「とよたおいでんバス」を活用した「客貨混載(きゃくかこんさい)」を開始
PR TIMES / 2018年1月26日 17時1分
~愛知県豊田市で全国初のコミュニティバスによる宅急便の輸送が始まります~
ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(代表取締役社長:長尾 裕、以下「ヤマト運輸」)は、豊田市、豊栄交通と連携し、本年1月26日より、過疎化や高齢化が進む中山間地域におけるバス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を目的として、足助(あすけ)地区と稲武(いなぶ)地区を結ぶコミュニティバス「とよたおいでんバス」で「客貨混載」を開始しましたので、お知らせします。
1.背景
[画像1: https://prtimes.jp/i/14314/143/resize/d14314-143-789922-0.jpg ]
ヤマト運輸は、全国の自治体や企業と連携し、地域の活性化や課題解決に向けて取り組む「プロジェクトG(Government)」を推進しており、路線バスによる「客貨混載」は8都道府県※で実施しています。
愛知県豊田市の稲武地区など中山間地域では、通学や通院、買い物などで路線バスの重要性が高まっていますが、高齢化や過疎化でバス路線の維持が困難になりつつあります。
ヤマト運輸は、昨年7月1日より中部運輸局が開始した「みんなの交通応援プロジェクト Ex」に参加し、その支援認定の第1号として、昨年8月9日より、豊田市が運営し豊栄交通が運行するコミュニティバス「とよたおいでんバス稲武・足柄線」で客貨混載の実証実験を行いました。
このたび、ヤマト運輸は豊田市、豊栄交通と連携し、全国初のコミュニティバスを活用した「客貨混載」の本格運用を開始します。バス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上に向けて取り組んでいきます。
※:客貨混載は岩手県(2015年6月~)宮崎県(2015年10月~)北海道(2016年9月~)熊本県(2016年10月~)兵庫県(2017年6月~)長野県(2017年10月~)和歌山県(2017年10月~)徳島県(2017年11月~)の各地域で実施しています。
2.取り組み内容
バスの座席の一部を荷台スペースに改造した路線バス1台を導入し、足助地区から稲武地区まで宅急便を輸送します。バスには客貨混載専用のバスと分るようにオリジナルデザインをあしらっています。
【ラッピングバス全体】 【荷台スペース】
[画像2: https://prtimes.jp/i/14314/143/resize/d14314-143-459886-1.jpg ]
【輸送フロー】
[画像3: https://prtimes.jp/i/14314/143/resize/d14314-143-750498-2.jpg ]
3.メリット
(1)地域住民の方々
交通手段が維持されることにより、生活基盤が保たれます。また、セールスドライバー(以下SD)が現地に滞在できる時間が増えることでさまざまなご要望にお応えしやすくなります。
(2)豊栄交通
新たな収入源になり、バス路線網の維持ができます。
(3)ヤマト運輸
往復90分の走行時間を削減でき、SDの集配効率が向上し休憩時間が取りやすくなるなど、労働環境の改善が見込まれます。また、燃料費やCO2排出量の削減にもつながります。
4.出発式の様子
本日、「客貨混載」の開始に伴い、宮町駐車場にて出発式を行いました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/14314/143/resize/d14314-143-911157-3.jpg ]
写真左より
ヤマト運輸キャラクター クロネコ
豊栄交通社長 境 政義
中部運輸局長 石澤 龍彦
豊田市市長 太田 稔彦
豊田市議会議長 三江 弘海
ヤマト運輸中部支社長 西出 敏之
ヤマト運輸キャラクター シロネコ
5.今後の展開
見守り支援や買い物支援も検討し、今後も地域課題の解決と地域活性化に取り組んでまいります。
【参考】
・みんなの交通応援プロジェクト(国土交通省中部運輸局)
http://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/minpro_ex/case/toyota_oiden.html
・とよたおいでんバスを利用した貨客混載実証実験について(豊田市)
http://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/201707/1020013.html
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
京葉線だけの問題か? 快速の“大幅減”地域に厳しいダイヤ改正が断行される根本原因 議論に欠落した視点
乗りものニュース / 2024年5月13日 9時42分
-
共同輸送、25年度開始 日本郵便と西濃運輸
共同通信 / 2024年5月9日 19時3分
-
路線バスに「こども運転席」=千葉県山武市〔地域〕
時事通信 / 2024年5月8日 11時35分
-
日本郵便と西濃が共同輸送 長距離対象、24年問題に対応
共同通信 / 2024年5月6日 17時34分
-
能登では事前の計画なく遅れか…南海トラフ巨大地震想定した道路復旧計画『くしの歯作戦』孤立に備える市も
東海テレビ / 2024年5月1日 21時12分
ランキング
-
1初めての上京での住まい、失敗したことは? 3位「間取りが不便」、2位「想像より狭かった」、1位は?
J-CAST会社ウォッチ / 2024年5月12日 21時15分
-
2無味のミネラルウォーターが若年層に好まれる理由 23年過去最高の販売実績を記録した「サントリー天然水」 ブランドの牽引役は天然水本体
食品新聞 / 2024年5月12日 17時1分
-
3中央線「グリーン車導入」の増収効果は?JR東日本が明らかに 投資額は約860億円
乗りものニュース / 2024年5月13日 7時12分
-
4危険な「第4種踏切」なぜ無くならない? 事故が起きてから重い腰を上げる行政
乗りものニュース / 2024年5月12日 9時42分
-
5京葉線だけの問題か? 快速の“大幅減”地域に厳しいダイヤ改正が断行される根本原因 議論に欠落した視点
乗りものニュース / 2024年5月13日 9時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください