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熊本大学大学院先端科学研究部の松田俊郎特任准教授と木山真人助教が、第72回電気科学技術奨励賞を受賞しました

PR TIMES / 2024年10月3日 11時15分



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124365/156/124365-156-f56784b0862267ddaf17749806dc7c78-1585x789.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


この度、熊本大学大学院先端科学研究部の松田俊郎特任准教授と木山真人助教が第72回電気科学技術奨励賞を受賞しましたのでお知らせします。

【受賞題目】
「全国初の電動スクールバスの実証による地域の低炭素化、エネルギー地産地消、強靭化の取り組み」

【受賞者】
 熊本大学大学院先端科学研究部 松田俊郎(特任准教授)、木山真人(助教)

【業績内容】
<電動スクールバス実証事業について>
地域の低炭素化、エネルギー地産地消、強靭化、過疎地交通などの地域課題の解決と、導入が遅れている電動マイクロバスの普及を目的として、熊本大学が環境省事業を受託し、令和3年度から5年度にかけて、熊本県球磨村で実施した全国初の電動スクールバスの実証プロジェクト。
「太陽光発電が多い日中の電力を充電して走行し、夜間に地域に電力を供給し、災害発生時に地域の非常電源となる機能」を開発し、2年間1.4万kmに及ぶ実証試験を行い、スクールバスとしての実用性を確認し、効果と経済性をあきらかにして、電動スクールバス市場導入の見通しを得ている。
  (電動スクールバスの効果概要)
  1. CO2の大幅な削減 :従来バス比▲51%
・開発した日中充電制御により正味CO2排出量はさらに▲15%削減 
 ・将来の電力の脱炭素化実現でCO2排出ゼロ化
  2. 燃料費の大幅な低減 :従来バス比▲61%
  3. 地域に電力供給 :太陽光発電が多い日中の電力を夜間に供給(年間4MWh程度)
  4. 移動可能な非常電源 :避難所1~3日分の電力を供給 

(参考)電動スクールバス実証事業記録動画
https://www.youtube.com/watch?v=d0S_rdnVYmw

電気科学技術奨励賞について
電気科学技術奨励賞は、電気科学技術分野に関する発明、研究・実用化、ソフトウェア開発、教育等で優れた業績を上げた研究者、エンジニアを表彰する賞であり、1952年以降、わが国を代表する企業の先進技術・新製品が数多く表彰されてきました。

第72回(今年度)の受賞件数は26件(68名)ですが、大学単独の受賞は本学のみであり、熊本大学独自の脱炭素化/地域貢献の社会実装研究として推進した「電動スクールバス実証事業」が高く評価されたものと考えています。
第72回電気科学技術奨励賞の贈呈式は、11月22日(金)16時から学士会館 (東京都千代田区)で行われます。
(参考)電気化学技術奨励賞
https://shoureikai.or.jp/awards/index.html

(参考)第72回(今年度)受賞一覧
https://shoureikai.or.jp/img/awards/past/award_72.pdf


熊本大学でのカーボンニュートラル研究について
熊本大学では、2030年までを見据えた中長期的なビジョンとして「熊本大学イニシアティブ2030」を策定し、その中でカーボンニュートラルへの挑戦を掲げており、2050年のカーボンニュートラル(CO2排出量実質ゼロ)実現の為、さまざまな基礎研究、応用研究と地域連携活動を進めています。今後も学内外と連携し、実現に向けて取り組んでいきます。


【お問い合わせ先】
熊本大学大学院先端科学研究部
松田俊郎 特任准教授
TEL:096-342-3631
E-mail: toshiromatsuda※cs.kumamoto-u.ac.jp(※を@に置き換えてください)

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