【異色の文学対談!芥川賞作家×声優】第165回芥川賞受賞李琴峰さんの特別講座。聞き手は庵野秀明監督アニメでも活躍、声優榎本温子さん。11月13日(土)開催【NHKカルチャー オンライン講座】
PR TIMES / 2021年10月22日 19時45分
今年7月に『彼岸花が咲く島』で芥川賞に輝いた新進気鋭の作家李琴峰さんに、実力派アニメ声優榎本温子さんが創作の「舞台裏」をうかがう特別講座。教室受講と同時配信によるオンライン受講ができます。
台湾生まれ、2013年に来日し、わずか8年で日本最高峰の文学賞「芥川賞」を受賞した李さん。実は、日本語の世界へと誘ったのは幼い頃に見たアニメだったとか。日本文学界に新風を吹き込む作品が生まれるまで、何に触れ、何を感じてきたのか?聞き手はアニメ界で活躍する声優榎本さん。ものづくりの苦しみ、そして喜び、作品が生まれるまでの創作秘話に迫ります。
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第165回芥川賞受賞李琴峰さん 撮影:稲垣純也
日本文学の新たな可能性 受賞作『彼岸花が咲く島』
女性による統治が行われている架空の島が舞台。その海岸に一人の少女が流れ着く。
この島では、「ニホン語」と、女性だけが伝授される「女語(じょご)」、2つの言語が用いられている。
記憶を失くしていた少女は、島で暮らし始め、やがて隠された歴史へと導かれていく――。
島に住む少女と島の外からやってきた少女の交流を軸に、ジェンダーや言語について問いかける・・・。
芥川賞選考会では、「大胆な思考実験」「自己表出の新機軸を打ち出した」「新人作家の内に秘めたポテンシャルに賭ける」と評された意欲作だ。
一貫して「生きづらさ」を抱える人々を描く
李さんは2017年の文壇デビューから、国籍、人種、性別などによるマイノリティーの生き方に向き合い作品を発表してきた。「〇〇すべき」という“息苦しさ”が存在する現実社会に、作品を通じて問題意識を提示。母語でない「日本語」という言語で挑戦し続けている。その強い意思とクリエイティビティの原点とは?
異色のクリエイター対談
[画像2: https://prtimes.jp/i/71793/138/resize/d71793-138-e58d0d560abd84e07d96-7.jpg ]
2013年に来日し、早稲田大学大学院で学んでからわずか8年で日本文学最高峰の「芥川賞」を手にした李さん。今日に至る道のりにはどんな出会いがあったのか?実は日本語に触れたきっかけは幼い頃に親しんだポケモンなど日本の「アニメ」だった・・・。さらに中国の古典から日本の純文学まで、李さんの作品を深めている様々な「創作の源」についてうかがう。聞き手は、庵野秀明監督作アニメ『彼氏彼女の事情』で主人公を演じ、業界をけん引する声優榎本温子さん。ゼロから何かを生み出す力、その舞台裏をのぞかせていただきます。
<登壇者プロフィール>
●講師:李琴峰さん(作家・翻訳家)
1989年台湾生まれ。2013年来日。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了。
2017年『独り舞』(原題「独舞」)で群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。
2019年『五つ数えれば三日月が』が芥川賞、野間文芸新人賞の候補に。
2021年『ポラリスが降り注ぐ夜』で芸術選奨新人賞受賞。
同年7月『彼岸花が咲く島』で第165回芥川龍之介賞受賞。
●聞き手:榎本温子さん(声優・ナレーター)
1998年2月高校3年生で文化放送デビュー。
同10月、庵野秀明監督作品『彼氏彼女の事情』で主役宮沢雪野役でアニメデビュー。『ふたりはプリキュアSplash☆Star』『ヒカルの碁』『キャプテン翼』「LINE」シリーズ(サリー役)など声優として数々の作品に携わる。NHKほか各局の番組ナレーターやパーソナリティーとしても出演、活動の幅を広げている。
講座名:芥川賞受賞作『彼岸花が咲く島』創作の源
講師:作家・翻訳家 李琴峰
聞き手:声優・ナレーター 榎本温子
受講形態:教室&オンライン
開催日時:11月13日(土) 17:00~18:30
受講料金:
【教室受講】NHK文化センター会員税込3,432円・一般(入会不要)税込4,125円
【オンライン受講】NHK文化センター会員・一般とも税込2,750円
※別途2,200円で著者サイン本付きコースもあります
主催:NHK文化センター青山教室
▼教室での受講申込みはこちらから
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1239607.html
▼オンライン聴講申込みはこちらから
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1239606.html
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