人間とマシンのあるべき協働の姿を解説する書籍『HUMAN+MACHINE』の日本語版を出版
PR TIMES / 2018年11月15日 11時40分
AIは人間を代替するものではなく、人間とマシンが新たな価値を協創していくために不可欠な存在として活用が進む
【東京発:2018年11月15日】
アクセンチュア株式会社(東京都港区、代表取締役社長: 江川 昌史、以下アクセンチュア)は、アクセンチュアの人工知能(AI)の専門家による著作『HUMAN+MACHINE』(人間 プラス マシン、副題:AI時代の8つの融合スキル、出版元:東洋経済新報社)の日本語版を、2018年11月23日から全国の書店で販売を開始することを発表します。
[画像: https://prtimes.jp/i/19290/145/resize/d19290-145-658556-0.jpg ]
本書では、人間とAIとの協働を主軸に据え、経営視点から見たAIとの協働のあるべき姿や、未来においてマシンとの協働が進むにつれて求められる、8つの融合スキルについて示しています。また、製造、サプライチェーン、営業、会計、研究・開発、マーケティングなどの領域において既存の仕事の概念を見直し、再考するための指針を、AI活用によってイノベーションの創造や生産性向上による収益拡大に貢献している豊富な事例をもとに解説しています。
さらに本書では、著者の経験と1,500の組織を対象とする定量、定性調査に基づき、AIが人間に取って代わるという二者択一的かつ近視眼的な認識に対して警鐘を鳴らしています。人間がマシンと協働することによって、ビジネスにおけるパフォーマンスを桁違いに改善する世界を「ミッシング・ミドル」(失われた中間領域)と表現しています。本書では、多くの企業が正しく認識していない、この重要な隙間である「ミッシング・ミドル」を埋めるために求められるプロセスやガイドラインも提示しています。
本書は、アクセンチュアの最高技術責任者(CTO)兼最高イノベーション責任者(CIO)であるポール・ドーアティ、およびアクセンチュアのリサーチ部門で、ITおよびビジネス領域担当のマネジング・ディレクターであるジム・ウィルソンの共著です。日本語版出版にあたっては、アクセンチュア アプライド・インテリジェンスおよびアクセンチュア・イノベーション・ハブ東京 共同統括マネジング・ディレクターである保科 学世が監修しました。日本語版には、「日本語版監修によせて、日本と日本企業が取り組むべきこと」と題し、保科による解説も追記。日本の文化的、歴史的独自性から見たAI活用の最適な方向性についても記述されています。
また、人とマシンの協働をテーマとする本書の出版にあたっては、出版プロセスにおいても人とマシンの協働作業が取り入れられました。原書の主要部分の日本語訳において、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供する、日本語の優れた自然言語処理能力を持つAI翻訳プラットフォームであるCOTOHA Translator(TM)を活用しました。COTOHA Translator(TM)を活用することによって、翻訳工数削減による推敲時間の大幅な短縮につながりました。
ポール・ドーアティは次のように述べています。「AIの力を最大限に活用するためには、ビジネスリーダー達が人間とマシンの関係を進化させる『知の連携』の実現が欠かせません。AIとは、人工的な超人間を作るのではなく、人間に、人間の能力を超える力を与えるものなのです。人間はAIをさらに活用することによって、新たなスキルや能力を備えることが可能になります。これによって人間は、より迅速に新しい物事を学べるようになり、従来までは成し得なかったより多くのことを実現することができるでしょう。」
保科 学世は次のように述べています。「日本は少子高齢化時代を迎え、2018年時点でも労働集約産業を中心に労働力不足が顕在化しています。この労働力不足が加速する日本において、人手不足を解消し、経済成長を維持するには、AIやロボティクス技術(マシン)の活用は必須です。一方、日本の労働現場では、自らの業務がどのようにAIで変わるのかイメージできておらず、具体的なアクションを取っている企業は少数と言わざるを得ません。本書を通じて、日本におけるAI導入が加速され、新たなイノベーションを日本から世界に発信する一助になることを願っています。」
保科 学世について
アクセンチュア アプライド・インテリジェンス
アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京 共同統括
マネジング・ディレクター
慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。アクセンチュアにてAI・アナリティクス部門のマネジング・ディレクター、およびデジタル変革の知見や技術を結集した拠点「アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京」の共同統括を務める。AI Hubプラットフォームや需要予測・在庫補充最適化サービスなどの開発を手掛けると共に、アナリティクスやAI技術を活用した業務改革を数多く実現。『データサイエンス超入門』(共著、日経BP社)、『データ・アナリティクス実践講座』(監修、翔泳社)など著書多数。厚生労働省 保健医療分野AI開発加速コンソーシアム 構成員などを歴任。
アクセンチュアについて
アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンス実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供する45万9,000人の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.com を、アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jp をご覧ください。
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