中央アフリカ共和国: 新たな戦闘で人道危機がさらに深刻化――人道援助の拡大急務

PR TIMES / 2013年11月27日 16時34分



中央アフリカ共和国(以下、中央アフリカ)北東部ブーカの町近郊で民間人に対する暴力や略奪が起き、何百人もの人びとが住まいを追われ、避難を余儀なくされている。国境なき医師団(MSF)は、同国における大規模な人道危機が悪化し続けていると警鐘を鳴らす。

中央アフリカでは、2013年3月のクーデター以来、全国で暴力行為が横行、国民のおよそ10人に1人が家を追われている。最近ブーカで起きた武力衝突は、アンチ・バラカとして知られる自警勢力が、クーデターを支持した武装勢力の旧セレカに対抗したものだ。MSFは国連と他の人道援助機関などに対し、現地により多くの人員を投入して、この顧みられない危機への対応を拡大するように呼びかけている。

<暴力やまず緊迫する町>

「ブーカで起きた戦闘は、この国がいかにひどい暴力に包まれているかをよく示しており、私たちは避難民の生活環境についての懸念を強くしています。彼らは教会、モスク、学校、場合によっては医療も食糧も水もないまま森の中に過密状態で暮らし、病気に対し脆弱な状態にあります。なすべきことは多く、しかも今行動する必要があるのです」。MSFの中央アフリカにおける活動責任者シルバン・グルクスは訴えている。

ブーカで起きた戦闘により、数人が死亡、生存者はMSFの診療所で治療を受けたが、うち1人はバタンガフォにある病院への移送中に亡くなった。この戦闘は9月に起きた武装勢力の攻撃により民間人100人ほどが死亡した武力衝突の余波だ。この時は700軒の家屋が全焼し、非常に多くの人びとが避難した。それ以降、人びとは恐怖と威嚇に満ちた環境の中で暮らしている。

ブーカにおけるMSFのプログラム責任者、マテュー・アミローは、「ブーカのカトリック伝道会に避難していた人びとの半数以上が逃げ出しました。状況は非常に緊迫しています。イスラム教徒の家族は集団でこの町を離れています。町で見かけるのは兵士だけになりました」と話している。

隣町ボサンゴアでは推定3万5000人の避難民が援助を必要としている。MSFは11月中旬から移動診療を開始して森の中に隠れている人びとの元に赴いている。

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中央アフリカは情勢不安が数十年間続いているため、今や慢性的な人道および保健衛生の危機に直面している。MSFは1997年から活動、国内の数ヵ所で何度か一時退避を要したことがあったものの、活動自体は中断せず、2012年12月以来プログラムを拡大してきた。現在はバタンガフォ、ボギラ、カルノー、カボ、ンデレ、パウア、ゼミオの7ヵ所で定常の援助プログラムを運営中で、2013年3月以降、ボサンゴア、ブーカ、ブリアで緊急の援助プログラムを開始している。また、暴力の影響を受けた地域の援助のために、緊急対応できる移動診療チームが待機しており、これまでのところ、ブワル、ムバイキ、ヤロケに派遣されている。

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