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三菱重工冷熱、自然冷媒を使用した冷蔵・冷凍倉庫向け「C-LTSシリーズ」を開発

PR TIMES / 2020年10月1日 15時15分

従来の小型機をさらに小型・軽量化しエレベーター搬入可能サイズに

◆ 市場ニーズに応えて設置面積約31%・重量約27%ダウンを実現、倉庫内の搬入経路や設置場所の自由度を向上
◆ 小型・軽量化に加え、現場での組立・設置を大幅省力化、デザイン性や機能性も向上



三菱重工グループの三菱重工冷熱株式会社(社長:菊地 剛彦、本社:東京都港区)は、冷蔵・冷凍倉庫向けCO2/NH3自然冷媒冷却システム「C-LTSシリーズ」のラインアップに小型・軽量化した新型モデルを追加し、2020年秋から販売を開始します。R-22冷媒を使用した既存設備の更新需要が増加するなか、搬入・設置時のサイズや重量制限に対応した製品を求める市場ニーズに応えたもので、既存8機種のうち冷蔵・冷凍倉庫などで使われる小型機3機種を大幅に小型・軽量化し、デザイン性や機能性も高めた製品となっています。

[画像: https://prtimes.jp/i/25611/156/resize/d25611-156-120711-0.jpg ]


当シリーズは、地球温暖化抑制の観点から自然冷媒を採用しています。CO2冷媒は、オゾン破壊係数(ODP:Ozone Depletion Potential(注1))が0で地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential(注2))が1であり、NH3(アンモニア)冷媒はODPが0でGWPも1未満であることから、両冷媒ともに環境負荷が少なく安全な冷媒とされています。これらを併用する当シリーズは、NH3の高い冷媒性能を生かし、さらにCO2とNH3間で熱交換をさせることで-45℃~+10℃といった幅広い温度域での利用を可能とします。

今回のリニューアルでは、倉庫内における搬入経路や設置場所の自由度を上げるため、従来機と比較して設置面積は約31%、重量は約27%縮小・軽減したことで、エレベーターでも搬入可能なサイズ・重量としました。さらに、12インチの大型カラーモニターをタッチパネル式制御盤に採用し、コンプレッサなどの主要機器や操作弁を正面に集約したことで、高い機能性に加えメンテナンスのしやすさを向上させています。また、現地で取り付ける外板は簡易組み立てができる構造とし、外板に白や青などの色を加えてデザイン性も向上させました。

2016年10月の「モントリオール議定書・キガリ改正」を受け、気候変動防止に向けた取り組みが世界中で強化されるなか、日本でも冷蔵・冷凍倉庫や食品工場の冷蔵・凍結設備などにおいて、R-22冷媒を使用した既存設備から自然冷媒冷却システムへの転換が求められ更新需要の増加が見込まれています。この流れを受け三菱重工冷熱は、中小規模倉庫における既存設備の更新需要に対し、今回のモデルチェンジ機を提案していく予定です。

三菱重工冷熱は、今後も市場のニーズに沿った省エネ設備の開発に取り組み、安全・安心な自然冷媒冷却システムを展開することで、地球環境保全に貢献していきます。


(注1)オゾン破壊係数(ODP:Ozone Depletion Potential)とは、かつて冷凍機の冷媒として広く用いられていたCFC-11(トリクロロフルオロメタン)を1.0とした場合の相対値としてあらわす係数で、値が小さいほどオゾン層に与える破壊効果が少なくなります。
(注2)地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential)とは、CO2を1.0とした場合の相対値としてあらわす係数で、値が小さいほど環境性に優れます。

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