ダッソー・システムズが3Dエクスペリエンス・プラットフォームを基盤にするスマート・ファシリティ・ソリューションの開発に着手
PR TIMES / 2016年4月7日 11時55分
オーストリアのLifeCycle Tower ONEビルでの共同プロジェクトに3Dエクスペリエンスを活用。持続可能な施設管理と保守を、新たな次元に引き上げる
3Dエクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は、オーストリアのランドマークであるLCT ONEビルのスマート・オフィスビル・プロジェクトに参画したことを発表しました。本プロジェクトは、Rhombergグループ、Zumtobelグループ、Bosch Software Innovations社、Modcam社とダッソー・システムズによる共同プロジェクトです。本プロジェクトにおいて、ダッソー・システムズは、未来のスマートシティを構成する住宅、商業ビル、工場の持続可能な管理を導入します。
[画像: http://prtimes.jp/i/6067/146/resize/d6067-146-101594-1.jpg ]
本プロジェクトは、オーストリア・ドルンビルンのLifeCycle Tower (LCT) ONEビルを対象とするパイロット・プロジェクトで、2016年Bosch ConnectedWorld (ドイツ・ベルリン) で発表されました。Rhombergグループ所有のLCT ONEビルは、Zumtobelグループによる最先端のライティング・ソリューションとスマート・コントロール・システムを備えています。(本プロジェクトによりLCT ONEビルは) 革新的なコネクテッド・ビルへと変貌し、非常に高度な持続可能性と利用者の快適性の両立を目指します。
ダッソー・システムズは全社横断的なイニシアチブの一つとして「3DEXPERIENCity」を推進しており、LCT ONEビルは3DEXPERIENCityを適用する最新のプロジェクトとなります。3DEXPERIENCityは持続可能な都市づくりに向けて、バーチャル空間上に都市の3Dモデルを再現し、データ、プロセス、人々の動きなどさまざまな要素の管理や展開、改善を検証するものです。3DEXPERIENCityによって、都市に関わるさまざまな人間が、都市の未来や、住民および地球への影響について、バーチャル空間で検討を重ねながら、建築、インフラ、計画、資源、および居住者の課題に対処できるようになります。
ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームは、スマートなオブジェクト、建物、車両の各システムの設計、シミュレーション、および電子、メカトロニクス、センサー間のシームレスな情報交換のためのバーチャルな統合環境を提供します。IoT の構成要素やシステム・オペレーションのリアルタイムなモニタリングと分析により、次世代の設計の最適化を促進できます。
3Dエクスペリエンス・プラットフォームはLCT ONEプロジェクトにおいて、ビルの利用状況や技術性能をリアルタイムに把握し、エネルギー効率および使用を最適化できるよう支援します。たとえば、個々の照明器具、各フロア、あるいはビル全体でのエネルギーの使用や省エネ状況の把握、3Dによるプレゼンス情報の可視化、エネルギー消費の最適化のために消費状況を可視化するヒートマップなどが挙げられます。保守については、照明器具の不具合の通知、運転時間、照明システムの使用履歴などにより、状況を把握できます。シーンに適した照明に関するナレッジによって、照明設定の最適化を促進し、その結果、エンドユーザーの満足度を向上します。
ダッソー・システムズのエグゼクティブ・バイス・プレジデント、最高戦略責任者であるモニカ・メンギニは次のように述べています。「IoTは『エクスペリエンスのインターネット』へと進化しています。『エクスペリエンスのインターネット』においてデバイスは、その周囲の物理的な世界とデジタルにつながり、人々やそれぞれの場所、さらに各種オブジェクトとの相互作用により形作られる、『今、ここにある』エクスペリエンスの一部となります。私たちはBosch Software Innovations様や、それぞれの業界のその他のイノベーターとの協力を通じ、いかなるビッグデータのリポジトリからでも、センサー情報を容易に、かつリアルタイムに活用し、3Dエクスペリエンス・プラットフォームによるバーチャル環境のリアリスティックな表現にリンクできるかを実証することが可能です。今回のケースでは、3Dエクスペリエンス・ビルが実際に、ビルの計画、シミュレーション、オペレーションのマスター・レファレンスとなります。持続可能な都市は、私たちが思っているよりも早期に実現が可能です」
ダッソー・システムズは、2016年4月12日-13日にイタリア・ミラノで開催予定の同社のDesign in the Age of Experienceカンファレンスで、本プロジェクトおよび同社が手がける一連の3DEXPERIENCityプロジェクトについて発表します。
ダッソー・システムズの3DEXPERIENCityイニシアチブに関する詳細はこちらをご覧ください:http://www.3ds.com/ja/stories/how-can-technology-shape-future/imagining-more-sustainable-city/
(以上)
ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス企業として、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約21万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。
3DEXPERIENCE、Compassロゴ、3DSロゴ、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBESおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標です。
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