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栃木市上下水道局が、JAXAベンチャー天地人の開発する漏水リスク管理業務システム「天地人コンパス 宇宙水道局」を導入

PR TIMES / 2024年11月19日 13時45分



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45963/156/45963-156-76123816ab6467f5f20d50d59a5e2577-920x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


宇宙ビッグデータを活用し、水道事業体や指定業者の効率的な漏水調査の実現を支援するクラウド型マッピングサービス「天地人コンパス 宇宙水道局」を提供する、JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人(東京都中央区 代表取締役 櫻庭康人)が、栃木市上下水道局さまと契約したことをお知らせいたします。
日本の水道インフラが抱える社会課題
上水道の「水道管の老朽化」を背景に全国各地で大規模な漏水事故が相次いで発生しています。しかしながら、国内には約16万km(約22%)の管路が法定耐用年数を超えており、現状の手法では経年管の点検・維持・修繕を実施するには、多額の費用を要するうえに、広域、かつ、短期間で行うことは困難とされています。さらに今後は、少子高齢化・人口減少により料金収入や職員数の減少が見込まれるため、問題は深刻さを増す一方です。天地人は宇宙ビッグデータを活用し、これらの課題解決に寄与したいと考えています(出典:日本水道協会「水道統計」)
栃木市の水環境と水道局の取り組みのご紹介
栃木市は、太平山や三毳山などの山並みを北西部に、中央部から東南にかけては広大な関東平野を有し、市内を渡良瀬川や思川、巴波川、永野川、三杉川などの河川が流れ、豊富な地下水にも恵まれております。河川は市民の日常生活や農業用水源としても重要な役割を果たし、多くの生態系が共存しています。栃木市上下水道局さまでは、市民の皆様に安全な水道水を供給すると共に安心してご利用頂けるよう、水道施設の維持管理などに日々尽力されており、防災訓練や広報誌の発行など、市民向けのPRの取り組みも数多く実施されています。
「天地人コンパス 宇宙水道局」にあたって栃木市上下水道局さまのコメント
本市においては、有収率が県平均と比較し非常に低い状況であり、管路の漏水修理件数が非常に多く発生していることが有収率悪化の要因の一つとなっております。従来その対策として、漏水調査を配水量が増加傾向の配水区域を対象に、毎年路面音聴調査等による漏水調査の実施と修繕を行ってきました。しかしながら、調査区域も広域で調査に相応の期間や多大な費用を要しているのにもかかわらず、有収率の向上にはつながっていません。そこで、天地人による衛星画像を用いたAI技術を導入することで、漏水リスクが高い地域の絞り込みが可能となり効率的な漏水調査の実施と有収率の向上を期待しております。
「天地人コンパス 宇宙水道局」について
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45963/156/45963-156-70646044426ab190597e375f08ff746d-1000x504.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
画像は「天地人コンパス 宇宙水道局」のサンプルです。水道管の漏水リスクが相対的に高い場所を着色しています。漏水リスクの高低を5段階に分けており、赤色は漏水リスクの最も高い場所を指しています。

宇宙水道局は、衛星データとAI技術を駆使し、水道事業体や指定業者の効率的な漏水調査の実現を支援するクラウド型のマッピングサービスです。複数の人工衛星から取得するデータやオープンデータを活用し、100m四方の範囲で漏水リスクが高いエリアを特定します。電子化された給水台帳や配水管図と連携し、5段階評価の漏水リスクを一元管理。直感的で操作が簡単なインターフェースで、リアルタイムでデータを確認し、迅速な漏水検出と修理計画の立案を支援します。

本システムで日常的に漏水地点を登録・管理することで、蓄積した漏水データを基にAIが漏水リスクを再評価(精度向上が期待)することも可能です。2022年度に行った内閣府との実証実験や他自治体へのヒアリングを通して、点検費用は最大65%、調査期間が最大85%削減が期待できるとされています。

技術力の高さと導入ハードルの低さが評価され、厚生労働省、国土交通省、総務省などの各省庁が実施する「第7回インフラメンテナンス大賞」では厚生労働大臣賞を受賞。2023年のサービス提供開始から1年半で、20を超える自治体様に採用いただきました。(2024年11月現在)

- 人工衛星データの活用
複数の人工衛星から膨大なビッグデータを取得、気候変動の影響も踏まえた漏水リスクを事業体ごとにご提案します。
- AIによる漏水リスク評価
複数の人工衛星が観測したデータやオープンデータ、劣化・腐食要因や漏水発生情報等から機械学習(AI)を用いて統計学的に解析することで、評価精度を向上しています。
- 評価内容の確認・管理
クラウド型の漏水リスク管理業務システム「天地人コンパス 宇宙水道局」での評価内容を、モバイルPCによっていつでもどこでも確認可能です。現場での漏水調査の結果の入力・管理も可能となります。
- 検証・課題抽出
漏水調査結果や市民からの通報内容をナレッジ情報として図面上に保存・印刷できます。また、AIに学習させることで解析精度を高めることが期待できます。

■会社概要
会社名:株式会社 天地人
所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階
代表者:代表取締役 櫻庭 康人
事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
コーポレートサイト:https://tenchijin.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/tenchijin_pr
Facebook:https://www.facebook.com/tenchijin.pr/

<本件に関するお問い合わせ先>
漏水事業担当:白坂・上村・伊藤
お問合せ窓口:info-compass@tenchijin.co.jp

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