情報セキュリティ、2013年の出来事と2014年への影響

PR TIMES / 2013年12月19日 9時34分

エフセキュアのセキュリティラボ主席研究員であるミッコ・ヒッポネンが、情報セキュリティの分野で2013年に発生した出来事と、その2014年への影響について語ります。

現在私たちは、インターネットの転換期にいます。数年前まで、ウェブは国境も距離も地理も国をも超えた一種の理想郷でした。人々は自分のデータがどこに保存されているかといったことには注意を払っていませんでした。インターネットは真のグローバルを体現していました。しかし今や、私たちはこの理想郷を失いつつあります。世界中の人々に対して大規模なスパイ行為が行われていることが判明したからです。人々は各自のデータはどこに保存されているのか、どの国の法律下にあるのか、使っているソフトウェアはどの国でつくられたものなのか、と問いかけるようになってきています。グローバルだったインターネットは、国境によってばらばらに分断された状態になっています。こうしたインターネットの分断状態は2014年以降も続くでしょう。


諜報機関による傍受


スノーデン氏が米国家安全保障局(NSA)の資料を公開したことにより、諜報機関の実態が明らかになりました。諜報機関の行為は私たちには制御不能であり、彼らが暗号化アルゴリズムを弱体化させているという事実により、私たち全員の安全が脅かされています。問題の本質は、彼らが使命を果たすためにはどんなことでもしようとしているように見えることです。本来の目的を忘れて、力を持ち過ぎ、もはやテロリズム対策とは言えなくなっています。そうであれば、アンゲラ・メルケル首相の電話を盗聴することはなかったでしょう。


インターネットの使い方をどのように変えるべきか


まず第一に、心配するのではなく憤慨すべきです。こうした行為に技術面から対策を打つのは難しいことですが、変化は国際的な圧力によって起こります。技術面に関して言えるとすれば、あらゆるところで暗号化を利用し、強力なパスワードを作成し、大規模かつ包括的な監視を実施していない国のクラウドサービスを使うべきということです。コンピュータ犯罪やマルウェアからの保護に使用するのと同様に、良質なコンピューティング予防策を講じてください。


ビットコイン


2014年には、ビットコインのような暗号通貨が、コンピュータの専門家だけではなく、一般の人々に広く認知される状態になるでしょう。遂に仮想暗号通貨時代の到来です。現金と同様、暗号通貨も良いことにも悪いことにも使われます。エフセキュアでは、オンライン犯罪の世界における悪用に目を光らせています。

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