サプライチェーン全体でのDX推進を支援する低価格な「SCM企業間連携サービス」を提供開始
PR TIMES / 2024年12月16日 12時15分
サプライチェーン全体で販売実績、在庫、物流情報などを共有し、経費削減、売り上げ拡大、利益向上に貢献
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SCM企業間連携サービスの全体イメージ
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:柴原 節男、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、小売業や製造業などにおいて企業間で販売実績や在庫、物流などのデータ(以下、各種データ)を共有し、サプライチェーン全体でのDX推進が可能な「SCM*1企業間連携サービス」の提供を開始します。
本サービスでは、サプライチェーン上の各社がそれぞれ保有している各種データを共有することで、企業のDX推進を阻むデータの「サイロ化*2」を解消し、データの見える化を実現します。これにより、適切な在庫量の調整や販売機会ロスを防ぎ、需要に基づく生産・発注計画の立案につなげることができます。また、運用費用は月額20万円からと低価格のため、中堅・中小企業でも比較的導入検討がしやすく、経費削減、売り上げ拡大、利益向上に貢献します。
*1 SCM:サプライチェーンマネジメント
*2 サイロ化:業務プロセスや業務アプリケーション、各種システムが孤立し、情報が連携されていない様子
■背景・目的
日本国内における労働人口の減少、環境問題、生産性の低迷など、企業はさまざまな社会問題に直面しながら、事業を拡大し、企業価値を高めています。これらの社会問題に向き合いながら、持続可能な事業継続を実現するためには、データを基にした、より一層のサプライチェーンの効率化が必要です。これまで多くの企業では、単独で取り組むケースがほとんどでしたが、単独でのSCMは難しくなりつつあり、サプライチェーン全体の企業で取り組むことが重要となっています。
これまでのSCMの取り組みは大企業やグローバルベンダーを有する企業では進んでいますが、中堅・中小企業では費用面などで投資が難しく、従業員の勘と経験に頼った運営が依然として多い状況です。
■サービス内容
このような背景から、効率的なSCMを実現することをめざし、中堅・中小企業でも導入可能な「SCM企業間連携サービス」を開発しました。
中堅・中小企業向けにセキュアかつコストパフォーマンスに優れたOracle Cloud Infrastructure(OCI*3)とプライベート接続され、企業間で保有している各種データの共有を実現し、複数のシステムにまたがる情報を一元管理します。共有されたデータはアクセス制御の範囲内でサプライチェーン上の各企業がリアルタイムで参照可能です。また、基盤上にはデータ参照と需要予測、および、生産計画などのオプション機能が用意されており、それらを活用して各業種のDX推進を支援します。日立システムズの豊富な経験とノウハウを結集したコンサルテーションやSIサービスもセットで提供し、お客さまの経営課題や現場の課題解決へ導きます。
本サービスは、小売業、卸売業、製造業、物流業といった幅広い業界かつ、中小企業から大企業までさまざまな規模のお客さまへ導入が可能です。
*3 Oracle Cloud Infrastructure (OCI):オラクルが提供するクラウドサービス
■導入効果
日立システムズが実施したPoC(概念実証)では、以下のような成果を確認しました。
サプライチェーン全体では、某スーパーマーケットは年間売り上げが約7,000万円の増加、PB(プライベートブランド)日配品*4製造会社は、約6,000万円の増加となりました。生産計画最適化によって確保された生産余力は販売機会ロス分を補填し、生産および販売活動全般にわたるパフォーマンス向上が期待できます。
*4 日配品:毎日、お店に配送される消費期限の短い食品
某スーパーマーケットとPB日配品製造会社でのPoC結果の詳細は以下となります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/42324/143/42324-143-ebd8b50b6e4fbc2e0b9fe2f19abef8a1-3900x922.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■今後の展望
今後、お客さまのニーズをもとに、物流効率化、配送計画適正化などのオプション機能を充実させ、お客さまのDX推進に貢献します。また、お客さまの業務をシームレスにサポートするマネージドサービス群である「Hitachi Systems Managed Services」および、日立システムズグループ会社のリソースと連携し、運用をトータルでサポートします。
日立システムズは、「SCM企業間連携サービス」の拡販に務め、2027年度までに累計10億円の売上をめざします。
■日本オラクル株式会社 常務執行役員 アライアンス統括 佐野 守計 様のコメント
日本オラクルは、日立システムズの「SCM企業間連携サービス」の基盤としてOracle Cloud Infrastructure(OCI)が採用されたことを大変光栄に思います。
OCIは堅牢かつ高度なセキュリティとビジネスの高可用性を低コストで実現するクラウドプラットフォームです。今後もパートナー様と一緒にお客さまのデジタル・トランスフォーメーションを支援してまいります。
■価格(税抜)
初期費用:個別見積もり
月額費用:20万円~*5
*5 本サービスは他社との共用環境となります。またシステム関連費用については別途発生します。
■SCM企業間連携サービスのWebサイト
https://www.hitachi-systems.com/solution/s0312/scm/index.html
■「Hitachi Systems Managed Services」について
「Hitachi Systems Managed Services」は以下3分野のサービス群で構成されます。
1.セキュリティ構築・監視・運用を行うサイバーセキュリティソリューション「SHIELD」
2.マルチクラウド環境、ネットワーク、データセンターなどの構築・監視・運用を行う
マルチクラウドソリューション「Gateway for Business Cloud」
3.コンタクトセンター(CC)とBPOによりお客さまの業務運用支援を行う「CC&BPO*6」
詳細は https://www.hitachi-systems.com/ind/hsms/ をご覧ください。
*6 BPO(Business Process Outsourcing):業務の外部委託
■日立システムズについて
日立システムズは、強みであるさまざまな業種の課題解決で培ってきたお客さまの業務知識やノウハウを持つ人財が、日立グループ各社やビジネスパートナーと連携し、One HitachiでLumada事業を中心に展開することにより、お客さまのデジタル変革を徹底的にサポート。日立グループのサステナビリティ戦略の下、環境・社会・企業統治を考慮した経営を推進することで、国連が定める持続可能な開発目標SDGsの課題解決に向けた価値を創出し、企業理念に掲げる「真に豊かな社会の実現に貢献」してまいります。
詳細は https://www.hitachi-systems.com/ をご覧ください。
■お客さまからのお問い合わせ先
株式会社日立システムズ お問い合わせWebフォーム
https://www.hitachi-systems.com/form/contactus.html
以上
*記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
*Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。
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