NEDO「インドネシア共和国・ジャワ島工業団地におけるスマートコミュニティ実証事業」の受託について
PR TIMES / 2012年11月5日 12時36分
住友商事株式会社(代表取締役社長:中村 邦晴、以下「住友商事」)は富士電機株式会社(代表取締役社長:北澤 通宏、以下「富士電機」)、三菱電機株式会社(執行役社長:山西 健一郎、以下「三菱電機」)、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:有馬 彰、 以下「NTTコミュニケーションズ」)と共同で独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)から「インドネシア共和国・ジャワ島工業団地におけるスマートコミュニティ実証事業」を受託しました。
本件は平成22年度にNEDOが公募した「インドネシア・ジャワ島における工業団地のスマートコミュニティ技術導入可能性に関する調査」および平成23年度に公募した本実証事業の予備調査(FS)結果を経て採択されたものです。委託期限は2016年2月までとなります。
インドネシアは内需拡大を追い風に経済成長を持続しており、エネルギー消費の伸びが顕著です。大規模な発電所の建設計画も立てられていますが、計画遅延も発生しており、今後も電力需給の逼迫が懸念されます。こうした中、送変電系統の余力不足・メンテナンス不備等にも起因し、停電、電圧降下等の電力品質劣化により工場に多大な損害を与えており、今後の工業団地の発展に向け、電力の安定供給・品質改善が課題となっています。本実証事業では、インドネシア ジャカルタ近郊のスルヤチプタ工業団地において、これらの課題を解決するスマートコミュニティ技術導入の効果を実証し、その普及推進の検証を行うことを目的としています。尚、2012年10月8日、東京にて行われた第4回「日インドネシア経済合同フォーラム」において、本実証事業を早期に開始すべく取り組みを加速させることが日インドネシア両政府間で確認されています。
上記課題の解決に向け、以下の3項目を柱とするスマートコミュニティ技術をスルヤチプタ工業団地に導入し、その効果を実証すると共に将来の事業化に資するべく本実証事業を遂行します。
(1)電力品質の安定化技術(担当:富士電機)
配電自動化システムおよび電圧安定化装置を導入し、停電時間短縮、電圧安定化等の導入効果等を検証する。また、大容量UPS*1による高品質電力供給システムを導入し、停電・瞬低被害の低減等の導入効果を検証する。
(2)エネルギーマネジメントシステム導入による省エネ(担当:三菱電機・富士電機)
ICT*2技術を利用して動的な制御を行うDSM*3システムを導入して、その電力需要抑制効果を検証する。また、需要家側にてDSM要求の需要抑制を支援し、省エネを推進するツールとしてFEMS*4を導入し、その効果を検証する。
(3)上記(1)~(2)の基盤となるICTプラットホーム(担当:NTTコミュニケーションズ)
高品質な通信インフラ、クラウド基盤を提供する。
*1 UPS:Uninterruptible Power Supply
*2 ICT:Information & Communication Technology
*3 DSM:Demand Side Management
*4 FEMS:Factory Energy Management System
【写真】
プロジェクト予定地
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
電力系統の混雑緩和を実現するシステムのフィールド実証を開始
PR TIMES / 2024年5月10日 14時45分
-
「いえらぶCLOUD」と連携した「いえらぶ空室通電」を提供開始|いえらぶコミュニケーションズ
PR TIMES / 2024年4月23日 14時15分
-
緑が丘ネオポリスにおいて空間拡張システムの実証実験を開始
共同通信PRワイヤー / 2024年4月23日 10時18分
-
天候・土壌・害虫発生をモニタリングする「IoTanic」、インドネシアの農業をスマート化
Techable / 2024年4月15日 20時0分
-
【Snyk導入事例】三菱電機株式会社、デベロッパーセキュリティプラットフォームのSnykを導入
PR TIMES / 2024年4月15日 13時15分
ランキング
-
1「待遇に満足な社員」が会社を辞めてしまう真因 なぜ互いに「相思相愛」の関係が築けないのか
東洋経済オンライン / 2024年5月13日 8時30分
-
2京葉線だけの問題か? 快速の“大幅減”地域に厳しいダイヤ改正が断行される根本原因 議論に欠落した視点
乗りものニュース / 2024年5月13日 9時42分
-
3背水の住友ファーマ、窮地脱却を占う「次の焦点」 親会社の住友化学は「パートナー探し」を開始
東洋経済オンライン / 2024年5月13日 7時40分
-
4無味のミネラルウォーターが若年層に好まれる理由 23年過去最高の販売実績を記録した「サントリー天然水」 ブランドの牽引役は天然水本体
食品新聞 / 2024年5月12日 17時1分
-
5中央線「グリーン車導入」の増収効果は?JR東日本が明らかに 投資額は約860億円
乗りものニュース / 2024年5月13日 7時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください