国際学生デザイン・エンジニアリングコンペ James Dyson Award 2024、国際トップ20作品が決定
PR TIMES / 2024年10月16日 14時15分
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/42335/153/42335-153-6d95d9fa89ccde39d9d029777ac842d3-2244x413.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- ジェームズ ダイソン アワード国際トップ20作品が決定しました。
- 20作品には、化学療法中のがん患者のための携帯型頭皮冷却装置や、家庭から出た布廃棄物で作られた防音パネル、発展途上国を支援する電気を使わない酸素発生装置が選出されています。
- トップ20作品は、デザイン、エレクトロニクス、サステナビリティの各分野に精通した、世界で活躍するダイソンの14名のエンジニアが選定しています。
ジェームズ ダイソン財団は、次世代のエンジニアやデザイナーの支援・育成を目的に運営する国際学生デザイン・エンジニアリングコンペ、 James Dyson Award (ジェームズ ダイソン アワード、以下JDA)の国際トップ20作品を発表しました。2024年11月13日(水)には、ダイソン創業者兼チーフエンジニアのジェームズ ダイソンが、この20作品の中から国際最優秀賞を選出し、受賞者には賞金として30,000ポンド(約520万円*¹)が授与される予定です。
■社会の課題の解決に寄与する20作品
1. 医療機器と患者の状況改善に寄与
アイルランドのオリビア・ハンフリーズ(Olivia Humphreys)は、2019年に母親が乳がんによる化学療法を受けていた際、化学療法に伴う脱毛が患者に与える影響の大きさに直面したことをきっかけに、携帯型のバッテリー式頭皮冷却装置「Athena」を考案しました。また、英国のジョナサン・フィッシャー(Jonathan Fisher)は、パーキンソン病で歩行が困難になった父親の生活の質を向上させるために、ウェアラブルの医療機器「Peter」を発案しました。
2. 誰もが医療を受けられる環境を目指して
韓国の学生チームは、発展途上国を支援することを目的として、電気を使わずに酸素を発生させる「Oxynizer」という装置を開発しました。また、オーストリアのフィリップ・ニエチョイ(Philipp Niechoj)による「finGrip」は、誰でもよりスムーズにカテーテルを使える装置です。
3. 廃棄物と汚染の管理
オーストラリアのセ・イェク(Sze Yek)は、妹の未使用の小学校の制服をもとに、家庭で廃棄する布を裁断し使った音響パネル「Sorbet」を開発しました。また、シェーン・キー・フラ・ウィン(Shane Kyi Hla Win)とダニアル・スフィヤン・ビン・シャイフル(Danial Sufiyan Bin Shaiful)は、落下するカエデの種からヒントを得て、ラジオゾンデによる気象測定をより持続可能なものにする「Airxeed Radiosonde」を発案しました。
国際トップ20作品を選出した14名のダイソン エンジニアは、英国、シンガポール、マレーシア、フィリピンにあるダイソンの研究開発拠点で活躍しています。彼らは、デザインや製品の革新から、エレクトロニクス、サステナビリティに至るまで、幅広い専門知識を有しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/42335/153/42335-153-3df55d27f3e62b3bf2e7d08bba390c3c-776x776.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ダイソンのリード・デザイン・エンジニアであり、審査委員長のルミヤナ・ダンチェヴァ(Rumyana Dancheva)は、次のように述べています。
“今回の国際トップに選ばれた20作品は、将来が楽しみなものばかりでした。どれも世界や人々の生活をより良いものに変える可能性を秘めており、これらの才能にあふれる若い発明家たちが、自身のアイディアを製品化して広く展開されることを期待しています。”
トップ20 ショートリスト
[表: https://prtimes.jp/data/corp/42335/table/153_1_9f3373c5ef38528803ff3332d15296e3.jpg ]
*1 賞金参考金額: 1ポンド=174円 受賞発表時の為替相場に応じて換算予定
参考資料
ジェームズ ダイソン財団(James Dyson Foundation)
2002年に英国で設立されたジェームズ ダイソン財団は、現在では英国以外に、米国や日本、シンガポール、フィリピン、マレーシアといった世界中の国々で、デザイン、テクノロジー、エンジニアリング教育事業をサポートしています。ジェームズ ダイソンとジェームズ ダイソン財団はこれまでに慈善目的で1億4,000万ポンドを超える寄付を行ってきました。これには、インペリアル・カレッジ・ロンドンにダイソン スクール オブ デザイン エンジニアリングを設立するため行った1,200万ポンドの寄付や、ケンブリッジ大学にダイソン センター フォー エンジニアリング デザインおよびジェームズ ダイソン ビルの設立に向けた800万ポンドの寄付が含まれます。
ジェームズ ダイソン アワード(James Dyson Award)
ジェームズ ダイソン アワード( https://www.jamesdysonaward.org/ja-JP/ )は、同財団が毎年開催しているデザイン・エンジニアリングアワードで、デザインおよびエンジニアリングを学ぶ学生を対象としています。 2005年の開始以来、同賞は世界中で400以上の発明を支援し、その商業化をサポートする資金を提供してきました。
最新情報はJDAのInstagram( https://www.instagram.com/jamesdysonaward/?hl=en ※英語のみ)や、Dyson Newsroom( https://www.dyson.co.jp/community/news.aspx )でも随時ご案内します。
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