BSIジャパン、ISO9001(品質マネジメントシステム)をかごしま有明茶ISO共同体に認証
PR TIMES / 2012年11月19日 20時10分
~ 製茶会社9社が共同で品質管理の向上を目指す ~
BSIグループジャパン株式会社(東京都港区 代表取締役社長 竹尾 直章、以下BSIジャパン)は、ISO9001(品質マネジメントシステム)を、「かごしま有明茶ISO共同体(鹿児島県志布志市 代表 鍋山 勝幸)」に認証しました。
かごしま有明茶ISO共同体は、鹿児島県志布志市の製茶会社9社が集まり、共同でISOを取得するために2012年4月に設立されました。近年の食品事故の多発や原料のグローバル化により、食品安全に対する国際的関心が増す中で、取引先からの要望も高まり、これまで行っていた品質管理をより確実なものとしてアピールするためにISO9001の「第三者認証」を取得しました。
また、国際食品業界ネットワークのGFSI(70ヵ国、650以上の製造業・小売業者等で構成する機関)では、食品安全国際規格(FSSC22000)として統一規格を定め、この規格が世界的に普及してきています。FSSC22000では、「第三者認証」を受けていることにより取引先からの第二者監査を免除されるということもあり、この制度を取得することも将来的な視野に入れ、今回は、品質管理の基礎であるISO9001を取得する運びとなりました。
今回、同じ志を持つ9社が集まって認証を取得することにより、仕組みの構築を効率的にでき、また、内部監査も共同で行うことで、各社の良い点や課題を共有化し、切磋琢磨しながら改善に繋げることができる仕組みとして活用されています。
<かごしま有明茶ISO共同体 トップマネジメント 鍋山 勝幸様からのコメント >
● ISO9001の構築の目的
構築に取り組むきっかけは、概要にありますように国際的な食品業界の変革です。しかし、それ以前に無登録農薬問題やポジティブリスト制度、産地偽装問題などにより消費者の安全指向は益々高まっていることから、安心・安全でクリーンな茶づくりを推進する観点からも、少しでも顧客に対して品質の安全性等を保証できればと考えISO9001の構築を目指しました。
● ISO9001の構築・認証して良かった点、苦労した点
ISO9001の構築・認証して良かった点は、製品に対しての品質管理だけではなく、作業者や機器等の管理も容易にできるようになったことや、代表者から従業員に至るまで全体の意識改革及び向上につながったことです。また、共同体という観点からは、個々の優良事例を参考にできることなどもあります。
苦労した点は、聞きなれない言葉が多くて意味を理解するのに大変苦労したことです。しかし、教育訓練や審査を重ねるごとに少しずつではありますが、言葉の意味を理解することができました。
● 今後の活用
今後は、共同体構成員各社が顧客の要求する製品を安定的に供給し、結果、自社の経営安定を目標に掲げるとともに、更には地域社会に貢献できますよう、品質マネジメントシステムを効果的に運用していく所存です。
◆ISO90001(品質マネジメントシステム)について
ISO9001(品質マネジメントシステム)は、製造やサービス提供といった業務プロセスの維持や改善によって、製品やサービスの質の向上を図るためのものです。ISO9001の規格は、効果的な品質マネジメントシステム運営の基本となる枠組みを提供するために開発された規格です。組織経営として品質をその起点として「品質について計画し、資源を確保し、製品やサービスの提供を実施し、評価/見直す」という品質マネジメントを実施することが必要です。品質マネジメントにあたり、ISO9001で示されるような品質マネジメントシステムを運用することによって、マーケットや顧客のニーズに応えることができます。
BSI(英国規格協会)とBSIグループジャパン株式会社について
BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、1901年の設立以来、世界初の国家規格協会として、そして、ISOの設立メンバーとして活動する、規格策定のプロフェッショナルである。現在、147カ国で64,000組織以上のお客様の活動に貢献している。BSIが開発した多くのBS規格(英国国家規格)は、ISO9001(品質マネジメントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)などのISO規格の原案として採用されており、その実績は世界随一を誇る。
BSIグループジャパンは、1999年に設立されたBSIの日本法人である。マネジメントシステム・医療機器の認証サービスとトレーニングコースの提供をメインとし、規格開発のサポートを含め規格に関する幅広いサービスを提供している。
マネジメントシステムの認証サービスに関しては、国内に60社以上ある審査機関の中で、最も多くの規格の認証サービスを提供している審査機関の一つであり、数多くの規格の認証件数において国内No.1の実績を誇る、業界をリードする審査機関である。
URL:http://www.bsigroup.jp/
かごしま有明茶ISO共同体について
かごしま有明茶ISO共同体は、鹿児島県志布志市の製茶会社が9社集まり、共同でISO9001を取得するために2012年4月に設立。仕組みの構築、内部監査、マネジメントレビューというマネジメントシステムのPDCAサイクルを共同で行う。今後も、内部監査等共同で継続的に実施して行くことで、業界全体の品質管理向上を目指す。
≪共同体に参加している9社≫
・有限会社なべやま
・有限会社上室製茶
・福田製茶
・中留製茶
・東八重製茶
・有限会社鍋山製茶
・株式会社丸三丸口製茶
・有限会社小野製茶
・池田製茶
■ お客様からのお問い合わせ先
BSIグループジャパン株式会社(英国規格協会) マーケティング本部
東京都港区北青山2-12-28 青山ビル5階
TEL: 03-6890-1174
FAX: 03-6890-1181
Email: Japan.Marketing@bsigroup.com
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