日本初の全国測量により作成された「幻の日本地図」といわれる「享保日本図」の測量原図を発見!【ふくやま草戸千軒ミュージアム】

PR TIMES / 2014年5月16日 10時12分

これまで現存しないと考えられていた原寸大の享保日本図の測量原図を発見【ふくやま草戸千軒ミュージアム】

 ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)が個人から寄託を受けた古地図コレクションの中に徳川吉宗ゆかりの「幻の地図」といわれる「享保日本図(日本で初めて全国を測量して作った日本地図)」の測量原図が見つかりました。



 ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)において,個人から寄託を受けた古地図コレクションの中に「幻の日本地図」といわれる「享保日本図」の測量原図があることが確認されました。
 享保日本図は,江戸幕府8代将軍徳川吉宗の命により製作された日本地図で,製作の記録はあるものの,現物については縮小図1点が確認されているのみです。
 今回発見されたものは「享保日本図」の製作過程を記録した測量原図(原寸大)で,縦152cm×横336cm,約21.6万分の1の縮尺で1725年頃の製作とみられます。全国203か所の観測点から目標物になる山などへの見通し線を示した朱線が描かれているのが特徴です。
 江戸幕府は6度の日本地図作成事業を行っていますが,5度目に日本で初めて全国的に測量を行っており,この図はその測量原図です。見通し線の交点で国絵図の再合成を行うことにより,それまでのものと比べて精度の高い日本図の製作に成功しました。
 今回見つかった測量原図は,平戸藩主の松浦静山(1760~1841)が入手し保管していたものとみられますが,福山市出身の守屋壽(もりやひさし)氏(東京都在住)が10年以上前に東京都内でこの図を購入しました。守屋氏は,この原図を含む古地図コレクション848 点を今年2月に同博物館へ寄託。その後,博物館の学芸員が寄託品を調査する中で重要な地図と判明しました。
 研究者は「当時の製作技術を語る上で貴重な資料であり,重要な意義を持つ新発見」と語っています。
 現物は,同博物館で現在公開中の展示会「未知なる世界への憧れと挑戦」において5月13日(火)から一般公開されています。

企画展
「 未知なる世界への憧れと挑戦~大航海時代から伊能忠敬,ペリーまで~守屋壽コレクションの粋 」
(1)会 期 6月8日(日)まで(月曜日は休館)
(2)会 場 ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)
       (広島県福山市西町二丁目4−1)
(3)内 容 国内屈指の古地図コレクションを中心とする「守屋壽コレクション」を本邦初公開。日本や西洋の地図に描
        かれた日本の形の変遷や,江戸時代の日本と外国との文化交流の様子を紹介。また,「鞆の浦」など瀬戸内
        海地域の果たした役割についても紹介。福山市鞆の浦歴史民俗資料館との共同開催。
(4)入館料 一般700円(560円),高・大学生520円(410円),小・中学生350円(280円)
         ( )内は前売券・20名以上の団体料金

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