117216/137/resize/d117216-137-a36b2e293e20781bc1ce-0.jpg ]
刊行にあたって
本書は、熱利用・温度制御のための最新の相変化材料・潜熱蓄熱材(Phase Change Material:PCM)に関する研究・技術をまとめたものである。社会の喫緊の課題であるカーボンニュートラルに対して、エネルギーの貯蔵や輸送の効率化がますます必要とされている。カーボンニュートラルの大きな柱として再生可能エネルギーの利用拡大が見込まれているが、太陽光など多くのエネルギー源は不安定であり需要に合わせて供給量を調整することは困難である。そのため、例えば太陽光発電の供給のピークである昼間に蓄電と同時に蓄熱または蓄冷熱の形でエネルギーを貯蔵し、需要時にそのエネルギーを用いることが求められる。また、廃熱などの未利用熱エネルギーの利用を可能とするためにも蓄熱・蓄冷熱技術や熱輸送技術が必要となる。さらに、化学プロセス、醸造プロセス、機械技術、医療工学におけるシステムの温度制御や、衣料素材や建築素材に温度調整性能を付加するなど多くの分野での熱利用に対して蓄熱技術が応用可能である。
(本書「はじめに」より一部抜粋)
著者一覧
堀部明彦 岡山大学 片瀬貴義 東京工業大学
熊野寛之 青山学院大学 神谷利夫 東京工業大学
川南剛 明治大学 廣森浩祐 東北大学
幕田寿典 山形大学 北川尚美 東北大学
山田寛 岡山大学 銭衛華 東京農工大学
阿部駿佑 信州大学 渡邉貴一 岡山大学
浅岡龍徳 信州大学 小野努 岡山大学
稲垣照美 茨城大学 小林敬 京都大学
鈴木俊明 住友化学(株) 長谷川慶 根上工業(株)
上田紘平 住友化学(株) 鼎健太郎 根上工業(株)
中嶋孝宏 (株)KRI 酒井貴史 住友化学(株)
中建介 京都工芸繊維大学 鈴木洋 神戸大学
能村貴宏 北海道大学 郷右近展之 新潟大学
清水友斗 北海道大学 丸岡大佑 東北大学
北英紀 名古屋大学 柴田博一 (株)ザズーデザイン
麓耕二 青山学院大学
吉清まりえ 東京大学
川上航太郎 東京大学
大竹登夢 東京大学
大越慎一 東京大学
目次
【第I編 有機PCM】
第1章 アイススラリー
第2章 エマルション型蓄熱材
第3章 ソフトカプセル型PCM
第4章 エリスリトール内包シリカ蓄熱マイクロカプセル
第5章 テトラコサン内包シリカ系マイクロカプセル
第6章 エリスリトールスラリー
第7章 糖アルコール類の過冷却制御
第8章 脂肪酸による多段型潜熱蓄熱
第9章 温調樹脂(ヒートレージ(R)/コンフォーマ(R))
第10章 樹脂と蓄熱材のブレンドによる物性制御
第11章 かご型シルセスキオキサン誘導体の潜熱蓄熱剤への応用
【第II編 無機PCM】
第1章 Al基合金相変化マイクロカプセル
第2章 1000℃級の潜熱蓄熱を目指したコアシェル構造体
第3章 低融点合金蓄熱
第4章 低温熱を対象とした潜熱蓄熱材の開発
第5章 長期蓄熱セラミックス(ブロック型-ラムダ五酸化三チタン)
第6章 2次元-3次元構造転移材料の開発と熱制御への応用
【第III編 バイオベースPCM】
第1章 バイオマス由来PCMとその融点制御
第2章 不可食油脂類由来PCM
第3章 バイオベース高分子を殻材とする蓄熱マイクロカプセル
第4章 可食性蓄熱マイクロカプセル
第5章 環境配慮型潜熱蓄熱マイクロカプセル
【第IV編 応用】
第1章 温調衣類
第2章 蓄熱システム
第3章 次世代太陽熱発電のための金属系蓄熱材料と潜熱蓄熱システム
第4章 バイオマス炭化プロセス用蓄熱材としてのFe-Mn-C合金の潜熱蓄熱性能
および耐高温酸化性
第5章 電子デバイスにおける蓄熱材
★詳細カタログはコチラ★
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