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【報道参考資料】南スーダン紛争と周辺危機 紛争で国内外へ避難した人は86万人以上

PR TIMES / 2014年2月18日 15時40分

親とはぐれた子どもは約900名/日本人スタッフ活動中

 


※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文をご入用の際は、日本ユニセフ協会 広報室(後述)にお問い合わせください
(原文:南スーダン情勢レポート(2/11)、南スーダン周辺地域レポート(2/14))


■数字で見る概況
・国内避難民 73万8,000人(12月15日以降/OCHA2014年2月6日発表)
・避難民のうち18歳未満の推定値 39万4,644人
・避難民のうち、国内の国連施設に避難している人 7万5,000人
・国外へ避難した人 13万400人(ウガンダ6万2,000人、エチオピア2万9,000人、スーダン
 2万3,500人、ケニア1万4,100人など/ OCHA2014年2月6日発表)
・参考情報:南スーダンの人口 1,083万人
(2012年、ユニセフ『世界子供白書2014統計版』)

■状況
・ユニセフは、2月5日、南スーダン危機を「ユニセフ最優先緊急事態」と認定し、
 リソースを最優先に投入
(同レベルの危機は、シリア危機と中央アフリカ危機)
・1月23日の停戦協定締結後、主要都市の一部は情勢が幾分落ち着き、他の地域への
 アクセスも改善
・しかし、ジョングレイ州やレイク州、ユニティ州、上ナイル州の郊外では散発的な
 衝突が報告されており、安定的に人道支援を行うのは厳しい状況
・ユニセフは、ベンティウ、マラカル、ミンカマン、ボルで子どもの保護、水と衛生、
 栄養分野の支援を拡大
・国連施設外に避難している人は、地域が受け入れているが軋轢も生まれている
・一部地域での調査によると紛争前は1世帯人数が5~7人だったが、現在は15~37人に


<子どもの保護>
・3,644人が何らかの保護のサービスを受けている
・親とはぐれた子ども(子どものみ:親を伴っていない子ども) 計899人
 ジュバ245人(11名再会)、アウェイル271人、マラカル50人、ベンティウ27人、
 ワラブ州74人、ニムレ(Nimule:ウガンダとの国境近く、東エクアトリア州の町)
 232人
・行方不明の子ども(親が子どもを捜しているケース) 計216人
 ジュバ189人(20名再会)、ベンティウ27人


※日本人スタッフが子どもの保護専門官として活動しています。取材希望の際には、
広報室にお問い合わせください。


<保健>
・過度な人口密集と栄養不良、はしか予防接種率の低さにより、はしかが発生
・12/22~2/2の間に548件の感染を確認、うち81名が死亡(死亡率14%)、感染の
 半数は子ども
・6カ月~15歳未満の子ども11万8,452人にはしかの予防接種を実施
・経口コレラワクチンの導入に向けて調査を実施中
・6カ月~15歳未満の子ども1万7,308人に高カロリービスケットを配布
・調査の結果791人が重度急性栄養不良にあることが判明し、治療中


<水と衛生>
・国連施設内での給水事業、トイレ設置の拡大を実施中


<教育>
・国連施設内に臨時の学習スペースを設置、ボルでは800人が通う
・子どもたちの居場所を作り、必要なケアを行い、保護するために臨時の学習スペース
 を拡大中


■周辺地域
<ウガンダ>
・2月初旬以降、6万2,000人が難民登録、86%が女性と子ども
・避難者は、北部の3箇所のトランジットキャンプに滞在した後、避難先へ移動
・避難者の急激な増加に伴い、トイレが絶対的に不足
・ユニセフは生活必需品の提供のほか、はしかとポリオの予防接種を実施
・栄養調査を行い、治療のほか、ビタミンAや栄養補助剤、虫下しを投与
・手洗い場やトイレを設置したほか、井戸を建設中
・親とはぐれた子どもたちのために、家族再会プログラムを立ち上げ、子どもに
 やさしい空間も設置
・今後数ヶ月内に避難者が増えることを見越し、対応策を検討

<エチオピア>
・2月7日現在、2万9,000人が避難、今後6万人に上るとの見込み
・避難者向けに、給水、衛生習慣、予防接種、蚊帳、ワクチン、経口補水塩、浄水キット
 などを支援
・家族とはぐれた子どもを保護

<ケニア>
・2月7日現在、1万4,000人が難民登録、80%が女性と子ども
・毎日3,000人が難民登録中
・3月半ばまでに3万人~8万人がケニアに避難してくるとの見込み
・学校用のテントや大型の給水タンク、防水シート、生活必需品などを提供


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Mercy Kolok ユニセフ南スーダン事務所
Communication Officer  +211(0)955639658 mkolok@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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