【プレスリリース】南スーダン紛争 新たな戦闘で踏みにじられる人道支援

PR TIMES / 2014年3月4日 13時30分

日本人スタッフ(子どもの保護専門官)活動中



※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集した
ものです
※原文は  http://www.unicef.org/media/media_72743.html でごらんいただけます


【2014年3月3日 南スーダン・ジュバ発】

ユニセフは本日、南スーダンでの新たな戦闘の開始により、さらに数万人が避難を
余儀なくされる見込みだと発表しました。世界で最も若い国の危機は、厳しい局面
を迎えています。同国では、すでに約90万人が自宅を離れて避難しており、その
半数は子どもたちです。

ユニセフ緊急支援本部部長のテッド・チャイバンは「大惨事を回避するために懸命に
取り組んでいます。激しい戦闘と恐ろしい暴力を目の当たりにし、住民は自宅を
離れて避難し続けています。南スーダンの夢は、この国の子どもたちにとって悪夢と
なりつつあり、危機にさらされています」と述べました。


■上ナイル州で新たに3万人が避難
1月末の和平合意に調印したにも関わらず、政府軍と反政府軍の戦闘は数週間にわたり
激化しています。激しい武力衝突と2月の北部の上ナイル州の中心都市マラカルでの
教会や病院での住民殺害の報告に続き、戦闘は同州全土に拡大。これにより、新たに
3万人以上が避難しています。

チャイバン部長は「すでに、飲料水やトイレ、栄養、シェルターなどをわずかしか
得られていない女性や子ども、男性が大勢います。このような状況下では、子どもは
特に感染症にかかりやすく、食料も足りず、極めて厳しい状況におかれるのです」と
強調しました。

戦闘で住民や家畜も避難していることから、多くの人が収入を得られません。自宅は
略奪され、市場は破壊され、定期的な支援は妨害された結果、370万人が深刻な食糧
不足や感染症の発生、急性栄養不良に直面しています。


■暴力行為の残忍な爪あと、子どもにも
人道法への重大な侵害が各地で報告されており、紛争による子どもへの影響はとりわけ
深刻です。2カ月にわたり、男女にかかわらず子どもたちは殺害され、重傷を負い、
レイプされ、親を失って孤児となり、武装勢力に関与させられ、家を失いホームレスと
なりました。

「ユニセフのスタッフも、残虐行為の爪あとを個人的に目撃しています。この暴力を
正当化できる理由などどこにもありません。国際法の下で子どもも住民も守られるべき
ですが、暴力は続いており、さらなる国際法への違反がみられます」「この危機の
唯一の解決法は、政治的な対話です。雨季が近づいており、時間との闘いです。紛争を
停止すべきなのです。この危機への財政的な支援が増強されれば、ユニセフを含む
人道支援機関は、雨季が来る前に支援物資を前もって輸送し、支援サービスを強化して
子どもたちに支援を届けることができるのです」と、チャイバン部長は述べました。


■4月の雨季到来までに支援を届け終えることが急務
ユニセフは、比較的情勢が安定している間に国内の異なった地域で、水やトイレ、保健、
栄養の支援サービスを行っています。ユニセフとパートナー団体は、家族とはぐれた
子どもたちを見つけ出し、可能な場で心のケアをしています。ユニセフは、避難民が
多くいる場所では、心に傷を負った子どもたちに不可欠な教育を受けられるように、
施設の提供の支援も行っています。

2014年上半期の南スーダンにおける緊急人道支援として、ユニセフは7,500万米ドルを
要請しています。雨季が訪れると、多くの道が通行不能となるため、雨季より前に速やか
に支援物資を届け備蓄しておく必要があります。


* * *

同国では、日本人スタッフ(子どもの保護専門官)1名が支援活動にあたっています。
取材をご希望の際は、広報室(下記)までお問い合わせください。


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Doune Porter, Chief of Strategic Communication, UNICEF South Sudan;
Mobile: + 211(0)954 819 302 Email: dporter@unicef.org
James Elder, Regional Chief of Communication, UNICEF Eastern & Southern Africa;
Mobile: +254 71558 1222; Email: jelder@unicef.org
Sarah Crowe, UNICEF Chief, Crisis Communications NYHQ;
Mobile: +1 646 209 1590; Email: scrowe@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長
を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナー
と協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な
立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、
すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ
国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織
として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。
(www.unicef.or.jp)

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