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Green Carbon株式会社は、タイ国内半分の水田でクレジットを創出する「150万ha水田プロジェクト」を始動 第一弾としてタイ北部カンペーンペット県においてAWDプロジェクトの実証を開始

PR TIMES / 2025年1月29日 11時45分

10年間で合計約20万トンのクレジット創出を目指す



ネイチャーベースのカーボンクレジット創出販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(読み;グリーンカーボン))は、2027年度にタイ国内半分のAWD(間断灌漑※1)が可能な水田でカーボンクレジット創出を目指する「150万ha水田プロジェクト」を始動しました。今回、第一弾としてタイ北部のカンペーンペット県において、水田由来のカーボンクレジット創出に向け、AWDプロジェクト(以下、本プロジェクト)の実証を開始したことをお知らせします。
本プロジェクトでは、2025年1月より約7ヘクタールの圃場においてパイロット実証を開始し、5年以内に対象面積を最大50,000ヘクタールまで拡大することを目指します。また、本プロジェクトで得た知見を活かし、タイ国内半分の水田約150万haに拡大してまいります。タイ全土の脱炭素化の実現および現地農家のクレジットにより収入向上に貢献します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/142/117956-142-3edcd43d9d1f686cc350bbdcce99b60c-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


〇本プロジェクト/リリース内容に関する問い合わせはこちら
https://green-carbon.co.jp/recruit-contact/ 

○GreenCarbon株式会社概要のダウンロードはこちら
https://green-carbon.co.jp/download-form/

◆本プロジェクト開始の背景と役割
Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど幅広い分野でのプロジェクトを展開しています。 各地域の自然資源の特性に適したカーボンクレジット創出プロジェクトの開発を行うとともに、衛星データを活用した適地選定とモニタリングにより、効率的かつ透明性の高いプロジェクト運営を実現しています。
タイの全農業分野におけるGHG排出量は約5,849万トン、中でも水田由来のGHG排出量は約3,000万トン(全体の約51%)に上り、農業分野における課題として削減が求められています。
上記背景を受け、Green Carbonは2027年度にタイ国内半分のAWDが可能な水田でカーボンクレジット創出を目指する「150万ha水田プロジェクト」を始動しました。さらにGreen Carbonは、2024年10月にタイ国内での自然由来のカーボンクレジット創出活動を拡大するため、タイ国立大学ラジャマンガラ工科大学プラナコーン校(以下、RMUTP)及び、Zimmermann Co., Ltd.(以下、Zimmermann)とMOUを締結し、AWD導入による水田由来のカーボンクレジット創出プロジェクト開発に取り組んでいます。これらを背景に第一弾として、2025年1月25日にタイ北部カンペーンペット県においてパイロット実証を開始しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/142/117956-142-e95ce444b65295d7abf4d17d99d88ba5-678x509.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
○現地視察の様子(圃場視察時の写真)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/142/117956-142-085e8ab031c5e5650fc59ecffa59d887-684x509.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
○現地視察の様子(現地パートナーや協力農家様との写真)

◆本プロジェクト内容の詳細
本プロジェクトは、AWDの導入によるメタン排出量削減と作物収量の向上を目指しています。また、タイの自主的カーボン市場であるPremium T-VER※2やJCM(二国間クレジット制度※3)を活用したプロジェクト登録・クレジット創出に取り組み、投資の確保および農家への収益向上を実現します。具体的には、農家の追加収益として約100USD/ha/年をもたらすことが見込まれています※4。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/117956/table/142_1_86fa6bf3ef254d8bf09cc8c577655e83.jpg ]
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/117956/table/142_2_fb443625751d9ea55b4cf35cc4a0e087.jpg ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117956/142/117956-142-283e52f6dc62b10b93eb1af57fe33071-1081x394.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
○左:タイ北部カンペンペーット県(参照:Google Earth)、右:パイロット実証地の圃場

◆今後の展望
Green Carbonは、本パイロット実証によるAWD導入の効果検証を踏まえ、タイ全土へのプロジェクト展開を目指します。具体的には以下の段階的な展開を計画しています。今後は、水田におけるAWDの導入を通じて持続可能な農業を推進し、環境負荷の低減と現地の農業コミュニティの発展の両立に尽力してまいります。
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/117956/table/142_3_feca6dc5ac1d424874251a5060098576.jpg ]
[表4: https://prtimes.jp/data/corp/117956/table/142_4_9744642cde8e38c9f40220ea50ee6bde.jpg ]
◯プロジェクトパートナーの募集
本プロジェクトの拡大にあたり、Green Carbonは以下の参加者を募集しています。
・ プロジェクトに参加したい農家、企業、団体
・ 本プロジェクトに興味のある投資家
・ タイ現地スタッフ
下記URLからお問い合わせください:https://green-carbon.co.jp/recruit-contact/


※1:AWD(間断灌漑)
間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。


※2:Premium T-VER (Thailand Voluntary Emission Reduction Program)
タイ温室効果ガス管理機構(TGO)が運営する自主的カーボンクレジット制度。T-VERには通常クレジットとPremiumクレジットの2種類があり、特にPremiumは厳格な基準を満たすことで認証される、より付加価値の高いクレジットです。通常のT-VERと比較してより高い経済的価値での取引が期待できます。


※3:二国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)
JCMとは、日本が有する優れた脱炭素技術等の普及を通じて、パートナー国の温室効果ガス排出削減に貢献し、その削減分を両国の削減目標の達成に活用する制度です。タイは2015年11月に日本とJCMを開始しており、両国間でプロジェクトの実施が可能となっています。


※4:農家の追加収益として約100USD/ha/年
カーボンクレジットによる収益還元、AWD導入による水使用量削減(30-40%)、収穫量向上から試算。


◆Green Carbon 株式会社
代表者   :代表取締役 大北 潤
所在地   :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607
設立    :2019年12月
事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL    : https://green-carbon.co.jp/


◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。
事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。

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