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NHK技研、テレビ放送とARコンテンツ配信がリアルタイムに同期する最新デモ映像を初公開 !技術提供者・アーティストが議論する異業種トークセッションも開催

PR TIMES / 2021年11月14日 10時45分

都市型イベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2021」



[画像1: https://prtimes.jp/i/33690/147/resize/d33690-147-29474deff44eb4cf9844-0.jpg ]

一般社団法人渋谷未来デザインをはじめとするSOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA実行委員会は、「アイデアと触れ合う、渋谷の10日間。」として、カンファレンスや体験プログラムが開催される都市型イベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2021」(以下、SIW)を11月5日(金)~14日(日)に開催。数々のプログラムが行われる中、11月13日(土)渋谷キャストでは、「多様化するメディア新時代~新たな視聴体験の創造へ」と題したイベントを開催しました。

イベント内では、放送技術全般にわたる日本で唯一の研究所「NHK放送技術研究所」(NHK技研)が開発した、自由視点ARコンテンツでリアルタイム伝送技術の最新デモンストレーション映像が初公開されました。
近年、AR技術が注目され技術進歩が加速していますが、NHK技研では、これまでのテレビの枠を超えた新しい視聴体験を実現するため、ARコンテンツも放送と同じようにリアルタイムに伝送するストリーミング方式を開発しました。
デモ映像には、ジャズミュージシャンの石若駿氏が提供したオリジナル楽曲にのせて、ワールドチャンピオンの肩書を持つダンスアーティストのMiyu氏が出演。壮大な大自然から渋谷のスクランブル交差点まで、様々に移り変わるシチュエーションの中で、Miyu氏が6変化しながら世界一のステップを披露しています。そして、テレビモニターに映るデモ映像にタブレットをかざすと、背景の映像とシンクロしながら踊るARのMiyu氏が目の前に飛び出してきます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33690/147/resize/d33690-147-d0e7e6de29ef251ea8da-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/33690/147/resize/d33690-147-6fd8ff8bd97fb3f23609-2.jpg ]



さらにテレビと同期するだけでなく、タブレットを動かすと横や後ろに回り込むことができる自由視点のARによって、実際に新たな視聴体験をしたイベント参加者からは驚きの声が多く上がりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/33690/147/resize/d33690-147-4c5f6598e00235daa72d-3.jpg ]


またステージでは、このデモンストレーション映像の技術開発に関わった、NHK技研のエンジニアの河村侑輝氏、映像ディレクターを務めた東映ツークン研究所の美濃一彦氏、映像に出演したダンスアーティストのMiyu氏、さらにネット配信初期の2010年から配信プラットフォームを開局したSUPER DOMMUNE代表の宇川直宏氏、ファシリテーターを務めた一般社団法人渋谷未来デザインの長田新子によるトークセッションを行いました。

冒頭では、デモンストレーション映像で披露したダンスをMiyu氏が生披露。しなやかで流れるような動きや細かいリズムを刻むステップまで、ARと同様に映像とシンクロした世界一のダンスに拍手が起こりました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/33690/147/resize/d33690-147-f7090a424588d0eac9e6-4.jpg ]


そしてトークセッションでは、若者のテレビ離れが指摘される昨今において、テレビが果たすマスメディアの役割について多く言及されました。昨今のステイホーム期間によって、家族1人1台のタブレットやスマートフォンで観たい時に観たいものを観る習慣が加速した中で、「コロナ禍によって、AR/VRといった技術革新も一気に加速し、10年分の進化がこの1-2年に凝縮された実感がある」と宇川氏。
そしてMiyu氏が「自分も周りも、多くの情報はSNSから絶えず入手している」と話すと、「テレビのライバルはYouTubeではなく、時間消費の長さを考えると、本当のライバルはSNS」と宇川氏が指摘。その上で今回の取り組みは、SNSでバズる「ダンス」という要素を取り入れて、新たな技術を加えた「放送コンテンツ」としたことにより、テレビを超えて様々なメディアに波及していく可能性がある、とその意義を語りました。
また、「クオリティの高いコンテンツを膨大に保有するNHKだからこそ、それらを新たな技術を使って、どう活用していくかということも重要なのでは」と長田も意見しました。
河村氏は、今回のプロジェクトの技術的な仕組みを解説した他、新しいNHKらしさの追求として「公共放送から公共メディアへ」の転換を示唆し、社会や教育にどう寄与していくかという「エディケーショナルな視点」を常に意識しながらコンテンツを届けていきたいと語りました。
今回のデモ映像の企画・演出を行った美濃氏は、今回の技術を活かして今後どのようなコンテンツを制作したいか問われると、「ドラマ」を挙げ、タブレットを使った自由視点のARだからこそできるギミックを演出に取り入れたい、と意欲を示していました。

また来場者に感想を求める中で、美濃氏が「テレビの強みは何か?」と質問を投げかけると、「信憑性」と答えるメディア関係者の意見もありました。SNSやYouTubeなどのプラットフォームによって誰もが発信者になれる現代において、放送局が長年培ってきた「信頼」によって生み出されるコンテンツであることが重要であると意見交換がなされました。

普段はなかなか一堂に会することが少ない「エンジニア」「コンテンツディレクター」「アーティスト」が異なる視点で語り合った今回のトークセッション。今後のテクノロジーとエンタテインメントの更なる連携に大いに期待を感じるネットワーキングとなりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/33690/147/resize/d33690-147-21fafa181e8103e6d3e7-5.jpg ]


<SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2021について>
「アイデアと触れ合う、渋谷の10日間。」として、カンファレンスや体験プログラムが開催される都市型イベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2021」を11月5日(金)~14日(日)に開催します。
渋谷は多種多様な人たちが、アップデートし続けている街です。その原点にあるのは「アイデア」。多様なアイデアが、出会い、つながり、形になり、渋谷の“らしさ“が生まれてきました。SIWは、その「アイデアが集まる」という都市特性に特化したアイデアプラットフォームに進化し、これからの社会、未来への可能性を考えていきます。
SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2021 https://social-innovation-week-shibuya.jp/

多様化するメディア新時代~新たな視聴体験の創造へ
SPEAKER(敬称略):
宇川直宏(現”在”美術家 / DOMMUNE 代表)、 河村侑輝 (NHK放送技術研究所 伝送システム研究部 研究員)、美濃一彦( 東映ツークン研究所 主席ディレクター)、Miyu(ダンスアーティスト)、 長田新子(SIWエグゼクティブプロデューサー/一般社団法人渋谷未来デザイン 理事 兼 事務局次長)
https://social-innovation-week-shibuya.jp/timetable/event/nw12/


【一般社団法人渋谷未来デザイン】
渋谷未来デザインは、ダイバーシティとインクルージョンを基本に、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人など、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を、領域を越えて収集し、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性をデザインする産官学民連携組織です。都市生活の新たな可能性として、渋谷から世界に向けて提示することで、渋谷区のみならず社会全体の持続発展につながることを目指しています。
https://www.fds.or.jp

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