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アップアニー、巣ごもり需要で追い風を受ける動画ストリーミング市場の最新動向を発表~2020年日本上陸予定の「Disney+」による市場の盛り上がりを予測~

PR TIMES / 2020年4月30日 16時15分

 モバイル市場データプラットフォームを提供するApp Annie Japan 株式会社(アップアニージャパン、本社:東京都千代田区、代表取締役:向井 俊介)は、アプリ市場データプラットフォーム「App Annie Intelligence」のデータから、世界全体や日本の動画ストリーミング市場における最新動向をまとめました。




巣ごもり需要により利用が増えるモバイルアプリ市場


[画像1: https://prtimes.jp/i/11276/139/resize/d11276-139-263298-0.png ]

 2020年1月~4月の日本におけるアプリ全体のダウンロード数の推移を見ると、1月から2月はほぼ横ばいなのに対し、2月から3月は約20%増加しています。4月は、4月19日までの集計データを見ても増加傾向にあるため、3月のダウンロード数を上回ることが予測されます。また、エンターテイメントアプリのダウンロード数は、アプリ全体のダウンロード数と比例して増加しており、昨年の同時期と比較すると約28%増加の5,640万ダウンロードを記録(2019年3月対比)するなど、巣ごもり需要により動画ストリーミング市場が盛り上がっていることが見受けられます。
 エンターテイメントアプリの平均課金額は、2020年1月平均と3月平均の比較で世界全体において2%増加、日本においては15%の増加を記録しています。ロックダウンが実施されている米国においては10%、日本と同じように緊急事態宣言の出ているシンガポールにおいても10%増加しています。


“おうち時間”の増加により盛り上がりをみせる動画ストリーミング市場


[画像2: https://prtimes.jp/i/11276/139/resize/d11276-139-790554-1.png ]

 エンターテイメントアプリは、ダウンロード数を伸ばしているだけではなく、ユーザーが実際に利用する時間も増加傾向にあります。実際に、2020年1月平均から15%増加し、約2,600万時間にも及びます。在宅時間が増え、モバイルへの全体的な接触時間が増えるなか、エンターテイメントアプリがそのシェアの一部を獲得していると言えるでしょう。

[画像3: https://prtimes.jp/i/11276/139/resize/d11276-139-179957-2.png ]

 前年の同時期と比較してダウンロード数が急上昇した動画ストリーミングアプリのランキングをみると、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、在宅時間が増えるなか、無料コンテンツを開放したアプリのランクインが目立ちます。
 ブレイクランキングで1位となった「Paravi」は、無観客試合での実施となったプロ野球の公式戦を無料配信したことや、ドラマや映画などのコンテンツを楽しむユーザーが増加したことが考えられます。また、3位にランクインした「NHKプラス」は新型コロナウイルス関連のニュースや情報を集める際に使用するユーザーが増えたことが要因となっている可能性が伺えます。


2020年の動画ストリーミング市場の予測

 日本における、2020年の動画ストリーミング市場は、下半期に日本上陸予定の「Disney+」によってさらに競争が激化すると注目を集めています。
 「Disney+」は、2019年11月から米国、カナダ、オランダなどでサービスを開始し、2020年3月に欧州7ヶ国(ドイツ、英国、スペイン、イタリア、オーストリア、スイス、アイルランド)にてリリースされ、リリースからわずか半年にも関わらず、すでに各国で盛り上がりを見せています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/11276/139/resize/d11276-139-776690-3.png ]

 欧州7ヶ国では、2020年3月24日からサービス提供を開始。提供初日の1日のダウンロード数が500万ダウンロードを記録しました。サービス開始直後から順調な成長を見せた要因としては、新型コロナウイルス感染拡大防止により、欧州各地域でのロックダウンが施行され、自宅で過ごす子供が増え、動画ストリーミングの需要が急増したことにあるといえます。
 サービス提供社のDisneyも社会情勢を考慮し、「Disney+」内の人気コンテンツ「アナと雪の女王2」のサービス提供を、当初のスケジュールよりも3ヶ月早めて提供を開始しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/11276/139/resize/d11276-139-251837-4.png ]



 また「Disney+」は、米国を中心とする5市場のみでのサービス開始からわずか4ヶ月で、2020年1月からの世界全体の消費支出ランキングTOP10アプリの7位にランクインしており、サービス開始初期の段階から順調にユーザーに受け入れられている様子が伺えます。欧州でのサービス開始によりランキングの順位は今後さらに上昇することが推測できます。

[画像6: https://prtimes.jp/i/11276/139/resize/d11276-139-708495-5.png ]



 「Disney+」が消費者に受け入れられていることは、ダウンロード数と消費支出だけではなく、消費者の時間の使い方からも明らかです。2019年の米国における動画ストリーミングサービス「Netflix」のアプリ重複利用率のデータを見ると、「Disney+」のユーザーは平均で月に3時間10分をこのアプリに使っています。これはNetflix(月に4時間20分)やHulu(月に3時間20分)のような、すでに地位を確立しているプレイヤーに匹敵します。

 日本でも、5Gの商用化や巣ごもり需要も追い風となり、動画ストリーミング市場は競争が激化することが予測され、2020年注目の市場となるでしょう。


App Annie について

 App Annie(アップアニー)は、全世界の生活者理解、またモバイル戦略の高度化に役立つモバイル市場データと分析プラットフォームを提供しています。「モバイルの力をすべての企業に」をミッションとし、あらゆる業界の経営戦略、マーケティング、新規事業開発などにおいて、1,000社を超える著名企業が活用しています。

公式サイト:https://www.appannie.com/jp
Twitter アカウント:@AppAnnieJapan
Facebook ページ:https://www.facebook.com/appanniejapan/

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